Microsoft Cloud に新しいドメインが追加されるようです

時代は TLDトップレベルドメイン)を組織向けに拡張するところまで来ていたようです。

というわけで、 Microsoft 365 テックコミュニティ Blog に今後の Microsoft 製品は cloud.microsoft ドメインをメインに展開することが発表されました。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-blog/introducing-cloud-microsoft-a-unified-domain-for-microsoft-365/ba-p/3804961?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

microsoft.com ではなく、 cloud.microsoft というドメインなので注意しましょう。

詳細はコミュニティ Blog に記載がありますが、 2023 年 5 月以降にリリースされる新サービスから適用されるようで、今後 1 年程度をかけながら Microsoft 365 などの既存サービスにもこのドメインを拡張していくようです。

まだ詳細は追記されていませんが Microsoft 365 の IP 一覧にも cloud.microsoftドメインがノートとして追記されていました。

https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-365/enterprise/urls-and-ip-address-ranges?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

ドメインが閉じるのはまだ数年先かと思いますが、 .microsoft を信頼しておけばよいという簡単な信頼で済むようになるということなので、ネットワーク機器は早めに対応しておいてもよさそうですね。

ちょっと思っても見なかった方向性ですが、早期の更新も含めて利用を検討していきたいところですね!

音楽:Sailing

Microsoft 365 SharePoint Syntex が従量課金体系のみとなるようです

ここ最近、 Microsoft 365 で面白い機能といえば Microsoft 365 Copilot ですが、 Microsoft 365 では Copilot と同様に注目の AI 機能が提供されています。

それは SharePoint Syntex です。

SharePoint Syntex は以下の Learn を見るとイメージがわくと思うのですが、

データの格納先を利用する SharePoint に対し、そのデータを AI で読み取り自動的に構造化してくれるという機能です。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/syntex/syntex-overview?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

このイメージを見るとわかりやすいでしょうか。

PDF などでアップロードされた資料のフォーマットを AI が判断して SharePoint の列情報に格納するようなイメージですね。

今後 SharePoint × AI の起爆剤になる実力があるアドオンなのですが、どうも SharePoint という前提を取り払い、 Microsoft Syntex として従量課金体系に移行するようです。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-syntex-blog/microsoft-recognized-as-a-leader-in-forrester-wave-for-content/ba-p/3798091?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この資料によると 2023 年 6 月 30 日まではユーザー課金単位の SharePoint Syntex ライセンスを購入できるのですが、それ以降は従量課金の Microsoft Syntex を利用するように。という流れのようです。

なお、「従量課金と Microsoft 365 は相性が悪く、そのままでは利用することが出来ません。 Azure との連携が必要となるので注意しておきましょう。

設定方法は以下の Learn を参照すれば難しくないので、利用されている方は早めに設定を見ておくと良さそうです。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/syntex/syntex-azure-billing?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

しかしながら、課金形態を急に変えられると組織利用では予算を組むのが難しくなりますよねぇ。。。

もちろん購入済みのライセンスは期間が切れるまではそのまま利用できるので次の更新までに検討が出来れば問題はありません。

音楽:Silver River

Microsoft 365 フィード機能がフォーカスされていました

Microsoft 365 は組織の間で情報を共有するための手段として、多数の機能を有しておりますが、それらは結構な割合で独立した機能の集合体でした。

これらを集合させるためか、 Microsoft 365 のポータル画面にフィード機能が追加されたようです。

そしてその機能がフォーカスされていたので今回はこれを見ていきましょう。

職場で関連する人や興味を見つける。とあるように、自分自身の情報ではなく他者の情報を表示することが中心となる機能となっているようです。

まずはフィードから。以下 URL からアクセスすることが出来ます。

以下は表示がなされていませんが、 Viva Engage でフォローやフォローバックしたユーザーが対象となり、その方が何を行ったのか見ることが出来るようです。

https://www.microsoft365.com/feed?auth=2#/

この辺りはネットワークの管理タブを見るとわかるようになっています。

このタブを利用すればここからフォローを行うこともできるようになっているようです。フォローボタンはなぜかうまく動かなかったので、今後追加されるような機能なのかもしれません。

このフィードに関連する内容は以下のサポート情報に詳細が書かれています。

https://support.microsoft.com/ja-jp/office/9c190800-e348-46b7-9d46-41c628b80ebb?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この内容によると現状は SharePoint / OneDrive for Business / Exchange / Outlook / Teams といったものがフィードの対象となるとのこと。ようやく様々な機能の情報が一元統合されるということになるので、今後がとても楽しみな機能となっています。

この機能はぜひ活用して行きたいですね!

音楽:奇跡と退屈

Microsoft 365 Copilot の早期限定プレビューが開始されたようです

2023 年 5 月は Microsoft Build の開催月となるため、様々な製品発表がこれから行われるのかなと思っていました。

特に Microsoft 365 関連では Copilot のリリース時期の確定などがあるとよいなぁと考えていたのですが、それよりも先に Microsoft 365 Copilot の有料早期限定プレビューが開始されたという案内が行われていました。

https://blogs.microsoft.com/blog/2023/05/09/introducing-the-microsoft-365-copilot-early-access-program-and-2023-microsoft-work-trend-index/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

思っていた以上に速い登場だったのですが、残念ながら 600 社限定のプログラムとなっているようで申請方法などは公開されていませんでした。

しかしながら、このプレビューの後には Public Preview が考えられ、リリースもかなり近づいたのかなと思える状況です。

有料プレビューなのは、コンピューティング力が高くかかるということなのでしょうね。

そしてそれと同時に Microsoft 365 E3 , E5 に Semantic Index for Copilot という機能のリリースもアナウンスされました。

詳細は以下の Blog をチェックするとわかるかと思います。

https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2023/05/09/introducing-the-microsoft-365-copilot-early-access-program-and-new-capabilities-in-copilot/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

文章は上記ですが、以下の動画を見たほうがピンとくるかもしれませんね。

ワードを入力するタイプの検索ではなく、文章で検索する機能が提供されるということですね。もう Bing だ!

https://www.youtube.com/watch?v=KtsVRCsdvoU

といった形でワクワクするような案内となっていました。

ますます Microsoft Build での情報展開が楽しみになりますね!

音楽:アイドリング

Microsoft 365 SharePoint Syntex が従量課金体系のみとなるようです

ここ最近、 Microsoft 365 で面白い機能といえば Microsoft 365 Copilot ですが、 Microsoft 365 では Copilot と同様に注目の AI 機能が提供されています。

それは SharePoint Syntex です。

SharePoint Syntex は以下の Learn を見るとイメージがわくと思うのですが、

データの格納先を利用する SharePoint に対し、そのデータを AI で読み取り自動的に構造化してくれるという機能です。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/syntex/syntex-overview?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

このイメージを見るとわかりやすいでしょうか。

PDF などでアップロードされた資料のフォーマットを AI が判断して SharePoint の列情報に格納するようなイメージですね。

今後 SharePoint × AI の起爆剤になる実力があるアドオンなのですが、どうも SharePoint という前提を取り払い、 Microsoft Syntex として従量課金体系に移行するようです。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-syntex-blog/microsoft-recognized-as-a-leader-in-forrester-wave-for-content/ba-p/3798091?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この資料によると 2023 年 6 月 30 日まではユーザー課金単位の SharePoint Syntex ライセンスを購入できるのですが、それ以降は従量課金の Microsoft Syntex を利用するように。という流れのようです。

なお、「従量課金と Microsoft 365 は相性が悪く、そのままでは利用することが出来ません。 Azure との連携が必要となるので注意しておきましょう。

設定方法は以下の Learn を参照すれば難しくないので、利用されている方は早めに設定を見ておくと良さそうです。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/syntex/syntex-azure-billing?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

しかしながら、課金形態を急に変えられると組織利用では予算を組むのが難しくなりますよねぇ。。。

もちろん購入済みのライセンスは期間が切れるまではそのまま利用できるので次の更新までに検討が出来れば問題はありません。

音楽:Silver River

Windows 11 Insider Preview Build 25357 リリース

今週も Insider Program は元気に稼働しています。

Canary Channel : Build 25357

Dev Channel : Build 23451

Beta Channel :  Build 22621 / 22624.1690

ここ 2 週間ほどの動きを見ていると、 Dev Channel が Canary Channel よりも新機能を含んだ更新が行われるように感じますね。 Dev にするか Canary にするか、検討のしどころなのかもしれません。

私は今のところ、主マシンは Canary Channel を利用しているので、今回も zn_release になっています。

今回もエクスペリエンスは 25350 で止まっていますね。

今回の更新ではすべての Channel で、ウィジェットfacebook アプリが追加されたとなっていました。しかしながらこれまたいつも通り、少しずつ展開されるため、私にはまだ展開されてきませんでした。

Canary Channel では過去にアナウンスされたタスクトレイのサウンドについて、全体提供が開始されていました。

いままでスピーカーのマークだった右側のアイコンがケーブルっぽいものに変わっています。

そして、音量ミキサーに直結するようになっています。これで細かな音声制御が行えるようになりました!

サウンド系は、そろそろアプリごとに出力スピーカーを変えられるようになってほしいのですよねぇ、、、音楽をかけながらWeb会議する場合などはそれぞれ別のスピーカーに出力してほしいのですが、そういった機能が実装されたという話は聞かないですよね。やっぱりマイクでの相殺が難しいのかもしれません。

Dev Channel には Windows スポットライトの写真の詳細アイコンにおける設定が増えた旨がアナウンスされています。

Canary Channel では以下のように画像の切り替えと開くという 2 つの機能実装なのですが、 Dev Channel では詳細情報がこの右クリックにのってくるようです。ブラウザーを開かなくても情報が見えるのはなかなか良いですよね。

情報が付加されるという点では Dev Channel にはもう一つ、エクスプローラーのナビゲーションエリア( Shift + Alt + P )の詳細ウィンドウを表示させるためのボタンが追加されたようです。

Canary Channel の OneDrive アイコンがある場所に追加されるみたいですね。そしてこの詳細ウィンドウ内から共有やアクティビティチェックが行えるようになっているようです。

アクティビティが見られるのはよいですね。早く Canary Channel にも来てほしい機能です。

そのほか Dev Channel では Canary に実装されていたスタートメニューの Web サイトレコメンドやアカウント設定の追加機能などが配信されるようになったようです。これらは MSA を利用していると表示されるようなので活用している方は是非見てみましょう。

Canary Channel ではアナウンスにはなかったのですが、タスクトレイの拡張を開いたときにアニメーションするようになりました。キャレット^で表示される拡張のアイコンが開くと下向きになるという小技です。

こういった細かい演出は楽しいのでぜひ今後も増やしてもらいたいところです。

今回は Dev Channel とCanary Channel 間の調整の色合いが強い更新でした。

次はどのチャネルに動きがでるのか、楽しみですね。

音楽:Paradiso

Microsoft 365 SharePoint でサインイン不要な外部共有を有効化してみましょう

皆さんは Microsoft 365 を利用して情報の共有を行うとき、組織内の方とのやり取りにのみ利用されていますか?それとも組織に内外にとらわれず共有されていますでしょうか。

今回は SharePoint Online を用いて組織外と共有する方法を見ていきたいと思います。

基本的に単純に共有するだけであればファイルを選択して権限を付与するだけで組織内外とやり取りを行うことができますが、利用者を特定しないような使い方を行いたい場合は SharePoint 管理センターからサイトの共有の設定を変更する必要があります。

基本的にはすべての利用者に対して権限を開放するとデータの安全性に問題が生じるため、限定された利用法になると思います。

そのため、この設定自体もサイトごとにしか行えないようになっているので、認識しておくと良いでしょう。

設定は以下の管理センターから行います。テナント名のところに自身のテナント名を入れましょう。

https://テナント名-admin.sharepoint.com/_layouts/15/online/AdminHome.aspx#/siteManagement

アクティブなサイト一覧でサイトを選んだら三点リーダーから共有を押していきます。

すると、以下の画面が表示されるので「すべてのユーザー」を選び保存を押しましょう。

これでサインインが不要な状態を作ることが出来ました。

設定を変更した直後から設定が有効になります。

SharePoint サイトで共有を押し、リンクの送信ダイアログの権限を見てみましょう。

このようにすべてのユーザーを選択できるようになりました。

組織外のユーザー(メールアドレス)を入力すると、組織外である旨が表示されるのみとなっています。これで相手を特定せずに共有が出来るようになりました。

この共有は OneDrive for Business でも行うことが出来ます。ただしやり方が異なるので、詳細は以下の Learn をチェックしてみるとよいでしょう。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/troubleshoot/sharing-and-permissions/sharing-options-grayed-out-when-sharing-from-sharepoint-online-or-onedrive?WT.mc_id=M365-MVP-5002496#check-the-external-sharing-settings-for-the-site-that-you-want-to-share-from

この権限はかなり強く、使い方を間違えると情報漏出にもなるので必要な場面を限定して利用してみるとよいでしょう。

音楽:豹