Microsoft Edge アプリなどに Bing Chat が搭載されました

Microsoft Build 2023 が完了し、様々な機能がリリースされ始めているようです。先日案内した Dev Home をはじめ、 Windows Insider にて Dev Drive が利用できるようになり、さらに今度はスマホアプリの Edge に Bing Chat が搭載されるようになりました。

こんな形で下部に b のマークが表示されるように。ここから Bing Chat を起動することが出来ます。

そのまま動かしてみましょう。

もちろん音声入力も行えます。

この辺りは PC でもできるはできますが、やっぱりスマホアプリではやりやすさが違いますね。

使い勝手は PC 版と何ら変わりありません。

違いがあるとすると、会話のスタイルにプレビューの表示がないというところでしょうか。

Edge の PC 版では以下のようにプレビュー表記があるんですよね。

ちなみにこの Bing Chat が搭載されたのは Edge だけではないようです。

以下は Microsoft Start アプリです。ここにも Bing Chat のアイコンが表示されました。

私はサインインして利用していなかったため、ボタンをクリックしたところサインインを促されました。利用にあたってはサインインが必要となっているようです。

また当然ながらですが、 Bing アプリも同じように Bing Chat が搭載されています。

もう Microsoft のアプリには b マークが必須となっているのではないかというくらいの出現率ですね。とはいっても Microsoft 365 関連のアプリにはついていない状態ではあるのですが。

今後も Bing Chat は様々な場面で利用されるようになるのかと思われます。

今のうちに利用方法を覚えておくと今後、活用できそうですね。

音楽:The Ship

Microsoft 365 Outlook のユーザーアイコンとチェックボックスを見てみましょう

Microsoft 365 の Outlook on the Web は UI が Outlook のデスクトップ版と違い、メールの一覧に送信者のアイコンやイニシャルが表示されるようになっています。

この送信者のアイコン、カーソルを重ねるとチェックボックスに変わるのですが皆さん利用したことはありますか?

以下イメージの中央の丸型アイコンです。

このアイコンをポイントすると画像が消えてチェックボックスが現れるのです。

このチェックボックスは複数選択することもできるようになっています。一つ選択すると、ほかの画像は消え、単純なチェックボックスに早変わりします。

この表示方法を用いれば場所が節約されるのでとても使い勝手が良いですよね。

このユーザーアイコンは非表示にすることもできます。

設定画面を表示し、メール ‐ レイアウトから送信者の画像にある項目で制御することが出来ます。

画像を表示しない設定にしておくと以下のように常にチェックボックス用のスキマだけが表示されるようになるのです。

ネットワーク負荷を下げたかったり、画像が不要という場合はこの設定を変えて表示を行わないようにするとよいでしょう。

このアイコンはデスクトップ版の Outlook では表示されませんが、今後変更が予定されている新 UI では、 Outlook on the Web と同等のものに変わるため、この動きになる予定です。デスクトップ版を利用されている方もこの動きも覚えておくと今後に役立ちますよ!

音楽:Atomic Bird

Microsoft 365 Teams 検索がバージョンアップするようです

Teams を長く使っていると過去のやり取りを調べたくなることがあるかと思います。そんな時に利用するのが Ctrl + F で行う検索です。

この検索、ちょっと使いにくいのですが押すと上部の検索ボックスに /find の文字が表示され、選択しているチャットやチャネルが出てきてその中で検索されていることが分かるようになっています。

しかし 2023 年 6 月中旬以降はさらにわかりやすくするため、検索を右ペインで行うインターフェースに改良されることがアナウンスされました。

Microsoft 365 メッセージセンターにはそのイメージが載っているのですが、右側にあるようにチャットやチャネルから検索文字列を入れるとその文字列が含まれる個所が一覧で表示されるようになります。

見ての通りヒットした箇所が太文字になった前後文が含まれるので、一目でどのようなやり取りがなされていたのかわかります。
そして何より大きいのは検索中に現在のやり取りが見られることでしょう。

実際の利用シーンで行くと、返信しようとしたときに前のやり取りを見る。というようなシチュエーションが多くあるはずで、メッセージの入力を行いながら過去をチェックできるという状態はとても有用なのかと感じました。

ちなみに新しい Teams では Ctrl + F の検索もまだ搭載されていなので、このパターンはぜひ搭載してほしいところです。

検索機能はメッセージやり取りの要となるものです。活用度合いを広げていくとよりよいやり取りが生まれるので、活用を進めていくことをお薦めします!

音楽:Prism

Microsoft 365 Yammer の Viva Engage 化が年内に完了するようです

最近管理者で Yammer にアクセスしていなかったのですが、久々に管理者でサインインしたところ 6 月末に Viva Engage 化することが明言されていました。

https://web.yammer.com/main/

Microsoft 365 にしては珍しく、リブランドに当たってリソースキットが提供されており、その中に Viva Engage のアイコンセットも一緒に入っていました。

https://aka.ms/VivaEngage/Resource/Rebrandkit

包み込むアイコンですね。 Microsoft 365 のアイコンはパートナーネットワーク位しか入手方法がなかったはずなので、今回の対応を契機にほかのアイコンもリリースしてほしいくらいなのですが、それくらいうれしい対応ですね。

一緒に入っていた資料を見ると、 2023 年 6 月 28 日に PWA と Web / SharePoint で名前変更が発生し、 2023 年末に URL も含めた変更が行われるという流れになったようです。

URL の変更も基本はリダイレクトされるようなので、管理者側の変更作業は特に意識不要のように見受けられました。

ただし通知メールのアドレスは変わるようなので、注意が必要ですね。(変更後のアドレスは今後の周知となるようです。)

6 月 14 日には一般ユーザーにも Viva Engage 化がアナウンスされるようなので、先んじて説明を行っておくのもよいかもしれませんね。

音楽:トランスフォーメーション

Microsoft 365 Outlook on the Web からの添付返信が EOS となるようです

Outlook on the Web はブラウザーで大半の操作を完結できる優れた UI を持っています。

しかしながら自身の UI の中で何でも解決すべきという流れの中で使い勝手は悪いものの搭載が継続して行われたというものも多くありました。

そのうちの一つ、プレビューされた Office ファイルから、編集と返信を同時に行える機能が用意されていたのですが、この機能、 2023 年 6 月で終了となる方向になったようです。

以下イメージを見てもらうとわかると思うのですが、メールを開いて添付をプレビューすると、プレビュー画面の上部に Outlook on the Web から Office アプリに切り換えるもしくは編集して返信するための項目が表示されます。

この編集して返信ボタンがクローズするということですね。

このボタンを押すと左側に Office for the Web が表示され、右側に返信画面が表示されるという、かなり解像度が大きい PC でないと何とも使いにくい感じだったのです。この辺りを鑑みて終了させる方向にしたものと思われますね。

ちなみにデスクトップ版の Outlook (現行版)ではプレビューのみが行えるようになっているため、もしかしたら気が付かない人もいらっしゃるのかもしれません。

新しい Outlook ( PWA 版に近い UI のバージョン)では Outlook on the Web と同様に編集して返信を行えるので、本リリース前に機能がなくなるようなイメージになりそうでうs。

今後、こういったシチュエーションでは、添付ファイルをクラウドに保存し、そのファイルを編集したのちにメールに再リンクするという流れが必要となります。

少し手数は増えますが、 OneDrive や SharePoint を経由させることでファイルの所在を管理しやすくなるので、長所が増えるというところかもしれませんね。

今後も発展的変更は続くと思いますが、うまく取り入れて活用して行きましょう!

音楽:The man in the desert

Windows 11 Insider Preview Build 25375 リリース

Microsoft Build 2023 も無事閉幕し、 Windows Insider Program も平常運転が戻ってきたようです。

各種リリースは以下の通りです。

Canary Channel に Build 25375 ( 実は同週に 25370 もリリースされていました)

Dev Channel に Build 23466

Beta Channel に Build 22621.1825 と 22631.1825

Beta Channel は今まで機能無効化バージョンが 22621 で新機能有効化バージョンが 22624 だったのですが、新機能有効化バージョンは 22631 にバージョンが上がったようです。

Canary Channel は今回も zn_release での登場となっていました。

今までとの違いは 23H2 の文字が出たことでしょうか。

Canary は特定バージョンと紐づかないことになっているので、若干イメージが異なるところではありますが、このバージョンはその前段になっている。ということを示したいのかもしれませんね。

このバージョンはあまり変化点がアナウンスされていないのですが、その中でも Wi-Fi の詳細設定を見る機能は覚えておいたほうが良いかもしれません。

設定アプリの ネットワークとインターネット - ネットワークの詳細設定にその他のアダプター オプションが追加され、編集ボタンをクリックすると旧来からある Wi-Fi のプロパティ画面が開くようになりました。

利用するプロトコルの変更などここから行うこともあるともうので、入り方の一つとして覚えてきたいですね。

さらに既知のネットワークを管理の画面から Wi-Fi のセキュリティキーをチェックする機能が追加されているようです。上記と同様に Wi-Fi に入り、既知のネットワークを管理からネットワークを選択することで新機能を見ることが出来ます。

Wi-Fi セキュリティキーの表示ですね。ビューを押すと、、、

こんな感じにダイアログ表示されます。選択すればコピーも可能でした。

この機能は Dev Channel にも実装されたみたいですね。

そのほか、 Arm64 での TPM サポート拡張や DLP ポリシーの適用などがアナウンスされていましたが、あまり大きな変更はなかったようです。

Beta Channel もバグフィックスが中心となっており、大きな点はリッチテキストの印刷時におけるメモリリークを直したようです。かなりの量のフィックスが行われたようなので、 Beta Channel 利用者は確実に更新をかけておきたい内容となっていました。

変化が一番大きかったのは Dev Channel です。

やはり主戦場は Dev Channel に移動したようで、 Build 2023 でアナウンスされた機能は Dev Channel にきているみたいです。

開発環境向けの環境を整備するため、 GitHub と連動を行う Dev Home という機能が Build 2023 で発表されていますが、それに対応するように Dev Drive という、データ格納領域を仮想化する機能が利用できるようになったようです。 ReFS というファイルシステムで仮想ディスクをフォーマットするような内容なのですが、 ReFS は Server 向けのファイルシステムだったので、クライアント OS 向けに出てくるとは思いませんでした。

Defender の動作具合を調整するみたいで、今までのデプロイを相当に速くする可能性のある仕組みとなっているようです。

そのほか、バックアップからのリストア時にアプリを自動インストールする機能が追加されていたり、音声入力でテキストファイルを修正するようなことまでできるようになったとのこと。

絵文字が新しくなったり、タスクバーをアイコンごとに集約しない機能が追加されていたりするようです。

Dev Channel には楽しそうな機能がいっぱいですね。

今回のバージョンは、 Canary と Dev で ISO が出たようです。

https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewiso?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

早く触ってみたい方は、 ISO からインストールすると簡単に確認することが出来ますね。

音楽:洋上北部

Microsoft 365 OneDrive for Business の共有機能が新しくなるようです

2023 年 5 月下旬から 6 月末にかけて、 OneDrive for Business の共有機能が更新され、わかりやすくなることが Microsoft 365 メッセージセンターでアナウンスされていました。

現在の共有ダイアログは以下のようになっており、メールでリンクを送信する場合とリンクアドレスをコピーする場合とで設定の位置が分かれており、上下に共有範囲を決める機能が実装されていたんですよね。

これが上部の右上 1 か所になり、ボタンも位置を変更し分かりやすくなるようです。

その新規イメージは以下の形になるとのこと。

共有ダイアログを表示する方法もだんだんと変化しており、今はファイルを選択しなくてもポイントするだけで共有用のボタンが表示されるような作りに変わっています。

今までは選択後に上部の共有ボタンを押したり、三点リーダーの共有ボタンを押すといった方法が主流でしたよね。

【ファイルやフォルダーを選択すると上部に共有ボタンが表示されます】

【もちろん選択後に三点リーダーのメニューから選ぶことも可能です】

ファイルサーバーベースの環境と比べた時、一番変化があるのはこの共有になるかと思います。

この機能を使いこなすことが出来れば、クラウドのファイル環境を利用する意味が出てくるのでファイル共有の機能は使いこなしたいところですね!

音楽:パイロット