Microsoft Edge サイドバーの Drop が面白いです

Microsoft Edge のサイドバーの進化が止まりません。

Bing Chat がリリースされてからなのか、バージョン 111 では b の文字が強調される作りに変わっていました。

そんな変化があったときは、バーの下にある + ボタンを一度押してみてください。

ページに関するものもいくつか増えていますね。日本向けに内容のカスタマイズが行われた感がします。こういったローカルカスタマイズは重要ですね。

さらに今回はアプリが一つ追加となっています。一番下にある Drop というものです。

これがかなり面白い機能に仕上がっていました。

Drop を開くとその機能が分かるようになっています。モバイルデバイスと PC 間でデータのやり取りを簡単にするためのものですね。

開始を押すとチャットのような形式でデータのやり取りが行えるインターフェースが提供されていました。
+ ボタンを押してファイルを選択したり、文字をそのまま送り付けるといった使い方ができるようです。もちろん名前の通りで、 Drop も行えるようになっている形です。

ここにファイルをアップロードするとこんな感じの見た目になります。

なんだか Teams と同じようなイメージですね。

スマホの Edge アプリ側を見てみましょう。

Edge を起動すると、こんな形に通知が入ってきました。

開くとこんな感じに表示されます。送った時間がずれているのがちょっときになるところですが、単なるファイルストレージとは違う感じなのでしょう。

このアプリは Edge アプリ下部のメニューからも開くことが出来ます。

ちなみに PC 側から設定を見ると、ストレージのサイズが OneDrive for Business のものになっていました。 Edge のプロファイルからデータをとっているのかと思います。

というわけで OneDrive for Business をみてみたところ Microsoft Edge Drop Files というフォルダーが作られていました。
ファイルはここに格納されるようです。

残念ながらチャットに入れた文字はどこに行くのかはわかりませんでしたが、 Teams と同じように Microsoft アカウントや組織アカウントのメタデータとして格納されるんでしょうね。

これからの単純なマシン間のやりとりは、この Drop を使えばよいですね。

ぜひ活用して行きましょう。

音楽:Element's

Microsoft 365 Loop がパブリックプレビューになりました!

2023 年 3 月のマイクロソフトは、この時を待ちわびていたかのように新製品を続々と利用できるようにしているように感じます。

今回は Loop のアプリバージョンがプレビューに現れました。

アドレスは以下となっています。

https://loop.microsoft.com/

Microsoft 365 組織アカウントを持っており、管理者が有効にしていた場合はサインインを押すことで利用できるようになります。

中に入ると Welcome ページが表示されます。

これ、実は Loop のファイルになっており、すでにこの内容の編集ができるようになっているんですよね。面白い仕掛けです。

下のほうに行くと Ignite 2022 で案内があったときのようなアイコンが表示されました!この図は分かりやすいですね。

いろいろな人がそれぞれ行いたいことを一つのキャンバス上で行っている。この形が Loop を表しています。

新着順のページを開くと、過去に作った Loop コンポーネントが表示されました。

これらは Outlook や Teams にある Loop から作ったものですね。過去の機能と連動して表示してくれるみたいです。

ユーザーマークの脇にあるのは設定ボタンとバージョン情報が格納されたメニューでした。

今のところ設定画面にはまだ機能が搭載されていな状況になっています。

今後の拡張が期待されますね!

今回は軽く概要の紹介に留めますが、この Loop も 2023 年の Microsoft 365 の目玉になるアプリのはずです。

ぜひ今後に期待しておきましょう。

音楽:ワンスサマー

Microsoft Bing Image Creator がオープンしました

やっぱり Bing の成長は目を見張るべき水準になったのかもしれません。

Chat が話題になっていたと思ったら、なんと画像を生成する機能が追加されたようです。

Chat の初期と同じように、日本語がちょっと不自由な感じのサイト構成ですが、間違いなく Bing の一部のようです笑

https://www.bing.com/create

参加して作成を押すことで画像の作成ができるようです。

まずはサインインからですが、今のところ MSA のみが対象となっています。組織 ID は利用できませんでした。

このページは黒基調のとてもスタイリッシュな作りになっています。

肝心の画像作成ですが、週ごとに作成できる件数が決まっているようです。

画面右側にあるコインのようなマークがそれで、ブーストと呼ぶようです。

これがなくなると速度が遅くなるようですね。コンピューティング能力を使う機能なので、こういった制約は仕方ないところです。

試しに日本語で文を打ってみました。

すると、、、英語のみがサポート対象なんですね。残念。

気を取り直して英語で入力し、画像作成ボタンを押してみました。

いい具合にタコっぽさが出ていますね。( 以下は oct tap を描いてみたところです)

始めて作成するとこんな感じにほめてくれます。これも面白い。

右側にお任せで探すというボタンがあったので押してみました。

すると作成したい絵の元になる文章が作られます。こんなところで Bing Chat の能力が生きています笑

出来上がったのはこんな感じ。デジタルアート感が出ていますね。

さて、この機能、ほぼ Microsoft Desinger と同じなのですよね。

Desinger は Microsoft 365 の一部なので今後は使い分けが出てくるのかもしれません。

しかしながらことらは待ちリストが無いようなので、気軽に試せますね。

それぞれの特徴は今後のアナウンスに期待しておきましょう。

音楽:Kissing the christmas killer

Microsoft 365 Teams にグリーンスクリーン機能が追加されました

Microsoft 365 の中でも Teams はここ数年主要機能の座に君臨してきましたが Mesh for Teams のリリースが行われないまま長き月日が過ぎ去っていきました。

そろそろ新機能のリリースがある頃かな。と思っていたところ、Mesh の前にグリーン スクリーン機能がリリース目前となったようです。

グリーンスクリーン機能とはその名の通り背景をグリーンにすることで透過させる技術です。一般的にはクロマキー合成とうたわれるものですね。

この機能は Web 会議でカメラをオンにしたとき表示される背景設定の一部となっています。

説明欄を見るとあるように、仮想背景を利用している場合で背景が単色であれば、背景を抜き出す時によりきれいに行うことができるというわけですね。

設定を行おうとするとデバイスのページに飛ばされます。

ここにある緑の画面が機能本体ですね。

利用方法はいたって簡単で、トグルスイッチをオンにしたうえで、右側のパレットのようなところをクリックして背景色をスポイトで取り出すだけとなっています。

そのため、緑の画面という機能名ではあるものの、背景色が緑である必要は必ずしもないということです。

また一色だけをくり抜く機能なので、一部の背景を残したいというときにも利用できますね。

背景を自動で切り抜ける今、あまり使いどころが多くないかもしれませんが、使いこなせれば面白くなるのではないでしょうか。

この機能、 3 月下旬までにパブリックプレビューを行い、 4 月下旬までにリリースされる予定なので、ぜひ追っておくと良いでしょう。

音楽:Din Don Dan Dan

Microsoft 365 Windows 版 Outlook の Web ベース版が一般リリースされるようです

Office Insider の方は少し前から利用できていた WindowsOutlook の Web ベース版ですが、 2023 年 4 月から 6 月にかけて現在のチャネルと月次 Channel にリリースされるようです。

この Outlook の新バージョンは起動後右上にある「新しい Outlook を試す」をオンにすることで利用できるようになります。

4 月以降、このトグルスイッチが表示されるようになるということですね。

このトグルをオンにすると今の Insider バージョンでは以下のようにプレビュー段階である旨が表示されますが、これも表示されなくなるということかと思います。

ちなみに、久々にトグルをオンにしたところエラーになりました汗

これは Web ベースになったことが影響しているのかと思いますが、アプリ側の状態と Web 側の状態に差があるとエラーになるみたいですね。

これが表示されたら Win + R でファイルを指定して実行を行いましょう。

以下コマンドを入力すると Outlook がアップグレードされ、起動できるようになります。

olk.exe -forceupdate

先ほどのダイアログでは 1 件のアカウントのみサポートとなっていましたが、すでにアカウント追加ボタンも作られており、増やすことが出来そうでした。

ただ、今のところ Microsoft 365 のみが対象となっています。 4 月からは Gmail や Yahoo メールに対応するような方向のようです。

ちなみにこの新しいインターフェースを無効にしたい場合は今のうちに以下レジストリを作成しておきましょう。

コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options\General

HideNewOutlookToggle

DWORD 1

こうすることで今までの Outlook のままとなり、トグルスイッチも表示されなくなります。

これは、 Outlook のアドインを利用している場合に必要な状態となっており VSTO と呼ばれる機能を使ったアドインは新しい Outlook に対応していないのです。

早いうちに Office アドインに切り換えるようにしておくことが重要となります。

ちなみに新しい Outlook はウィンドウモードに弱いようです。

画面を最大画面以外で使っていたら画面が崩れました。

こういったところをすぐに直せるのは Web ベースの利点となると思います。

こういったスピード感を優先する方針になるのでしょうね。これからは。

音楽:夜明けのオクターブ

Windows 11 Insider Preview 3 月 13 週のリリース

今回より Windows 11 のリリース情報については Dev Channel の番号ではなくその週のリリースとしてお届けさせていただこうと思います。

というのも、先週お伝えしたように、 Windows のインサイダー提供方式が装いを新たに、 Canary Channel を用意してきたからです。

https://blogs.windows.com/windows-insider/2023/03/06/whats-coming-for-the-windows-insider-program-in-2023/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この Chanary Channel は不定期更新となり、バグフィックス中心の場合は変更点の連携もないとのことなので、ちょっと今までとはやり方を変えてみたいと思います。

今週の Canary は更新が無く、Beta Channel と Windows 11 オリジナルリリースの Release Preview Channel が更新されました。

更に Windows 10 の 22H2 の Release Preview Channel も更新が入っています。

【以下は Canary Channel で、更新がありませんでした】

今回の更新では Beta Channel が Build 22621.1465 、22624.1465 にバージョンアップしています。

このバージョンでライブキャプションが日本語でも利用できるようになっています。ライブキャプションを利用したい場合は Win + Ctrl + L で起動することができます。

動画サイトなどで利用すると音をオンにしなくてもある程度内容が分かるようになるので、キャプションが用意されていないときは特におすすめです。

また、タッチキーボードの表示方法の設定も行えるようになっています。

この機能、旧 Dev Channel でもリリースされているのですが、全体じゃなく一部リリースだったのですよね。 Canary Channel になった今もまだ表示されないので、人によっては Beta Channel のほうが早く見えるようになっているかもしれません。

さらにこのバージョンでは、キオスクモードに改善が入っており、複数のアプリをキオスクとして設定できるようになったようです。

今までは 1 つのみでしたから、使い勝手の幅が広がりますね。

キオスクモードは特定アプリだけを起動できるようにするモードなので、デジタルサイネージなど特定用途でしか使わないの一般にはあまり認知されていないかもしれません。

この設定は以下の Learn を見ると使い方が分かります。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/configuration/kiosk-mdm-bridge?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

ほか、 Release Preview Channel はプリンタの互換性が改善するなどバグフィックスが中心となっています。

今後どのような流れになるのかわかりませんが、いろいろな機能が使えるようになっていくとよいですね!

音楽:水仕事

Microsoft Edge サイドバーが更新されています

2023 年 3 月に Microsoft Edge のサイドバーに bing Chat が追加されたのですが、さらに見栄えが更新されました。

bing Chat が強調され、検索ボタンと位置が入れ替わっています。

更にツールの項目も変更され、緑色基調から赤色基調に変わっていました。

bing Chat のマークを押すと、検出という機能が表示されます。

これは表示されているサイトに関連したページをお薦めとして表示してくれるところのようです。

以下は microsoft.com にアクセスした場合の表示です。

ページのトピックはページごとに検出されるため、見ているページによって幅がありそうでした。
ちなみに Microsoft 365 のサイトを見ているときは、そのページの内容は出てこなかったのですが、  Microsoft Start などのニュースサイトを見ていると、そのニュースに可憐した内容が表示される形だったので、パブリックサイトかどうかなどを見てデータを送るか決めているように思いました。

以下は Microsoft Start のニュースリンクをたどっていった状態なのですが、ニュースタイトルの中からトピックを見つけ出しているように見えました。そのため、検出を開きっぱなしでサイトを見ているといろいろな関連ワードが抽出され面白い感じでした。

今まで一番上にあった検索は一つ位置がずれで2番目の場所に書かれることになったようです。これを開いた時の動作はあまり変わらないですね。 bing が開くのみという感じなので、とっさに検索したいときなどに利用するとよいでしょう。

他、ツールの色の変更については動作上の変化はなく、電卓、辞書、翻訳、単位変換から成り立っています。

今では順序が変えられなかったように記憶していたのですが、設定画面を利用すると順序の入れ替えができるようです。メニューの一番左側ですね。

サイドバーへの力の入れ具合はかなり高いので、とても速い頻度で新しい機能が出てくる感じがしています。

ぜひサイドバーを利用し、どのような機能が内包されているのかチェックしてみてはいかがでしょうか。

音楽:通信