Windows 11 Paint がバージョンアップしています

Windows 11 Insider Preview の Canary と Dev にてペイントアプリに進化が入ったようです。

まだ私のところではその進化の一変しかきていないのですが、紹介していきたいと思います。

まずペイントですが、 Windows 10 の一時、 EOS という話も出たほどに世間からオワコンとして見られていたことはご存じでしょうか。

その頃は UI も Windows XP のころから変化もほとんどなく終了も仕方ないことな冠と思っていたのですが、その軽快な動作などから私を含む一部の愛好家からの支持を受けて EOS が撤回されるというとても数奇な運命をたどったアプリなのです。

今回の更新では線の幅が選択式からスライダー式に変わったというアナウンスが入っていました。

スライダーがないとこんな感じに 4 種類からの選択となるのですが、新方式が適用されスライドできるようになるとシームレスにポイント数を変更できるようになるようです。残念ながらこの機能はまだ私のところでは利用できませんでした。

そのほか、 Ctrl + Shift + B で背景の色を変更できる機能が追加されています。

色パレットが開くので、選択をするとそのまま背景にすることができます。

ショートカットが用意されていると楽ですね。

さらに Ctrl + Shift + H で背景を非表示にすることもできます。背景に色を付けておくと白っぽい色の塗りがやりやすくなり、背景非表示で最終形態でどう見えるのかを確認しやすくするといった使い方ができそうですね。

さらに Ctrl + Shift + C を使えば見えているレイヤーのみコピーすることができるので、さらに編集がやりやすくなります。

もちろん数万円するようなペイントアプリには遠く及びませんが、ちょっとレタッチしたいというときにはまだまだペイントアプリは健在です。

最近利用していないという人は、ぜひ一度試してみてください。お気に入りのアプリになるかもしれませんよ!

音楽:hounds

Windows 11 Insider Preview Build 26080 リリース

3 週間ぶりに Dev Channel にリリースが行われ、Build 26080 がリリースされています。

Release Preview Channel : Build 19045.4233 ( Win 10 22H2 )

Beta Channel : Build 22635.3350

Dev Channel : Build 26080.1100

Canary Channel : Build 260801.1

Release Preview Channel では Windows スポットライトが実装されました。

また、ロック画面の天気表示機能など Windows 11 で実装済みの機能が Windows 10 にも用意されるようになってきました。さらに、 Windows 11 にアップグレードが可能な状態にある場合はサインイン時に通知がなされるようになっているとのこと。

やっぱりこの動きを見ると FU や QU という考え方を改めざるを得ない感じですね。

機能は追加されるものとして意識しておけば大きな問題になることはないと思いますが、伝え忘れることがないように組織内で統制をかけておくことを忘れないようにしたいですね。

Beta Channel はバグフィックスだけとなります。

今回は Canary / Dev Channel に更新が多く入っています。

まずは Teams です。組織向け Teams と個人向け Teams は今まで別のものでしたが、同じ Teams でアカウントを切り替えて使えるようになっています。

以下は MSA をアカウント追加した時の画面です。

初めてりようするときは以下のようなバナーが表示されるようです。

動画になっているので今までと一味違うバナーでした。

ちなみに切り替えはできたのですが、アプリは別のままなようで、白地に紫の T が個人用となっているのは今までと変わらないようです。

そのほか、 Canary Channel でリリースされていた Copilot in Windows の追加アクションと Power Automate との連携が Dev Channel でも利用できるようになったとのこと。

例えば以下のように Bluetooth の操作は Copilot in Windows から可能になっています。

この辺りは徐々にリリースとのことなので、動かない場合は少し待ってみるとよいでしょう。

今回 Dev および Canary は ISO がリリースされていますので、新規インストール時はこれらを活用するようにしましょう。

https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewiso?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

 

Microsoft Edge モバイルの UI が新しくなっていました

Microsoft Copilot が Microsoft 365 関連のモバイルアプリのほとんどに組み込まれ、画面中央下は Copilot の定位置になっている。というのはモバイルアプリを活用している方の共通認識かと思いますが、 Microsoft Edge のモバイルアプリはさらなる Copilot 領域の拡大を目指しているようです。

というわけで、モバイル Edge アプリでは新規タブの中央にあった QR コード読み取りをカメラマークに替えて Copilot と同居させる方針を考えたようです。

以下がその画面なのですが、中央右のカメラマークを押してみましょう。

するとカメラが起動し、下部に Copilot の説明が表示されています。

これ、かなりビビりますよね。ちょっと QR コードを読み込みたいなーと思ったときにこれが出てくると一瞬止まってしまいます笑

一番下をよく見ると、「チャット」と「 QR とバーコード」のボタンが用意されています。

これを切り替えることで今までと同様に QR コードの読み込みが行うことができます。

これ、気が付かないと QR コードが読み込めなくなったのかと思っちゃいますよね。

ちなみに「チャット」に戻るためには左側の画像ライブラリのボタンとの間にある「ット」と書かれている部分を押す必要があります。これ、とても押しにくいので、間違えたときは一度左上の×ボタンでやり直すのが簡単かもしれません。

Copilot 側で写真を撮るとそのまま Copilot が起動します。そしてその画像がプロンプトに貼り付くので、マルチモーダルでの生成 AI 利用が簡単に行えるというわけです。

生成 AI がメインになるのは時代の流れとしてまあそんなものかなと感じるところではありますが、 QR コードリーダーしての価値も大いにあったのでこの変化はちょっと評価が難しいところではあります。この辺りはうまく両方の機能が理解しやすいように今後の進化を期待したいですね。

音楽:バイク

Microsoft 365 個人用ページのメニューが最新化されていました

先日 Microsoft 365 のメニューが新しくなり、 Windows 11 のスタートメニューのような形になるという話をしたのですが、早くも個人向け Microsoft 365 ポータルではその状態がリリースされていました。

私の環境では組織向けの環境は元のまま、個人向けの環境のみ更新されていたという形です。

https://www.microsoft365.com/?auth=1&from=ShellNav

この画面で左上のメニューボタンをクリックしたところが以下の状態です。
アプリを検索できるようになったほか、縦並びだったアプリ一覧が 5 列の横並び型に変わっています。

Windows のアイコンのように文字が下に来る点も大きな変更点ですね。

アプリ関連が変わったのであれば、アプリのページも変化があるのかなと見たのですが、こちらはあまり変化がないかなというところでしょうか。

というか Editor が個別アプリとして表示されている、、、これは新たな発見です。

早速クリックしてみたところ、以下のサイトに遷移しました。

https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/microsoft-editor

やはり単体の動作ではなく Edge や Microsoft 365 Apps に付属する機能という扱いでした。
認識は間違っていなかったようです。

このページの下部に Editor を試すためのブラウザー上のテスト機能が用意されていました。

日本語は例のごとく苦手なようですが、英語はこのようにサジェストしてくれるので便利さが見えると思います。

これと Copilot の機能を合わせればかなり読みやすい文章を書けるようになりそうです。

私も見習わないとなぁ、、、

というわけで新しい UI となった Microsoft 365 のアプリランチャーです。

使い勝手はこれから様々な意見が出るとは思いますが、 UI の最適化は SaaS の宿命なので、うまく使いこなしていきましょう。

音楽:inori

Microsoft 365 OneNote に付箋が登場しています

OneNote のフィードが付箋になるというアナウンスがあってから数か月がたちましたが、実際に付箋機能が有効化され始めたようです。

私の環境の OneNote を見ていたところ、共有ボタンの脇が付箋ボタンに変わっていました。

このボタンを押下すると新しいアプリが立ち上がります。

こんな感じに現在のところ PRE のマークがついているので、まだ正式リリースというわけではなさそうです。

この付箋アプリは独立したアプリとして、こんな感じに付箋が羅列されるタイプの UI になっていました。 Windows Vista 時代のウィジェットに付箋がありましたが、あれとはちょっと毛色が違いますね。

ヒントは全部で 3 つ程描かれています。一つ目は上記のスクリーンショットが取れる機能について。

二つ目はソースのキャプチャです。

三つめはショートカットキーですね。 Win + Alt + S なのですが、このショートカットはうまく動きませんでした。

+ 注意と書かれたボタンを押すと新しい付箋を作ることができます。

日本語訳が変な感じはしますが、フラットに付箋を作りたい場合はこれを押す形ですね。

右上にある別ウィンドウで表示ボタンを押すと Vista ウィジェットのようなウィンドウタイプに変更することもできるようです。

最前面で表示させ続けるような使い方はできないようなので、サブディスプレイなどがある環境だと面白く使えるのかなと思いました。

スクリーンショットボタンを押すと、画面全体がその場でキャプチャされるようです。

もちろん付箋が表示されている領域はその下にあるウィンドウが表示されるので全画面も簡単に取得できます。

その時に表示されているメインウィンドウがソースとして、上部に表示されるようになっています。 Edge を開いている場合はその URL がソースとして設定されたので、これは使い勝手が良いかなと。

右上の三点リーダーは色変更や削除といった機能がまとまっていました。

設定を覗くと、下のほうにソースを自動で取得するかどうかの設定も行えるようになっています。

おそらくスクリーンショット時に複数のアプリが起動していたりすると思いがけないソースが表示されてしまったりもするはずなので、そういったときに消すのが煩わしければオフにしておくのもよさそうです。

この機能、現在はプレビューですが、 2024 年 5 月までに全体展開されるようです。

OneNote には Copilot for Microsoft 365 の機能も付いているので、ぜひこういった機会を契機に活用度を増やしていきたいですね!

音楽:Winter Sun

Microsoft 365 ClipChamp でビデオキャプションを付けられるようになりました

Microsoft 365 にはビデオオーサリングツールの ClipChamp が付属しています。一般ユーザーにはあまり活用されていないかもしれませんがカメラで撮影した動画をちょっと見せられるようにするときなどに便利なので一部の人には重宝されているのではないでしょうか。

この ClipChamp ですが、最近動画の中でしゃべっている言葉を AI が解析するキャプション機能が追加されたようなのです。

キャプションは画面右側にある CC ボタンをクリックすることで利用することができます。

これを初めて押したときは、以下のようにキャプション機能の説明が表示されます。

自動キャプションとあるように、動画から音声を抽出して自動的にキャプションを埋め込んでくれるのです。

早速「メディアのトランスクリプトを作成する」ボタンを押してみましょう。

するとこのような画面が表示されます。

これはどの言語でしゃべられているのかを指示する内容となっています。さすがに何語でしゃべったかという情報は自動では取れないようですね。

対応言語はかなり多く、しゃべり方で変わることもあるためか、文字コードなどよりも多くの項目があるように見えました。

設定の準備が出来たら後はタイムラインに画像や音声を貼っていきましょう。準備はこれだけで OK です。

すると右側の キャプションボタン内にそのタイムラインとトランスクリプトが表示されるようになりました。

これ、すぐに表示されるわけではなく、以下のように読み込みに時間がかかるので少し余裕のある時に行うとよさそうです。読んでいる最中は回って読み込み中をアピールしてきますが、どれくらいかかるのかはちょっと読めない感じでした。

読み込み終わった後はダウンロードボタンを使ってファイルを手元に置くこともできます。

ただ、インポートの方法はなさそうな感じでした。トランスクリプトを改善したい場合は直接文字をいじることで変更できるので、こちらから実行するとよさそうです。

このキャプションは以下のサポートに使い方が書かれているので、本格的に活用したい場合は一読しておくとよいでしょう。

ここにもあるように、間もなくリリースする機能となっており、 2024 年 4 月までには全テナントに配布されるようです。

https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/ccb0520b-38f6-4fa9-aca8-872c2964946a#ID0EBH=Work_version

ClopChamp とキャプション機能を使えば、手軽に Youtube のような動画もつくれるのでまだ試したことのない人はぜひ一度使ってみてください。

音楽:Good Morning Sue

Microsoft Copilot for Microsoft 365 サクセスキットがリリースされています

Microsoft Copilot for Microsoft 365 がリリースされて早 5 か月。様々な組織で利用を開始するための調査が始まっているものと思われます。

そんな状況下で導入を支援するための動きが活発化しているようです。

以下のサイトに Copilot を始めるためのサクセスキットが配布されるようになっていました。

https://adoption.microsoft.com/ja-jp/copilot/success-kit/

このサイトでは、以下の 9 項目でガイドが用意されており、計画の段階から実際の導入。その後の利用中の支援までを網羅できる内容となっていました。

ファイルによって提供方法が異なっており、 OneDrive の Web アクセスでの提供や、ダウンロードで用意されています。

若干残念なのはローカライズまではされておらず、英語での提供となっていることでしょうか。

Power Point の翻訳は Teams 会議を通してアクセスすることで簡単に行うことができるので、一度試してみるのもよいかもしれませんね。

ファイルを PowerPoint Live で開くことでこのようにすべてのスライドを翻訳することができます。

Power Point の翻訳機能はオブジェクトごとにしかできないので、かなり便利なんですよね。画面共有ではこの機能は使えないため、翻訳できない共有方法で連携されたときはぜひ Power Point Live で表示してほしいと訴えてみましょう。

上記は管理者が変えていますが、ユーザー側では自分の表示のみに影響する形で翻訳できるようになっています。

今回はサクセスキットの内容には言及していませんが、リンクで提供されているシナリオ集など、訴求のためにあの手この手で情報提供してくれているのが印象的でした。

https://adoption.microsoft.com/ja-jp/copilot-scenario-library/

この情報は簡単に利用できるため、Copilot for Microsoft 365 を検討している方は一度目を通しておくとよいでしょう。

音楽:神話的技巧ソナタ