Microsoft 365 Outlook の遅延送信を活用しましょう

皆さんメールの送受信には Outlook を利用されていますか?それとも Outlook on the Web を活用していますか?

私の周りでは Web の利便性から Outlook on the Web を活用するケースが多かったのですが、 OutlookOutlook on the Web とでは若干提供されている機能が異なるため、やりたいことが行えないといったちょっとした弊害に悩まれていたこともあるのではないでしょうか。

私はまさにその観点から Outlook on the Web を多用するようになったのですが、それは遅延送信の機能有無でした。

Outlook on the Web では、後で送信という遅延送信の機能が備わっており、簡単に指定した時間にメールを送付できたのです。

Outlook で同様のことを行おうとするとかなり大変だったのですが、 Viva インサイトの機能に配信の遅延という機能が追加されるようになったようなのです。

業務時間外にメールを作ると情報バーの部分に送信をスケジュールするか聞かれるようになる形です。

これは Viva インサイトの配信タイミングという機能のようで、 Windows アプリ版でのみ利用できるようですね。

この機能の良いところは Outlook を終了しても動作するというところでしょう。

今まで同様のことをしようとすると、ルールを作って”いつ以降に配信する”という形にして、そのタイミング以降に Outlook が起動すればメールが送られるという、 Outlook の起動がキーとなる難しい形だったんですよね。

それが定刻配信できるようになったのはかなり大きいです。

ちなみに送信をキャンセルしたい場合は、送信済みアイテムから対象メールを探して開くことでできるようになっています。

残念ながら遅延送信になっているメールを探すことが難しく、開いてみるしかなさそうなんですよね。

そうそう配信をやめることはないと思うので、若干の心残りという程度の状態ではありますが。

といった形で活用できる遅延送信です。利用できる環境の方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

音楽:幕の内ウエスタン

Windows 11 Insider Preview Build 25151.1000 リリース

今週は Windows 11 の Dev Channel と 22H2 の Release Preview Channel がリリースとなっています。

そういえば 22H2 は Beta も Release Preview も Build 22621 系なので、22000 → 22621 というバージョンアップが決まったということですかね。

Release Preview Channel は 22621.169 となり、 TLS1.3 の LDAPS でのサポートおよび IE モードで名前を付けて保存を有効化するためのポリシーサポートなどが挙げられていました。 名前を付けて保存については以下の docs を参照してみてください。結構有効化が必要なケースがあるのではないかと思います。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployedge/microsoft-edge-policies?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496#internetexplorermodeenablesavepageas

さて Dev Channel では Build 25151.1000 となっています。

こちらの更新はほぼバグフィックスとなっています。

中でも面白かったのは、シャットダウンを行っても再起動してしまう問題が解決された。とされていたところでしょうか。

最近 PC のシャットダウンなんてしていなかったので、全く気が付きませんでした。(週一回は Insider Update が走るので、あまり必要性がなかったんですよね。)

他は意識が必要そうなところはなかったのですがタブ化されたエクスプローラーのタブ部分がサイズを一定化させる修正が入ったようです。

適当に追加ボタンを連打してみたのですが、このサイズで固定化されるみたいです。

どんな挙動になるか連打してみたのですが、開くのに結構パワーを食うみたいです。

メモリはほとんど動かないのですが、 CPU は大きく数値が跳ね上がるのと、実際動作も開く量が増えると遅く感じますね。

プロセスとしては 1 つにまとまっている感じなので、効率的なメモリ格納法などがあるのかもしれませんね。

実際エクスプローラーのタブ化はどうなんでしょうね。あまり利用するシーンは多くないのかなと思っているのですが。こういったフィードバックも重要なのかと思うので、使い道を思いついた方はフィードバック Hub でいいね評価をつけていってくださいね!

音楽:モンゴル帝国

Microsoft 365 ランサムウェア対策としての OneDrive for Business を活用しましょう

最近 Emotet の脅威が再燃し始めていますが、海外では Emotet 感染からランサムウェアが内部に蔓延していくといういわば合併症のような状況が増えているようです。

ランサムウェア対策といえば OneDrive for Business を導入し、自身の作成したファイルが暗号化されたことを検知したり修復したりできるようにしているケースも増えているのではないかと思います。(情報へのアクセス性を良化させるために Microsoft 365 を導入するというのはよく聞くのですが、情報を守っていくためにという文脈で取り組みを開始しているケースはあまり聞かれないのは残念なところではあります。)

Windows セキュリティにある ウイルスと脅威の防止 ‐ ランサムウェアの防止の項目をチェックしたことがあればイメージしやすいと思います。

OneDrive for Business を活用していると一番下の ランサムウェア データの回復項目にプレミアムアカウントと表記されるんですよね。

ここまでは OneDrive 同期を設定すれば適用されるため難しいことはないのですが、管理の視点に立つと、この設定を行ったうえでどのようにコントロールするのかが大事なところになってきます。

私もこの辺りは弱い部分なので時折考えたりするのですが、以下の docs に参考となりそうな情報を見つけました。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/security/compass/incident-response-playbook-dart-ransomware-approach?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この資料からも読み取れますが、最近は防御しても守れないケースを念頭にシナリオを組んでいるケースが多いように見えますね。

この資料は全体像を抑えておくことで何をすべきかわかるようになっているのですが、その中で以下の表はインシデント発生時に抑えておくべき内容としてよくできていると思います。

確認しておきたいというところでは以下の docs も一読しておきたい内容となっています。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/security/defender/playbook-detecting-ransomware-m365-defender?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

ランサムウェアを仕掛けようと悪意ある組織から狙われた場合に起こる状況とそのチェックポイントがまとめられています。

例えば RDP に接続できないかスキャンされ、接続のための ID をパスワードスプレーなどで攻撃されるというのは考えやすいシナリオですが、この状況を見ることができるという内容になっていますね。

そのほかにもチェックしておきたいところは多々あるのかと思いますが、千里の道も一歩からといいますし、まずはこの辺りから確認しておくというのは一つの方法かと思います。

ぜひ一読してみてはいかがでしょうか。

音楽:炎と雨

Microsoft 365 Power Automate の旧 Dataverse コネクタが EOS となるようです

Microsoft 365 メッセージセンターに新たなサポート終了の話が舞い込んできました。

今度は Logic Apps や Power Automate で利用される Dataverse 向けのコネクタです。

Dataverse ってまだ現役だと思ってた。と感じた方は正解です。 Dataverse もこの間まで CDS と言われていたのですが、その当時のコネクタが終了となるとのこと。名前が変わったときに新しいコネクタが用意され、今までのものはレガシーという形で整理されて残っていた名残です。

まずは 2022 年 6 月 30 日から非推奨とし、Logic Apps では 2022 年 10 月 31 日まで構築可能となるようです。その後 2023 年 10 月で利用不可となる、 1 年越しの計画となっています。

逆に Power Automate では 2022 年 11 月 25 日まで作成でき、 2023 年 5 月 31 日で終了という流れですね。こちらは理由はわかりませんが、少し早く終了となる感じですね。

ちなみにこの話、 docs を調べてみたのですがまだ触れられていないような感じです。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/connectors/commondataservice/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

一言 Logic Apps がサポートしているうちは使えます。とだけ書かれていました。

コネクタが新しくなったのは 2021 年 4 月頃だったと思うので、それ以前から CDS や Dataverse への接続を行っていた場合は要注意です。

念のため確認を行っておくとよいでしょう。

個人的にちょっと恐れていた話なのですが、エンドユーザーがある程度自由に作っているであろう Power Automate なので、この手の更新が行き届くのかはちょっと注視しておく必要がありそうです。

システムの宿命ではありますが、一般の人がどこまで追随でき、アナウンスが浸透するのかという視点は今後の EUC の在り方に関連してくるのではないかと思います。

音楽:クリケット

Azure StorSimple のハードウェアサポート終了のアナウンスが行われています

メールを眺めていたら、おもむろに Azure StorSimple のサポート終了が 2022 年 12 月 31 日に行われるという案内が入ってきました。

残念ながら Azure とハードウェアを絡めた当時画期的だった機能はこれで終了となる形です。

いきなり StorSimple といわれても何のことわからない人が大半かと思いますが、これは Azure を拡張ストレージと見立てて手元のストレージサーバーを無限に拡張できるといううたい文句で発売されたものですね。

以下にわかりやすいイメージすが載っています。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storsimple/storsimple-overview?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

上記サイトにはこのサポート終了は書かれていなかったので探してみたところ、以下の docs 上で案内されているようでした。

なんでトップにないのかはご愛敬な感じでしょうか。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storsimple/storsimple-8000-choose-storage-solution?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この StorSimple 、面白い仕組みだったのですがハードウェアへの依存が重かったのかと思います。

そのため、同じような思想で Azure File Sync が Windows Server の機能として搭載された形なんですよね。上記の docs に表が入っていますが、並べてみるとわかりやすいですね。

ここに書かれている Azure Stack Edge は昔 Azure Data Box Edge と呼ばれていたものなのですが、これもハードウェアで提供されるものですね。 CPU のある StorSimple みたいなイメージのものです。

ハードウェアのサポート終了はソフトウェアの EOS と同じように追っておく必要があります。

特に保守部品がなくなると動かせなくなるので、ソフトウェアよりも放置した場合の問題点が大きくなるような感じもしますよね。

この StorSimple を使われている方はぜひ今のうちに移行を行っておきましょう!

音楽:rise

Microsoft 365 Teams Web 会議で ID を使用した参加の機能が提供されるようです

Teams カレンダーの設定を行おうとした際にふと目に # ID を使用して参加の文字が目に入ってきました。

今まであったかな、、、と思いつつこのボタンを押下してみました。

すると会議 ID と会議のパスコードを入力して会議に参加できるようなイメージが。

会議 ID の脇にあるインフォメーションボタンを押してみると、会議出席イリアの下部にこの ID が記されると書いてありますね。

早速新しい会議を作成し、参加者を入力して会議を設定してみました。

しかしながら以下のように会議 ID は表示されないようでした。。。残念!

この会議 ID の機能が入るというのはちょっと前に流れた気もするのですが、使えるようになったというアナウンスは見ていない気もするので、現在展開中なのかもしれませんね。

ちなみに以下のサポート情報に会議 ID を用いた入室方法が書かれています。

https://support.microsoft.com/en-us/office/1613bb53-f3fa-431e-85a9-d6a91e3468c9?wt.mc_id=m365-mvp-5002496

こんな感じに参加用 URL の下に表示されるということですね。

これがあれば電話口などでも簡単に会議情報を連携できるようになりますね!

この機能自体は ZOOM にも似たようなものがあるので早く使えるようになってほしいですね。

音楽:青い波頭

Windows 10 WebView2 が標準配布対象となるようです

Internet Explorer 11 が EOS を迎え、今まで Windows を持っていれば利用できた Web Browser Control を用いたコードをどうするかなど検討を行っていた組織は多いのではないでしょうか。

2021 年 12 月の更新により IE 11 が終了しても VBS などからの呼び出しは引き続き行えるようになりましたが、今後 Web サイトがモダン化されてくると IE ベースのコントロールは利用できなくなるため、どうしようかと考えていらっしゃった方もいるかと思います。

これを打破する決定が Windows 10 において行われたようです。

Windows 10 の 2018 以降で WebView2 の標準インストールが行われることになったようです。

https://blogs.windows.com/msedgedev/2022/06/27/delivering-the-microsoft-edge-webview2-runtime-to-windows-10-consumers/?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

この WebView2 はブラウザーをアプリで表示するためのコントロールとなっており、 Web Browser Control と同様に活用することもできそうです。しかしながら DOM を取得してフォームのポストなどが行えるわけではなく、 動作をコントロールするためには Javascript を新たに書く必要があるため、コードをそのまま利用できるわけではないことは注意しておきたいところです。

ちなみにこの WebView2 ですが、固定バージョン配布とエバーグリーン配布という 2 種類が定義されています。

https://docs.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/webview2/concepts/distribution?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

エバーグリーンというのは自動的にバージョンアップが行われていくバージョンです。モダンブラウザーベースの技術のため、定期的に更新がかかっていくと考えればわかりやすいかと思います。

固定バージョンはそのバージョンを永続的に利用できるというものとなります。

DLL を自分の PC に入れていくのと同じようなイメージで更新されないことが魅力的なものになっています。

これらのバージョンは以下のサイトからダウンロードしてインストールすることができます。

https://developer.microsoft.com/ja-jp/microsoft-edge/webview2/#download-section

ちなみに標準配布されるのはエバーグリーンになると思いますので、アプリを提供する際は最新のものに準拠させていくというのが必要となるはずです。

標準配布は徐々に浸透させていくとのことなので、少し時間がかかるかもしれませんが、自動化の方法として一番手に上がってきそうな感じですね!

音楽:FANELIA