Microsoft 365 Microsoft Rewards と Azure AD が連携するようです

2021 年 5 月 10 日より、 Microsoft 365 の Microsoft Search を利用すると、個人用の Microsoft Rewards と連動してポイントが獲得できるようになるという話題が入ってきました。

Microsoft Rewards というのはマイクロソフト ストアなどで買い物をした際にたまるポイントのことで、ためるといろいろなものと交換することができるのです。

この Rewards は個人用のマイクロソフトアカウントと連動して管理されるため、組織向けの Azure AD と連動するということはユーザー向けの特典の扱いになるのかと思われます。

https://account.microsoft.com/rewards/

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Microsoft Search を利用したという事実のみが連携されるので、検索結果などは外部に漏れません。

とはいえ、組織のポリシーで個人向けに情報連携するのは NG というケースもあるかと思います。その場合は Microsoft 365 管理センターより設定 - 組織設定 - サービス - Microsoft Rewards よりチェックを外すことで、連携されなくなるようです。

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ちなみに Rewards と Azure AD がどのように連動するのか。という点はおそらく Microsoft Search の複数アカウントログインを用いるものと思われます。

ログインできなければ連動もできないので、 Tenant Restrictions と Azure AD の IP 制限機能などを組み合わせ接続自体を制御しておけば設定変更は不要になりますね。

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Microsoft Rewards の連携まで 1 か月を切ったため、以下の docs も参考にしつつ、どのように対処するか決定していきましょう。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/admin/manage/manage-microsoft-rewards?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&view=o365-worldwide

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音楽:夏の表紙

Windows10 キャスト機能を有効化してみましょう

Windows10 では Windows10 の画面を別のデバイスに出力させるための接続機能が搭載されています。

この機能を用いると Amazon Fire TV のようなキャスト機能を持った機器に画面情報を転送していくことができるのです。

無線でプロジェクターにつなげる際も同様の機能を利用する形になります。

その際はアクションセンターの通知からワイヤレスディスプレイの選択を行っていきます。

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写し方を先に選択してからワイヤレスディスプレイの機器を探しに行くという流れです。

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Amazon Fire TV などでミラーリング設定をしておくとこの画面で選択できるようになり、画面と音声がテレビ画面などに転送されるという動きになるわけですね。

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この機能はノート PC の画面をテレビに投影したい。という要望などから多くの方が利用したことのある機能なのではないでしょうか。

実は Windows10 にはこの動きと対となる、逆にデータを受信することができるのはご存じでしょうか。

俗にいうミラキャスト機能ですが、上記画面のこの PC へのプロジェクションボタンがこの機能となっています。

押すと設定画面に遷移するのですが、初期段階ではこの機能は有効化されていません。
Windows10 の機能追加する、オプション機能のインストールを行っていく必要があります。

以下の画面が表示されたらオプション機能を押しましょう。

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オプション機能画面が表示されるので、機能の追加を押しましょう。

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多くの機能がオプションとして用意されていますが、下の方にあるワイヤレス ディスプレイというのが今回導入する機能となります。

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選択してインストールを押していきましょう。

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なんとインストールに失敗してしまいました。。。 

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理由を見てみると 800f0950 というエラーが発生しているようです。

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インストールイメージが破損しているのかもしれないので、以下コマンドで復旧を試みます。

Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

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10 分ほどで完了するので、再度チャレンジ!

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頑張ったけどダメでした、、

Insider Preview に入れようとしたのですが、今は制限があったようです。

気を取り直して Beta Channel のマシンに入れてみましょう。

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今度は、、、

成功しました!

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最近追加されたものの中に「接続」が出てくれば成功です。

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起動すると接続を待つ状態になります。
この状態で Android などを接続すると、、、

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このような形でキャストすることができます。

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iPhone には標準機能としてキャスト機能はないのが残念なところですが、 Android は標準で行えるようになっています。また Windows10 からも接続できます。

これを利用すればノート PC のディスプレイ部分を効率的に活用するという使い方もできるかもしれません。
ぜひ一度体験してみてください!

音楽:スネーク・ガール

Windows10 Insider Preview Build 21354リリース

先週更新のなかった Windows10 Insider Preview Dev Channel ですが、今週は更新が行われていました!

なんと今回はリリース種別が co_release となり、また新しいブランチができたものと思われます。

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Mn 、 Fe ときての co なので、元素記号のコバルトを意図しているということでしょうか。昔一時的にあった vb_release も Vibranium という架空の金属がもとだったという噂もあったので、いまの Windows10 開発者に金属が好きな人が参加しているのかもしれませんね。

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さて今回の変更では、自動的に輝度を変更する機能をオフにできるようになったことやニュースと興味の設定に変更が加わったことなどが挙げられています。

が、この 2 つは環境がそろっていないと確認ができないものとなっており、私の環境ではチェックできませんでした。

ほかにも多数変更が入っているので、そちらを中心にみていきたいと思います。

まずは Paint アプリのストアアプリ化です。
Paint の場所が以下の場所に移動しています。

C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.Paint_10.2103.1.0_x64__8wekyb3d8bbwe\PaintApp

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もともとは System32 にあったのですが、ストアアプリになったことで場所が変わった形です。確か 2016 年頃に Paint アプリは標準付属しなくなりストアからダウンロードするようになる。ということが述べられていたので、その時に用意していた物に切り替わったという感じかもしれませんね。(標準付属の件はその後撤回されています)

ちなみに今回の更新によって「 paint 」や 「ペイント」という文字で検索ができなくなっています。
検索する際は「 mspaint 」とアプリの名称で行う必要があることに注意しましょう。

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ちなみにアイコンも変わっています。

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個人的には長年使われていた以下のアイコンの方が親しみやすさが高かったのですが、時代の流れですね。

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同じようにストアアプリ化されたものがもう一つ。切り取り & スケッチです。 

こちらは以下に移動しています。

C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.ScreenSketch_11.2103.13.0_x64__8wekyb3d8bbwe

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こちらは検索でも見つかりますし、 Win キー + Shift + S でキャプチャモードを呼び出せるので直接起動するケースは少ないかもしれません。

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そして、もう一つ大きな変更が。

それは Windows アクセサリと Windows システムツールがスタートメニューから消えたことです。
その代わり Windows Tools というショートカットが増え、それに置き換わっているという状況です。

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これを開くとコントロールパネルが開き、リンクがそれぞれが統合された状態で表示されます。

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ただ、直接ファイルを開くとまだメニューは残っているようでした。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Accessories

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ほかに設定アプリの デバイス - カメラにネットワークカメラを検出する機能が追加されたり、輝度の調整が行えるようになったこともポイントでしょうか。

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さらに PC 管理者視点では、 Windows Update のタイミングについて、デフォルトでアクティビティの高い時間を除外する設定がオンとなったことも意識が必要です。

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これが正式版に取り入れられると、更新タイミングが人によってまちまちとなるため、ユーザーアナウンスを行う項として意識が必要になりますね。
いろいろと更新された今回の Insider Preview ですが、ここにきてストアアプリを強く推してくる形になったのは予想外でした。

この辺りが増えてくると個別タイミングで更新がかかるので、ネットワークへの負荷を注視していく必要が出てきそうです。

管理面での意識づけを合わせて喚起してもらうようにお願いしたいところですね。

音楽:子供たるもの

Microsoft 365 ExpressRoute で接続可能な Office 365 の範囲を確認しておきましょう

Microsoft 365 へのアクセスにはインターネットが必要となる。というのは数多くの場所でいわれていることなのでご存じの方も多いかと思います。
これは ExpressRoute という専用線を利用しても、その専用線を利用できない通信があるということなのですが、どういった通信が該当するのか以下に記載があります。

https://docs.microsoft.com/en-us/azure/expressroute/expressroute-faqs?WT.mc_id=M365-MVP-5002496#microsoft-peering

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CDN や Logic Apps が記されていますが、 DNS や CRL 、 Microsoft 365 の中でも主要外のアプリである Stream なども ExpressRouteの対象外となっています。

(いままで気が付かなかったのですが、 Windows Virtual Desktop も対象外になっていますね!)

 

別の観点からとなりますが、 BGP のコミュニティタグの記載にも同様の内容が書いてあります。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/enterprise/bgp-communities-in-expressroute?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&view=o365-worldwide

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以下の Office 365 の URL と IP 一覧を確認して接続を確認しているケースも多いと思いますが、それだけだと不足がある可能性があるということですね。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/enterprise/urls-and-ip-address-ranges?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&view=o365-worldwide

以下の docs も参照しておきたいものの一つです。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/enterprise/routing-with-expressroute?WT.mc_id=M365-MVP-5002496&view=o365-worldwide

特定のドメインの中で、一部だけ ExpressRoute を通せる/通せないという縛りが記載されています。特に ExpressRoute を通すアドレスのうち一部のみインターネットに抜ける必要がある。というものは要注意です。

逆であればインターネット経由でアクセス可能であるため、接続エラーとはなりませんが、このケースは通信が行えないという状況になってしまうからです。

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ExpressRoute を検討する際はこの辺りを確認し、予定のルートとなっているか確認を行うようにしていきましょう。

音楽:霧の港

Microsoft 365 Internet Explorer の利用状況を確認しましょう

2021 年 8 月で終了となる Internet Explorer での Microsoft 365 サポートですが、皆さんはどのように移行を検討されていますか?

組織で統一性を持った移行ができればよいのですが、だれがどのブラウザを利用するかなんて把握していない。というケースも多いのではないでしょうか。

そんな時は Microsoft 365 管理センターの利用状況を使うと、今どのような状況となっているのか、簡単に判断することができます。

https://admin.microsoft.com/#/reportsUsage

Edge や Internet Explorer を利用している人数が分かるので、その方に対してアプローチをかけるといったことが可能です。

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さらに詳細ページを見ていくことも可能です。

https://admin.microsoft.com/#/reportsUsage/BrowserActivity

詳細では、ユーザーがどのブラウザーを利用したのかがユーザーごとに表示されます。

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チェックボックスが表示されている列は並び替えもできるので、 Edge (従来版)の利用者と Internet Explorer の利用者で通知する内容を変えるといったことも簡単に行えそうです。

8 月まであと 4 か月程度ですが、早い段階で切り替えてもらうよう調整を行っていきたいですね。

音楽:焼氷有り〼の唄

Microsoft 365 OneDrive アプリに 64 bit バージョンがリリースされるようです

メッセージセンターに Windows 版の OneDrive アプリの 64 bit 化が案内されていました。

この 64 bit 版は 4 月末頃から全体に配布されてくるようです。

機能は変わらないということなのですが、 64 bit となることで利用可能なメモリが増えるため、速度改善や大規模データの処理に効果が出てくるのかと思います。

今回、プレビュー版がリリースされていたためインストールを行ってみたいと思います。

まず、事前の OneDrive のアーキテクトを調べておきましょう。
タスクマネージャーでチェックすると、 x86 ということで 32 bit であることが分かります。

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次に 64 bit 版のインストーラーをダウンロードしましょう。
プレビュー版が以下の URL からダウンロード可能です。

https://aka.ms/onedrive-64-bit-preview

ファイルサイズは大きくなく、 50 MB 弱となっています。

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これを実行すると Microsoft OneDrive セットアップと書かれたポップアップが起動し、インストールの準備が始まります。

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このプログレスバーが最後まで到達すると、自動的にこのポップアップが閉じられインストールが完了となるようです。

目を離すといつの間にか終わっているという感じですね笑

実際に 64 bit となったかの確認はタスクマネージャーを利用しましょう。

アーキテクトが x64 に変わっていれば成功です。
メモリの利用量が倍近くに増えていますね。

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この更新が今後どのような利点を生むかわかりませんが、 Microsoft 365 Apps も 64 bit が中心となった今 32 bit を残していく理由も少ないのかもしれません。

ちなみに現時点ではまだ ARM 版の 64 bit はリリースされていないようです。
4 月末のリリース時点ではサイレントバージョンアップとなるようなので、バージョンアップしたか気になる人はタスクマネージャーを見てみましょう。

音楽:いもうと

Windows10 インターネットを介して接続する Microsoft サービスを確認しておきましょう

Windows10 はインターネットへの接続を様々なタイミングで行う仕組みが備わっています。が、組織で Windows10 を利用する場合、接続する先を確認しておきたいケースが多々あります。

組織によっては、既知のアドレス以外への接続は接続禁止にしたいという要望が多くあったのではないかと思いますが、その要望をかなえるべくか、以下サイトに接続先に関する情報が開示されていました。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/privacy/manage-connections-from-windows-operating-system-components-to-microsoft-services?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

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スクロールバーを見るとわかるように大量の情報が載っているのですが、大枠は以下のようにカテゴリごとにまとまっており、必要に応じてチェックすればよい作りになっています。

見ての通り、 UI で設定できる項目は多くなく、全項目を設定したい場合はグループポリシーとレジストリも併せて設定していく必要があります。

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また、このサイト上で Windows Restricted Traffic Limited Functionality Baseline というものが配布されており、これを利用するとグループポリシーで接続を制御することができるようです。大量にあるので一つづつ設定しなくてもよいというのはうれしいですね。

ちなみにこの接続先の情報ですが、以下にあるようにどうもラボで動作させた結果から抽出した内容のようなのです。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/privacy/manage-windows-20h2-endpoints?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

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接続先についてはシステムとして管理しているという訳ではないようです。
が、この情報以外にはまとまったものはないのでこの内容を信用して設定してくのが良いかと思います。

Windows10 はインターネット接続が必要な OS です。
基本的には接続を行える状態を作っておくことが重要ですが、接続先の限定を検討する必要があるときはこの資料を見ながら検討を行うとよいでしょう。

音楽:トライフルソング