Microsoft 365 SharePoint Designer 2013 の接続方法を見直しておきましょう

SharePoint Designer とは、過去にオンプレ SharePoint が一般的だった時代にサイトの構造を変更するためのツールで、具体的にはポータルサイトSharePoint で実装するときに必須となっていたものでした。

この Designer が久しぶり Microsoft 365 メッセージセンターで取り上げられていました。

これは SharePoint Online が 2024 年 6 月 15 日に IDCRL 認証(旧来のパスワード認証の仕組み)をサポートしなくなることにより、素の状態の SharePoint Designer では SharePoint Online にアクセスができなくなるという内容となっています。

素の状態では~とさせていただいた通り、パッチを当てることでアクセスできる状態にすることができます。具体的には以下のパッチ群ですね。

64bit 版 SP1

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42009

32bit 版 SP1

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42015

32bit , 64bit 共通

https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/058c4eeb-c588-ec34-3737-e7b94d501a71

https://support.microsoft.com/en-us/topic/10-2019-0d171ba2-2eba-a2ca-a54d-c0f568de6bcc

https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/d6b47054-04d5-5154-40ba-3436d1e0efdb

https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/1d1a6d24-fbd4-1bae-242f-a35e0e2aba40

全部で 5 つのパッチを導入することで引き続き利用することができるようになります。

SharePoint Designer を用意しておくと Workflow 機能のカスタマイズなども行えるので、クラシックサイトでの運用や Power Automate によらないワークフローの構築を SharePoint Online で行っている場合にはパッチ導入を忘れずに行っておきましょう。

なお、 SharePoint のオンプレ版を使っている場合は特に意識しなくてよいのでそのまま利用を続けても問題ありません。が、 SP やバッチはセキュリティバッチにもなっていることが多いので、このアプリに限らず定期的なバージョンアップは行っておきたいですね。

音楽:テレサ