Microsoft 365 Apps タイトルバーの縦幅が広くなったようです

最近 Microsoft 365 Apps において、タイトルバーに当たる部分のサイズが大きくなったような気がしませんか?

これは新しいエクスペリエンスとなった Microsoft 365 Apps の仕様となっています。

特に新しいエクスペリエンスでは検索機能に意識を持たせ、利用させたいという意図が強くにじみ出ている感じがしますね。

ちなみに Edge のタイトルバーはこのような形です。

閉じるボタンにフォーカスを当てているため違いが分かりやすくなっていますが、 Microsoft 365 Apps の方は正方形、 Edge の方は長方形に切られていることが見て取れます。

なぜかフィードバックアイコンだけは過去のタイトルバーに合わせたサイズとなっており、上下はアイコン範囲外になっているんですよね笑

おそらくこの辺りは今後修正されていくことでしょう。

もしまだこの新しいエクスペリエンスの画面になっていない場合、近日公開の機能を開き新しいエクスペリエンスを試すフラグをオンにすることで見ることが出来るので試してみましょう。

上記の顔アイコンの右にあるアイコンですね。これを押すことで設定画面に移動することが出来ます。

新しいエクスペリエンスでは基本的な機能は変わらないのですが、一部リボンメニューの位置が変わるため、見つけにくくなるものもあるかと思います。

この際に利用されるのが検索バーなので、最初の記述に帰結するのかなと。

新しいエクスペリエンスも Windows 11 テイストで使いやすいので、ぜひ利用を進めてみることをお薦めします。意外と使いやすいと思いますよ!

音楽:Petitsavon

Microsoft 365 Copilot が発表されました

2023 年 3 月。最近 Microsoft と Open AI の話題に事欠かない状況が続いていると感じていたのですが、先日発表された Bing の GPT-4 搭載の話から一夜、今度は Microsoft 365 に Copilot 機能の搭載がアナウンスされました。その名も Microsoft 365 Copilot 。

GitHub Copilot というものが 2 年前に発表され、 1 年前にリリースしていますが、この Copilot シリーズの第 3 段という流れでですね。 ( 2 段はこれまた先日発表された Dynamics 365 Copilot です。厳密には逆かもしれません。 Microsoft 365 Copilot は Ignite 2022 で一部アナウンスされていたものなので。)

今回の発表では Microsoft 365 Apps と Business Chat の枠組みで機能が提供されるとのことが述べられています。

機能の概要は以下の記事を読んでおくと良いでしょう。特に Word から Power Point のプレゼンテーションを作る機能などは活用してみたい機能の一つになりました。

https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2023/03/16/introducing-microsoft-365-copilot-a-whole-new-way-to-work/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

特に組織向けの観点で重要なのはセキュリティではないでしょうか。

これについては、テナント内のデータは大規模学習には利用されない。とあります。

外部向けでは使ってほしくない反面、内部向けには Power Point データなど、活用してほしい面もあるはずなので、うまく両立してほしいところですよね。

この点については、 corpus をどのように用意しているのかという点で以下に記述がありました。

Microsoft 365 の厳格な権限管理ものとでデータが活用される旨が書かれているので、応答には自分の組織内で自分がアクセスできる情報をヒントに作ってくれるということですね。

https://blogs.microsoft.com/blog/2023/03/16/introducing-microsoft-365-copilot-your-copilot-for-work/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

リリース時期や金額は述べられていませんが、ほかに以下のコミュニティブログも読んでおくと理解が深まりそうです。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-blog/administration-of-microsoft-365-in-the-new-era-of-ai/ba-p/3767079?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

なんだかかなり面白そうな感じですよね。

リリースが待ち遠しいです!

音楽:The Garden of everything

Microsoft 365 Exchange Online 基本認証が完全終了となります

2022 年 10 月に Exchange Online の基本認証が廃止されたことは皆さんご存じかと思います。

しかしながら、この時の廃止は延長申請を行うことで一時的に期間を延長することが出来たんですよね。

2023 年にはいり、この延長も終了となるアナウンスがされ始めました。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/exchange/clients-and-mobile-in-exchange-online/deprecation-of-basic-authentication-exchange-online?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

上記の Learn では 2023 年初めから無効を開始する旨が書かれていますが、 3 月中旬から数週間をかけて終了していくと、 Microsoft 365 メッセージセンターで明言されていました。

この変更により、モダン認証に対応していないアプリ( Outlook 2010 など過去のバージョン)は確実に利用できなくなります。

この変更に伴い、管理センターにある設定 - 組織設定 - サービス内の先進認証にある先進認証をオンにするチェックボックスもお役御免となるようです。

このフラグをオフにすると Outlook からアクセスできなくなるので、なくしてしまおうというわけですね。

なくなった場合、オンになり続けるということなので、オフの場合は自動的にオンになるということだけ覚えておきましょう。

これで基本認証がなくなります。これによりなりすましは多くのケースで最小化されることになるでしょう。

また一つ、 Microsoft 365 を利用した場合の安心感が増しますね!

音楽:WHAT PLANET IS THIS

Microsoft 365 グループの一覧表示機能が更新されます

Microsoft 365 を統合 Office 製品として位置付ける際にその要となる機能に Microsoft 365 グループというものがあります。

この Microsoft 365 グループは、ユーザーのアクセス権をまとめるためのセキュリティグループから、メールの送付先として利用できる配布グループ、 SharePoint / Teams へのアクセス権をまとめた機能まで様々な機能の統合において活用されています。

自分が関連する Microsoft 365 グループについて、その一覧を表示するための機能として提供されていたマイグループが自分のグループとして 2023 年 5 月以降置き換わることが決まりました。

置き換わる先の自分のグループは以下の URL となっています。

https://myaccount.microsoft.com/groups

置き換わる前の URL は以下ですね。

見た目がかなり変わっており、最近の Microsoft 365 UIになったことが一目でわかりますね

https://account.activedirectory.windowsazure.com/r#/groups

自分のグループでは所有しているグループの一覧、参加しているグループの一覧、要求の 3 つがメニューとなっており、それぞれその名前の通りの機能が提供されています。

要求は参加要求を出している・出されているグループという感じですかね。

グループの作成はグループへの参加リクエストもこの画面から行うことができ、 Microsoft 365 グループに関することはこの画面で一通り成り立つ形となっています。

【所有しているグループ】

【参加しているグループ】

【要求】

ちなみにグループ名をクリックすると、以下のような詳細情報を確認することが出来ます。メンバー数や機能へのリンクが意外と使える感じかなと思います。

なお、この機能の詳細はおそらく以下のサポートサイトが更新される形で実装されるものと思われます。

https://support.microsoft.com/ja-jp/account-billing/bc0ca998-6d3a-42ac-acb8-e900fb1174a4?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

現時点ではまだ旧来のままなのですが、リリースが近くなったら更新が入るでしょう。

新しい画面はちょっとスタイリッシュなので、ぜひ一度チェックしてみるとよいかと!

音楽:Then

Windows 11 Insider Program における方針変更が発生しています

2023 年、 Windows 11 は更新プログラムにリブートを行う方針となったようです。

といっても一般ユーザー向けに案内されている年 1 回秋ごろの更新を変えるわけではなく、リリースの事前対応を確認するための Insider Program に変更を加えるというか内容となっています。

https://blogs.windows.com/windows-insider/2023/03/06/whats-coming-for-the-windows-insider-program-in-2023/?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496

今まで Dev Channel だったものが Canary Channel となり、バグフィックスなどは変更情報が連携されなくなり、新機能のみにフォーカスを当てて情報を共有するという流れになりました。さらに API 変更や大幅な OS コアの変更はこの Canary Channel 向けに行われるようです。

新しく Dev Channel になるものは、今までの Dev Channel に安定性を加えたものとなるようです。今後の Insider はこの Dev Channel が推奨のものとなるということでした。

そのほかの Beta Channel と Release Preview Channel については細かく触れられていませんが、おそらくここ数か月行われてきたような変更を追認する形で、 現行リリースのバージョンアップが Release Preview Channel であることが明示化された感じでしょうか。

上記サイトの図を見ると変更なしとなっているのですが、定義は変わっているように感じます。

なお、それぞれの Build 番号は以下のように定義が変わっているので注意しておきましょう。

22000.XXXX が初代の Windows 11 で 22621.XXXX が 22H2 となっているため、 Beta Channel は 22622 以上の番号が与えられ、 Release Preview Channel は上記番号の XXXX 部分だけが変わるということになりますね。

なお、 Beta Channel は前回 Build 22621.1391 と 22624.1391 が出ているので、後者が継続されるイメージになるのかと思われます。 

設定の変更はいつものように設定アプリから Windows Update を選択して Windows Insider Program を選択して行く形です。

Canary か Dev か悩むところが出てきそうですが、今後出てくるであろうそれぞれの差を楽しみたいですね!

音楽:CAT'S DELICACY

Windows 11 Insider Preview Build 25314 リリース

2023 年 3 月、 Windows 11 は新たな段階に突入しました。

Dev Channel の仕様が変更となり、新たに Canary Channel が追加されています。

この辺りの変更は別途細かく追いたいと思いますが、新しくなった Canary Channel では今までの Dev Channel の Build を引き継ぎ、 Build 25314 がリリースとなっています。

このリリースからは Canary 以外に、 Dev 、 Beta 、Release Preview が用意されています。 Release Preview を除けば、 Microsoft Edge になぞられる状態になった感じですね。言葉の統一性という面でもよい方向になったかと思います。

今回の Canary Channel ではエクスプローラーにレコメンデーションという機能が追加されました。

ホームを開くと表示されるのですが、この変更のおかげか表示処理に時間がかかるようになっています。 1 秒から 2 秒程度待たされる感じですね。

このレコメンドでは、最近使用した項目とは別で一覧が出てきます。

現時点ではレコメンドされた理由まではわかりませんが、例えば毎月 1 回更新されるようなファイルがあれば、近くなると表示されるというような状況が作られるのかもしれませんね。

実際そういったケースは多くあるので、そうなってくれると OS としての意味合いも強くなりそうだなと思うので、今後に期待しましょう。

そのほか、 Windows セキュリティのローカル セキュリティ機関の保護について、今後数週間は監査期間としてオンとなり、問題がなければ恒久的にオンとなる方向とのこと。

このローカル セキュリティ機関は署名のないドライバーが TPM などを読み込まないようにする機能ですね。安全なファイルのみ内部にアクセスできるようにする仕組みとなっています。

もしこの監査状況が見たい場合はイベントビューアーよりアプリケーションとサービス ログの Microsoft - Windows - CodeIntegrity を見るとその詳細が載っています。

イベント ID 3033 、 3063 が出る場合は問題があると状態となります。(もしくはウイルスなどが悪さをしている可能性も。)

最近は署名のないドライバー自体が少ないため、問題となることは少ないのかと思いますが注意しておきましょう。

なお、このほか、エクスプローラーの右クリックメニューにキーボードショートカットが追加されたとのこと。段階提供となっているため私のところには来ていませんが、こんな感じにショートカットキーが割り当てられるようです。

今後の Windows リリース版に入るかはこれかになると思いますが、覚えておくと良さそうですね。

今後は週 1 回更新ではなくなると思いますが、これからも新しい Windows の顔として、いろいろなものを見せてもらいたいですね!

音楽:YUZURIHA

 

Microsoft Teams の PowerApps アプリテンプレートがオープンソース化されたようです

Microsoft 365 で今一番力が入っている個所は Teams と市民開発の連携かと思いますが、その状態を加速するため Teams 上で利用する PowerApps のアプリのデモ用テンプレートをオープンソースに変更するという発表が Microsoft 365 メッセージセンター上で行われました。

対象となるテンプレートは以下となります。 GitHub 上で提供されているという点もオープンソースを意識した感じですね。

https://github.com/microsoft/teams-powerapps-app-templates

このフォルダー構成を見るとわかりやすいのですが、全部で 10 件のアプリが登録されています。

ユーザーを検索するアプリ、プロジェクト管理のためのアプリ、情報共有のアプリ、投稿アプリなどが大きな枠となっている感じです。

PowerApps のアプリはコードを書いていくよりは簡単なのは間違えないのですが、残念ながら、一から作るには少しハードルがあるんですよね。こういった点を緩和できるテンプレートの配布というはとても理にかなっているかと思います。

このアプリテンプレートの使い方は以下の Learn を見てみるとよいでしょう。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/teams/use-sample-apps?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

これで Teams のアプリ作成に取り組むことが出来るかと思います。

ぜひ一度アプリ作成に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

音楽:さよなら