2023 年 3 月、 Windows 11 は新たな段階に突入しました。
Dev Channel の仕様が変更となり、新たに Canary Channel が追加されています。
この辺りの変更は別途細かく追いたいと思いますが、新しくなった Canary Channel では今までの Dev Channel の Build を引き継ぎ、 Build 25314 がリリースとなっています。
このリリースからは Canary 以外に、 Dev 、 Beta 、Release Preview が用意されています。 Release Preview を除けば、 Microsoft Edge になぞられる状態になった感じですね。言葉の統一性という面でもよい方向になったかと思います。
今回の Canary Channel ではエクスプローラーにレコメンデーションという機能が追加されました。
ホームを開くと表示されるのですが、この変更のおかげか表示処理に時間がかかるようになっています。 1 秒から 2 秒程度待たされる感じですね。
このレコメンドでは、最近使用した項目とは別で一覧が出てきます。
現時点ではレコメンドされた理由まではわかりませんが、例えば毎月 1 回更新されるようなファイルがあれば、近くなると表示されるというような状況が作られるのかもしれませんね。
実際そういったケースは多くあるので、そうなってくれると OS としての意味合いも強くなりそうだなと思うので、今後に期待しましょう。
そのほか、 Windows セキュリティのローカル セキュリティ機関の保護について、今後数週間は監査期間としてオンとなり、問題がなければ恒久的にオンとなる方向とのこと。
このローカル セキュリティ機関は署名のないドライバーが TPM などを読み込まないようにする機能ですね。安全なファイルのみ内部にアクセスできるようにする仕組みとなっています。
もしこの監査状況が見たい場合はイベントビューアーよりアプリケーションとサービス ログの Microsoft - Windows - CodeIntegrity を見るとその詳細が載っています。
イベント ID 3033 、 3063 が出る場合は問題があると状態となります。(もしくはウイルスなどが悪さをしている可能性も。)
最近は署名のないドライバー自体が少ないため、問題となることは少ないのかと思いますが注意しておきましょう。
なお、このほか、エクスプローラーの右クリックメニューにキーボードショートカットが追加されたとのこと。段階提供となっているため私のところには来ていませんが、こんな感じにショートカットキーが割り当てられるようです。
今後の Windows リリース版に入るかはこれかになると思いますが、覚えておくと良さそうですね。
今後は週 1 回更新ではなくなると思いますが、これからも新しい Windows の顔として、いろいろなものを見せてもらいたいですね!
音楽:YUZURIHA