Edge タスクバー ピン留めウィザードを使ってみました

Edge に新たに搭載されたタスクバーピン留めの動作を確認していたのですが、そこにはピン留めウィザードなる機能が一緒に提供されていました。

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というわけで今回はこの機能を試してみたいと思います。

まずはウィザードを起動してみます。
起動方法はこのメニューをクリックするだけ。すると、別画面でダイアログが表示されます。

ダイアログにはピン留めするサイトの選択機能が。

以下表示はブラウジングを一度も行っていない状態での表示ですが、何度か Web アクセスを行ったことのある状態のときは良くアクセスするサイトが表示されるようでした。

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続行を押すと、人気の Microsoft Web アプリを Pin 留めするという機能が笑
ちゃんと売り込みに行っていますね。ここでは Microsoft 365 と Bing のほかに Microsoft News が。これ、実は上の画面にもいるのですよね。現在の一押しということでしょうか。

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更に続行すると準備が完了しました。と表示されます。
上記以外のサイトをピン留めしたいときの方法が書かれていますね。

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ちなみにピン留めを行うとどうなるか。というと、タスクバーにアイコンが表示される。という動作となります。

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このアイコン、クリックすると Edge が起動します。

当たり前のことを言った感がありますが、言いたいことは PWA のアプリ起動ではなかったといいうことです。 Office 365 ポータルを開くとこのようにアプリとして開く機能があるのですが、この設定を行ったときとは動作が異なる。というところですね。

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以下の画面に表示したアプリ、上が PWA 版なのですが、若干アイコンのサイズが異なりますね。また、このウィザードから作ったアイコンからサイトを開くと、なぜか PWA インストール機能が動作しませんでした。

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以下画面右側にある Office のインストールが表示されない。という状態ですね。

制御が動いているのかもしれません。

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PWA で動かすとこんな感じに、オリジナルのタイトルバーで表示されます。
対応サイトはこの表記になっているとよいのですけれどね。今後の更新に期待。というところでしょうか。

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というわけで、ピン留めウィザード、まだ削除機能もない発展途上ですが、今後の作り込みに期待したいですね!

音楽:ELM

Teams Web 会議のボタン位置が変わりました

Teams で会議を行おうとしたところ、会議開催のボタン位置が変わっていました。
以下の図がその時の状態なのですが、従来 Stream の脇にあったカメラボタンが 上段の右側に移動してきています。

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元々はこんな感じに下側でした。(下側に Forms が増えているのは検証の結果です)

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チャネルの表示だけでなく、チャットでも同様に右上に移動していますね。

さらに Teams アプリでは直接画面の共有が行えるようになっていました。

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画面共有ボタンをクリックすると共有する画面が出てきますが、システム音声の利用はこの画面からなくなってしまったようです。

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おそらくこの次の画面の共有した画面タブ内に表示されているのかと思いますが、チャットからの画面共有は調子が悪く、うまく表示できませんでした。

ちなみに会議の場合は参加の文字が右上に表示されるパターンとなり、入り口によって見え方が異なるというわかりにくい構成になってしまったという状況でした。

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最近はこういったわかりにくい構成が無くなっていたので安心していたのですが、マイクロソフト製品の良さは UI 戦略にもあるのでこの辺りはぜひ改善してほしいところですね。

音楽:時のメモリー

Windows10 Insider Preview Build 20175リリース

今週はマイクロソフトの年次イベントで Inspire というパートナーカンファレンスが催されていたのですが Windows 10 の開発の手は休むことを知りません。

今週も Dev チャネルに新たな Build が提供されていました。

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今週はこれに合わせて Beta チャネルにも 20H2 に関する更新が配信中です。

20H2 についてはつい先日 Dev チャネルに来ていた PC 設定のコピー機能を筆頭に、いままでの Fast Slow の関係を延長した形に落ち着いているようです。ようするに、 Dev で提供された機能が 20H2 に乗ってきているというわけですね。
今後は大規模な構造変更によって順序の入れ替えなど、変わってくるかもしれませんが、今のところその予兆はないのかも知れません。

今回の 20175 は 20170 から出ていた AMD CPU 搭載機などの一部環境では提供されないという事象が発生していたようです。

以下アドレスに従い SoftwareDistribution\sls フォルダー内のファイルを削除すると直るようです。

https://answers.microsoft.com/en-us/insider/forum/insider_wintp-insider_update-insiderplat_pc/important-please-read-if-you-are-not-seeing-build/ee5eed7b-dee6-4c5d-b876-d3c43da79df6?tm=1595471504600

SoftwareDistribution は Windows Update のキャッシュが入る場所ですが sls は何が入っているのでしょうか。ちょっと見てみたところ Update の各種設定が XML で書かれているようです。

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ここの削除が必要ということは Update 関連に手が入ったのかもしれませんね。

今回、機能面では Edge の更新が説明されていました。
前回までに更新された Alt + Tab キーでの Edge タブの分離につづき、タスクバーにピン留めする機能が増えました。まだ Dev チャネルでの提供ですが、そのうちやってくること間違えなしですね。

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そのほかアイコンの更新がまだまだ行われているようです。
今回は付箋と切り取り&スケッチが更新され始めているようですが、私の環境ではまだ付箋のみが更新されている状態でした。

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ほか、 UWP アプリのリセットなど、ちょっと気になる機能も提供が始まったようです。

なんとなく Windows 10 の更新速度が上がってきましたね。
Windows 7 も EOS となり Edu 向け端末では ChromeBook の勢いが強い状況下、これからの戦略が重要なのかと思います。

どういった方向性になるか、楽しみにみていきたいですね!

音楽:ハイヒールラナウェイ

Exchange Online 電子情報開示の機能と EWS の EOS 期日が一部改訂されたようです

先日お伝えしたばかりですが、 Exchange Online の電子情報開示と EWS について EOS のタイミングが変更となったようです。

前回の投稿は以下の通り。

https://mitomoha.hatenablog.com/entry/2020/07/12/005132

元々は監査 Search 系のコマンドレットが 2020 年 7 月 EOS 、 EWS が 2020 年 10 月 EOS と記載していたと思います。これ、それぞれ再確認してみてところ、コマンドレットは 2020 年 10 月 、 EWS は 2021 年の後半まで期日延長となったようです。
ヨカッタ!

https://docs.microsoft.com/en-us/microsoft-365/compliance/legacy-ediscovery-retirement?view=o365-worldwide

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EWS の件は直接述べられていませんが、別記事に沿って伸びた。とのこと。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/exchange-team-blog/upcoming-changes-to-exchange-web-services-ews-api-for-office-365/ba-p/608055

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別記事を読んでみると、 2021 年後半。とのみ記載されています。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/exchange-team-blog/basic-authentication-and-exchange-online-april-2020-update/ba-p/1275508

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詳細な日程はこれからなのかもしれませんが、少し時間稼ぎできそうですね。
EWS で実装を行っているケースはかなり多いのかと推測されます。
急ぎ対応を検討していきたいですね!

音楽:上杉謙信のテーマ

Azure Logic Apps IP アドレスの変更が 2020 年 8 月 31 日に行われるようです

最近 Power Automate が面白く、さらなるレベルアップにと Azure Logic Apps を活用し始めたのですが、 IP が変更となる旨の通知が来ていましたので共有しいておこうと思います。

2020 年 8 月 31 日より IP が変更される。ということですね。

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ここに記載されている IP を見てみたのですが、なぜか inbound にリンクが張られていました。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/logic-apps/logic-apps-limits-and-config#inbound-ip-addresses

実際に増えるのはおそらく outbound 側なのかと思うので、設定される際は注意してみておきましょう。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/logic-apps/logic-apps-limits-and-config#outbound-ip-addresses

更に意識しておきたいのは Logic Apps は Power Automate とアドレスを共通にしていることです。 Power Automate だけを利用していた環境へはアナウンスが来なかったためおそらく今回の話の対象外になっているのかと思いますが、 Power Automate を利用している方は時々以下のサイトはチェックしておいた方がよいでしょう。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-automate/limits-and-config#connectors

ちなみにこのアドレス、 Office 365 の IP 一覧にないのですよね。
Power Automate は Power Platform の一員だからなのかもしれませんが SharePoint などからも意識せずに利用できますからねぇ。

この辺りを忘れているとつながらない。ということになりかねないのでこの辺りは改善してもらいたいところです。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/enterprise/urls-and-ip-address-ranges

ちょっと話がそれましたが Logic Apps の利用をされている方は注意してみておきましょう。

音楽:The Daddy's Zingi

Edge 通知の抑制機能が登載されていました

Windows10 でもあったのですが Windows 7 に比べて状態の通知機能が増強されたおかげでタスクへの気づきが素早くできるようになりました。が、その反面、通知が増えすぎてちゃんと確認しなくなるという、オオカミ少年のような状態に陥った方も多いのではないでしょうか。

同じことがブラウザでも起きており new Microsoft Edge で通知が行われるようになり、それが頻繁過ぎて邪魔と考える人が多くなったようです。そこでバージョン 84 より通知機能の出し方を変更する設定のデフォルトが変更となったようです。

https://blogs.windows.com/msedgedev/2020/07/23/reducing-distractions-quiet-notification-requests/

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こんな風に、アドレスバーに通知が格納され吹き出しでの通知が行われなくなるという変更となります。

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以下アドレスをアドレスバーに入力すると設定画面に到達することができます。

edge://settings/content/notifications

通知要求を抑制するの設定がオンになっているかと。これ、もともとオフの設定でしたよね。

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同じ画面にブロックしたサイトが記載されているのですが、私の設定は思いのほかオフにしているサイトが多いな。と気が付きました。
上記の変更の起点と同じことが我が身にも起きていたということですね汗

ニュースサイトが多かったのですが、一般的には通知は嫌われるのかもしれません。

このサイトの最後に、通知設定を行う側が実装すべき事項のベストプラクティスが書いてあります。基本はブラウザの挙動に任せるのではなく、専用の UI を作って、何が行われるのか書きましょう。と言う内容なのですがこれにはとても同意できますね。
やっぱりユーザー視点としては通知設定を行うと何が行われるのかちゃんと知りたいです。(ニュース配信であればどの頻度で来るかなどわかるとよいですよねぇ。)

挙動の変更は嫌われる事項の一つではあるのですが、今回の変更はありがたい気持ちが大きいです。個人的には。

こういった動きについては、どこかまとまった情報があるとよいのですけれどねえ。。。

音楽:くろねこのひっこし

Bing 新しい Microsoft Search インターフェースが提供されていました

最近は new Microsoft Edge ばかり利用しているため Web 検索が Bing ばかりになっているのですが、新しい見た目が提供されていました。

検索結果に Microsoft 365 のテナントの表示をするか。という部分が表示されているのですが、ちょっと前まで会社の情報なのかわかりにくい表記になっていたはずです。
これがかなりわかりやすくなり Bing の中で Microsoft Search を利用する。という部分が強調されるようになっていました。

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さらに > を押すと開くことができ、何を検索できるのかわかるようになっていました。

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実際ここから検索したときは今まで通り職場タブにまとめられる形でした。
おそらく入り口をわかりやすくして流入を増やす作戦なのかなと。

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ちなみに流入を増やすという意味では、良い機能があるかどうかだと思うのですが、個人的に好きな Bing の機能は検索履歴です。ログインした状態で右上にあるハンバーガー(三段メニュー)をクリックすると出てきます。

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ここでは、かなり昔からの検索条件が表示されるつくりとなっています。
この時点では 1,400 件の検索結果が表示されていますね。

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このユーザーで検索した情報が残っているため、製品問わずで表示されます。
スマホでの検索結果が出てくるのは非常にありがたいです。
Windows 10 のタイムラインに表示されるデータの元のようなものですね。もし利用したことが無ければ一度使ってみてください。
昔の検索情報を見るのは意外と面白いですよ。

音楽:カタリーナ