Exchange Online 予定表にワークスペース機能が追加されました

Exchange Online の予定表に新しい機能が追加されました。
その名もワークスペース

https://techcommunity.microsoft.com/t5/exchange-team-blog/book-a-workspace-in-outlook/ba-p/1524560

機能としては、フリーアドレスの席を予約する機能となっているようです。
通常の会議室での定員の考え方は最大収容人数となっていますが、ワークスペースでの定員は予約可能な最大人数となっており 1 予約 1 席の確保ができる機能に仕上がっています。

以下は Outlook on the web の会議室検索の画面ですが、種類にワークスペースが追加されています。

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まずは Web 版からで、そのうち Oulook にも機能が提供されるとのこと。

このワークスペースは現在 PowerShell でのみ作れるようになっており、 CustomAttribute11 に space という文字を入れるとワークスペース化されるようです。既存の拡張属性に値を持たせるという、今までにあまり例のない手法を取ったようです。

New-Mailbox -Identity "会議室名" -Room

Set-Mailbox -CustomAttribute11 "space" -Identity "会議室名"

この辺りの考え方はいろいろなところで波紋を生みそうな気配ですね。

面白い機能ではあるので、ぜひ誰でも利用できるように改変されることを期待しておきましょう!
音楽:Slope

Microsoft ライフサイクル確認サイトがリニューアルされるようです

今年ももう夏に差し掛かろうとしていますが、 Microsoft のリリース攻勢はとどまりません。

今度はライフサイクルポリシーのサイトをリニューアルするようです。

今までのサイトを見ていたら、トップに 2020 年 8 月に新しいサイトに移行する旨の案内が記されていました。

https://support.microsoft.com/en-us/lifecycle/search

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新しいサイトは docs 内に移設されたようです。

そして、見た目がシンプルになってわかりやすくなりました!

https://docs.microsoft.com/en-us/lifecycle/browse/

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例えば Office 2019 を表示すると、サポート開始日とメインストリーム、拡張サポートの終了日が並んでいます。わかりやすいですね。

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Windows 10はどうでしょうか。こちらは Release がいくつか並んでいます。

サポート期限として 2025 年 10 月 14 日までと明記がありますね。
Windows 10 のリリース時にはこの話が出ていた認識ですが、最初のバージョンに対する LTSB として 10 年間のサポートかと思っていました。
もしかするとこのサイクル下での Windows 10 の賞味期限は 10 年で切られているのかもしれませんね。

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というわけで 8 月からは新サイトでサポート確認が必要となってきます。
このサイト、忘れないようにしたいですね!

音楽:操

Windows10 Insider Preview Build 20170 リリース

今週も Insider Dev 向けに新しい Build がリリースしています。

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今回の変更点は設定機能の新アイコン化ですね。
他のアイコン変更と同様ですが、べた塗にグラデーションがかかるパターンは今後増えてくるのでしょうか。

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また、今回は機能改修も行われています。
右下のスピーカーマークを右クリックしたときに出る、「サウンドの設定を開く」内の動きが変わりました。

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設定アプリのサウンド自体は大きな変更はありませんが、詳細オプションが提供されていますね。

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これを開くと、アプリを個別に音量設定できるようになっていました。

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音量ミキサーと同様の機能ですね。これ。

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ただ、動きは安定していないようで、スライドバーを動かすとミュートになったり解除されたりとまだ使うのは厳しい印象の動きとなりました。

 

ほか、スタートメニュー横の検索画面が 2 段組みに変更されたという話もあるようなのですが、まだ私の環境では確認が取れませんでした。

 

また、 TLS1.3 が本格的に有効となってきたようです。
以下は IE の画面ですが、 IIS で設定できるようになったようです。

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残念ながら手元のマシンには IIS が未導入だったため、確認までは行えませんでした。
とはいえ、 TLS は 1.1 までが間もなく終焉を迎えるため、 1.3 への期待度はかなり高い状態かと思います。

この機能は確認していきたいものの一つですね!

ようやくいろいろな機能が動き始めてきました。
次期 MacWindows をサポートしない CPU になるなど、デスクトップ OS 市場が大きく変わりそうな気もするので、今後の Windows の動きはとても楽しみですね。

音楽:Moon flower

Microsoft 365 TLS 1.0 の EOS が 2020 年 10 月 15 日に設定されました

一度スケジュールが延期された Microsoft 365 への接続に TLS 1.2 が必須となる件ですが、世界的に経済を優先する方向性が見えてきたためか、再度 TLS 1.0 の廃止日程がアナウンスされてきました。

https://docs.microsoft.com/en-us/microsoft-365/compliance/prepare-tls-1.2-in-office-365?view=o365-worldwide

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2020 年 10 月 15 日。この日以降は IE11 もしくは Edge 、Office アプリでは 2019 または Microsoft 365 for Apps での接続が必要となるということですね。

ちなみに以下の docs ではそのあたりがまだ更新されていませんでした。

https://docs.microsoft.com/en-us/microsoft-365/compliance/tls-1.0-and-1.1-deprecation-for-office-365?view=o365-worldwide

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2020 年 10 月 13 日には Office 2010 など 2010 年シリーズのサポートが終了し、その 2 日後に TLS 1.0 / 1.1 が終了と、タイミングを合わせている感じですね。

ところで私もわすれていたのですが、 Office 2016 のメインストリームサポート、 2020 年 10 月 13 日で終了となっています。

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よく考えると、 Microsoft 365 の利用サポートも終了するということですね。
確かこの日以降は接続を保証しないということで遮断ではないのですが、利用を考えると乗り換えの検討も必要となりそうです。
SharePoint からファイルを選択して Excel アプリを起動するという使い方は慣れるとやめられませんよね。今年も半分以上過ぎましたが、 EOS を意識した対応を忘れずに!

音楽:はたらくお嬢さん

PowerShell でインターネットコンテンツをダウンロードしてみました

最近 Windows のオンプレサーバーを弄ることが多いのですが、ちょっとした調査で Web アクセスしたいなーと思い、 PowerShell をいろいろと弄っていたら、なんと割と簡単に見つけることができました。
その名も wget 。著名な Web アクセスコマンドと同名であったため、一瞬インストールしたかな?と思ったのですが、どうもこのコマンド、エイリアスをきってあるようです。その実体は Invoke-WebRequest というコマンドレットでした。

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さらに curl というエイリアス名まで作られていました。
やっぱり Web からデータを取得するときはこのコマンドを使うことが多いということですね。

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コマンドの詳細は以下 docs に記載されています。手軽に Web アクセスを行いたいときは使ってみるとよいと思います。

https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/microsoft.powershell.utility/invoke-webrequest?view=powershell-7

なお、同じようなコマンドレットとして、 Invoke-RestMethod というものもあります。

こちらは Rest のデータを取ってくるのに便利な作りとなっています。

https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/microsoft.powershell.utility/invoke-restmethod?view=powershell-7

どちらも標準の Windows のみで使えるので、サーバー管理を行うことがある人は覚えておくとよいでしょう。

音楽:the Wave of Flame

Microsoft 365 と Office 2013 のサポート期限が迫っています

2017 年にアナウンスされたように、 2020 年 10 月に Office 365 の各種アプリと Office 2013 の接続サポートが終了します。

以下がそのアナウンスの内容となっています。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/blog/2017/04/20/office-365-proplus-updates/

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ここにあるように、 2020 年 10 月 13 日より Office 365 ProPlus ( Microsoft 365 Apps for Enterprise )または Office 2016 、 Office 2019 での接続のみがサポート対象となり、 Office 2010 、 Office 2013 はサポート対象外となります。

Microsoft 365 Apps for Enterprise は永続的にサポートとなりますが、 Office 2016 / 2019 は 2023 年 10 月までとなっているので、早い段階で Microsoft 365 Apps for Enterprise への切り替えを考えていく必要があることを忘れないようにしましょう。

2023 年は Office 2013 の EOS タイミングでもあります。 Office 365 への接続を行っていない場合も次をどうするか検討しておくのがよさそうです。

音楽:月のくじら

SharePoint モダンサイト向けの Web パーツの現在

最近 SharePoint サイトに触る機会がなく、少しご無沙汰気味だったのですが、久々に触ってみたところかなり機能が追加されていることが分かったのでさわりだけですが紹介しておきたいと思います。

今回チェックしていて面白いと感じたのは、世界時計でした。
どこにでもありそうな時間をただ表示するだけの仕組みなのですが、ビジネス用途であまり利用価値がなさそうなものも用意してくる感じが今までとは違う何かを感じさせてくれました笑

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現在提供されている Web パーツは以下のようなものがあります。

おすすめ分類は今までとあまり変わっていなさそうですね。

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上部にあるのはサードパーティー製品が占めていました。
追加した覚えがないものも多くあるので、初期からいくつか登録されるようですね。

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Office 365 コネクタは、さらに別の仕組みを呼び出すためのコネクタです。
とりあえず気になる Web パーツが見つからない時はここから探してみるとよいのかと思います。

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Youtube と Stream が同時に出ているのが面白いですね。
マイクロソフトが好きな UserVoice も入っていました。

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グループの予定表は Office 365 グループの予定表ですね。
好きなグループを設定できるので、この辺は結構使うかもしれません。

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ボタンを利用すると、リンクを作れます笑

コール トゥ アクションと言い、こういった軽いノリのものが増えてきたのは面白い点ですよね。
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このにある世界時計は海外の地名はカタカナで読んでくれるようです。
この辺りは改善の余地があるかもしれませんね。

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というわけでざっと見てみましたが、やっぱりシンプルなものばかりですね。

特に社内に向けたサイトを作るのが SharePoint の機能なので、これくらいシンプルなのがちょうどよいのかもしれません。
SharePoint でのサイト作成を利用したことの無い人はぜひ一度試してみてくださいね。

音楽:Back to the River