もしかしたら気が付いていなかっただけかもしれませんが、 Microsoft Copilot for Microsoft 365 を利用できるようにした Outlook でメール本文を見ると「 Copilot による要約」というボタンが追加されるようになっていました。
このボタンを押すとその名の通り文章を要約してくれます。
流れは以下のように 4 つの段階で生成 AI を活用しているようです。
まずはメールの内容を読み取って、、、
その内容に対して重要なポイントを確認するという依頼ですね。ここで生成 AI が使われるのでしょう。
さらにメールはスレッドをさかのぼってチェックしているようで、それらの組み合わせを作っているようです。
組み合わせたらそれをまとめて表示できる形にしている。ということでしょうか。
ここも生成 AI が使われる個所ですね。
これらの処理が終わると要約文が表示されます。
右側に数字が書かれていますが、この数字はスレッドのメール位置になっているため、複数のメールがあるときはどのあたりに書かれている内容なのかパット見て判断できるようになっているのが良いですね。
さらにこの機能、英語メールでも日本語に翻訳して表示してくれるという特性も持っているようです。
例えば Microsoft 365 管理者の場合、 Weekly digest が来るかと思うのですが、これを要約表示してくれるので便利ですね。
ただ、使ってみるとわかるのですが、メール文面全部を見ているわけではなさそう。文章は上のほうが文脈上重要というのはわかるのですが、こういったダイジェストの場合は上から下まで優先度はあるものの要約範囲には含めてもらいたい感じなんですよね。
この辺りは今後の調整に期待したいところです。
というわけで、 Outlook では文章作成支援以外にもこういった形で Copilot が使えるようになってきました。
Outlook に関しては今後予定表のスケジュール決定支援という機能が予定されているはずなので、その機能のリリースが待ち望まれるところです。
音楽:Butter Sea