Microsoft 365 には問題が発生した際に何が起きたのかを解析するための診断情報を取得するための機能が用意されていることはご存じでしょうか。
Outlook の場合、 classic のエディションではヘルプリボンの三点リーダー内にこのツールが用意されていました。
これを使うとログファイルを取得し、マイクロソフトに自動送付してくれるという機能となっています。
こんな感じにデータの取得前にユーザーに確認が入るのですが、機微な情報へのアクセスも行われる仕様となっています。
この機能、 Outlook(new)には用意されてなかったんですよね。
取り扱う情報の内容を踏まえてなくなったのかと思っていたのですが、 2024 年 9 月中旬に復活してくるという話題が出てきています。
リリースされると classic と同様にヘルプリボン内に表示されるようになるとのことなのですが、これが出てしまうとセキュリティ上利用しないでほしいというケースもあるはずです。
そんな場合は Microsoft 365 Apps 管理センターのポリシー管理よりポリシーの適用を進めていくことをお薦めします。
https://config.office.com/officeSettings/officePolicies
ポリシーをつくったら設定の構成にある検索ボックスに「診断」と入力して「 Office亜アプリケーションのヘルプ リボン~」という項目と「診断情報の取得のオンラインモードを無効にします。」の 2 つを構成したうえで、それぞれを設定していってください。
一つ目は構成設定:有効、追加設定:無効でよいでしょう。
オンラインモードの無効化は構成設定:有効にすると無効になりますね。
この設定を行うことでヘルプリボンに診断情報の取得ボタンが押せなくなるようなので、もし無効にしたい場合は 9 月までに実施しておくとよさそうです。
音楽:軍靴の記憶