Internet Explorer 11 の EOS 対応がひと段落した後も Microsoft 製品のサポートサイクルは働き続けています。
次に意識しておきたいのは 2022 年 7 月 12 日の SQL Server 2012 のサポート終了ではないでしょうか。
え、 2012 って 2023 年が終了タイミングでは?と思った方もいると思いますが、 2023 年のサポート終了は上記にも記されているように Windows Server 2012 となっており、 SQL Server 2012 はその前に EOS となるのです。ちなみに SharePoint 2013 は 2013 にもかかわらず Windows Server 2012 よりも前の 2023 年 4 月 11 日でサポート終了となります。さらに SharePoint 2013 はデータベースに SQL Server 2014 ではなく 2012 を利用しているケースもあり、その場合は SQL Server が先にサポート終了となるのです。ややこしいのでこの辺りを利用している方は注意してみておきましょう。
さて話を戻して SQL Server ですが、例にもれず ESU (拡張セキュリティ更新)の適用を行うことも可能です。これを活用すると最大 2025 年 7 月 8 日までセキュリティアップデートを受けることができるようになります。
残念ながら Express エディションは対象に含まれないため、これを利用する Azure AD Connect はバージョンアップし、 SQL Server 2019 ベースの V2 に移行していく必要があるのです。
SaaS の台頭によりこの辺りを意識するケースは減ってきている感じはありますが、セキュリティへの意識はすべての先頭にあるものなので、忘れないよう対処していきたいところです。
音楽:限りなき旅路