Microsoft 365 Teams Virtual Appointments にロビーチャットが追加されるようです

Microsoft 365 Teams には Premium ライセンスというものがあります。

これを利用すると Teams の Web 会議やウェビナーに組織のオリジナル要素を加えることが出来るようになります。

ほかにも翻訳や共有画面のウォーターマークなど有用な機能が用意されています。

他にも多くの機能があるので、使える機能の全容は以下を参照してください。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/premium?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

そんな Teams Premium ですが Teams アプリと連動する機能があるのはご存じでしょうか。それの一つが Teams Virtual Appointments です。これは「仮想予定」という日本語名を持つアプリなのですが、 Premium を持っているユーザーでのみ利用可能な機能が用意されているのです。そのなかにあるキューという機能にロビーチャットが 2023 年 6 月までに提供されることが決まりました。

このロビーチャットは参加者の待機場所となる場所で共有情報を展開する機能となります。

以下のイメージが Microsoft 365 メッセージセンターに記載されていたのですが、設定した会議の一覧から選ぶことで対象会議のロビーに対してメッセージを発信できるわけですね。

これを利用することで会議開始の遅れなどをアナウンスできるので、とても有用なものに思えます。

この仮想予定ですが、アプリ一覧から選ぶことでインストールできます。

インストールまでは Premium ライセンスが無くても行えるので安心して入れてみましょう。

追加するとこのように予定やキュー、分析、管理といった機能が利用できるようになります。

(ほとんどの機能は Premium なのでその点は忘れないようにしておきましょう。)

このアプリの利用方法は以下の Learn にも詳しく書かれているので、気になった方はぜひ利用してみてください。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/frontline/virtual-appointments-app?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

なお、 Teams アプリの追加については新しい Teams ではまだサポートされていないように見えるので、旧インターフェースで実行する必要がある点も注意が必要です。

左上のトグルスイッチがオフになっていると使える。と覚えておくと良いですね。

Teams は最近 Premium 側に追加機能を増やしていく流れになっているので使っていた機能が移動するケースもあります。

通常ライセンスのみだと機能がオミットされたように見える場合もあるので、注意してみておくことが重要です。

音楽:まわるスポーク

Microsoft 365 Teams ライブ翻訳が Premium で利用可能となります

Microsoft 365 の Teams には Premium ライセンスというものが用意されています。

このブログでも何度か紹介していますが、改めて見ていくと Premium ライセンスを利用することで、主に会議機能が強化され、カスタマイズされたロビーやトゥギャザーモードの配席変更、共有アイテムのウォーターマークなどが利用できるようになります。

詳しくは以下ページを見るともっとよくわかります、

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/premium?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

そんな Premium の機能に、ライブキャプション翻訳というものがあるのはご存じでしょうか。

これはその名の通り会議のキャプションを自分の好きな言語に翻訳してくれるというものとなっています。

実はこの機能、 2023 年 7 月から Premium でのライセンスが有効になり、それまでは通常の Microsoft 365 ライセンスでも利用できるんですよね。

キャプションを出したうえで、三点リーダーから字幕を選び変更することで自分の画面だけ指定した言語に翻訳されるようになるというわけです。

残念ながら最初に音声種類を選択するため、複数の言語を1つの言語に翻訳するということはできません。多言語間でのやり取りはできませんが、1人だけ別言語というようなケースでは十分活用できる品質ですので、ぜひ今のうちに試してみましょう。

この機能は会議の主催者が Premium ライセンスを持っていれば参加者側も有効なので少ないライセンスで広範に活用することが出来るのも魅力の一つとなっています。

海外とのやり取りが多い組織はぜひ利用を検討してみてください。

音楽:Didn`t it Rain

Microsoft Build Japan 2023 の申し込みが開始されたようです

Microsoft Build 2023 まであと 1 週間となったタイミングですが、ラップアップイベントとなる Build Japan 2023 の開催概要が発表されました。

https://info.microsoft.com/JA-ADAI-CATALOG-FY23-06Jun-28-Microsoft-Build-Japan-Day2-SREVM14500_Catalog-Display-Page.html?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

2023 年 6 月 27 日と 28 日の 2 日間での開催となります。

今回の Build Japan はオンラインと会場のハイブリッド形式となることが決まっています。

本家 Build とは異なり、すべてのパターンで無料の参加が可能となっているので気軽に応募することが出来ます。

2020 年ころに同イベントを行っていた時は、会場にホテルやイベント会場を借りて行っていたイメージがあるのですが、今回は品川での開催となっていますね。

トピックとしても AI が中心となり、その利用というイメージで構成されるようです。

こうしてみると Microsoft 365 の入り込む余地が薄いのが残念なところです。
データプラットフォームとして扱われるのかとは思うのですが、 AI の観点で Microsoft 365 Copilot の話を持ってくるという可能性も考えられますね。

ちなみに上記の登録サイトは短縮 URL も用意されているので活用して行きましょう。

https://aka.ms/buildjapan.top

5 月から 6 月にかけての動きが楽しみですね!

音楽:走る

Microsoft 365 コンシューマ版の価格改定が発表されています

2023 年 4 月 1 日に法人向け Microsoft 365 ライセンスの価格改定が発表されました。

当時は 15 % から 20 % とかなりのアップ率で驚いたのものです。その時はコンシューマ向けは改定を行わず据え置かれたため、若干安心をもって見ていたのですがそんなに世の中甘くはないようで、 2023 年 6 月 1 日よりコンシューマ向けの価格改定も行われることが発表されました。

改定される対象は以下の URL の通りとなっていますが、 Microsoft 365 および Office アプリケーションが対象という形ですね。

https://blogs.windows.com/japan/2023/05/12/price-revisions-for-microsoft-365-and-office-products-for-consumers/?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

Business 版の改定の時は Microsoft 365 E5 は除外されていたのですが、今回コンシューマ向けということもあり、そういった除外のような考え方は行われていないようです。

個人的にお薦めプランとなっている Microsoft 365  Family も対象なので、残念なところではありますが、円安が続いている状況では仕方のないことなのかと思います。

海外での改定は行われていないため、為替が高値安定で進めばまた改定も行われる可能性があるものも思います。

ぜひそういった状況になるよう状況が好転してくれることを祈っておきましょう。

音楽:MUSAWE

Microsoft Build 2023 は 5 月 23 日から開催です

今年も Microsoft Build の季節がやってきました。

2023 年は例年に比べわかりやすく、 Open AI 関連がバズワードとなっているため、これらをどのように連携していくのかを分かりやすく説明するような場になるのかと思われます。

情報共有というキーワードで考えると Microsoft 365 Copilot がその先鋒になりますね。

実際どういった内容が語られるのかは当日になるまでわかりませんが、 Build に関連したイベントがすでに企画されているようでしたので今回はそれを見ていきたいと思います。

既に恒例となっているので気が付いた人も多いのではないかと思いますが、クラウドスキルチャレンジです。

今年は以下のサイトでアナウンスされていますが、 7 種類の試験のうちいずれか 1 つを選んで無料で受験できるようになるプログラムですね。

https://www.microsoft.com/ja-JP/cloudskillschallenge/build/officialrules/2023?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この試験無料を受け取るには Microsoft Learn で所定のコンテンツを閲覧する必要があります。

このコンテンツは勉強になるので、勉強したら試験が受けられるという一石二鳥な内容となっていることも魅力の一つですね。

複数のコンテンツにチャレンジしても受けられる試験は 1 つだけとはなりますが、これを機会としてぜひ一度やってみるのもよいかと思いますので、登録してみてはいかがでしょうか。

2023 年 5 月 23 日よりコンテンツへのアクセスが解禁されます!

音楽:Hamduche

Windows 11 Insider Preview Build 22621/4.1755 などリリース

今週の Windows Insider Build は Beta Channel および Release Preview Channel の更新のみが実施されたようです。

そのため、新機能についてのアナウンスは行われていません。

推測ですが、これは Build 2023 が来週に控えているため、今週はその準備に専念していた可能性が考えられます。

ということは来週の発表で、大きな変化が期待できるのかも、、、

というわけで、今週は以下の 4 種類のバージョンが更新されていました。

Beta と Release Preview ですね。この間新規 FU を取りやめた Windows 10 も入っています。やっぱり Release Preview は QU 向けのアップデートも対象にするという心意気を表しているのでしょう。

Windows 11 Beta Channel Build 22621.1755 / 22624.1755

Beta Channel はバグフィックスのみ行われていました。

Windows 11 Release Preview Channel Build 22621.1776

22H2 向けの Release Preview Channel は Dev Channel や Canary Channel でリリースされたものを正式化している流れとなっています。

Release Preview は今後リリースを見送る可能性のない機能が搭載されるバージョンなので、これらはリリースが確定したということです。よかった!

主な機能を上げておくと、、、

・Win + Ctrl + L のライブキャプションが日本語化されています。

・システムトレイの時計に秒を表示できるようになった。

・多要素認証 SMS のコピーボタンが通知に追加。(ただし英語のみなので見る機会は無さそうです。)

エクスプローラーコンテキストのショートカットが追加。右クリックしたときのショートカットですね。多用しそうです。

・マルチアプリ キオスク モード追加。 従来のキオスクモードは 1 アプリのみ動かせたのですが、複数アプリをターゲットに構築できるようになります。これは一般ユーザーにはあまり関係ないですが、デジタルサイネージなどで利用する場合には大いに意味があるやつですね。

・画面印刷 (prt scr) キーの動作を変更。従来のクリップボードコピーが Snipping Tool の起動に切り替わります。 Win + Shift + S の動作に合わせられた形ですね。

サードパーティーのツールでフックを行うケースなどがありますが、あのあたりが問題なく動くとよいのですが、、、

・OneDrive ストレージ容量表示。エクスプローラー上に残量が表示されるやつですね。これも結構有用だと思います。

Windows 10 Release Preview Channel Build 19045.3030

・優先度の高い通知 3 つおよび通常優先度の通知 1 つの表示。

・タスクバー検索の強化。タスクバーから Web やファイルを検索する機能ですね。
 Windows 11 を中心に利用していると、まだついていなかったのかー。となるやつです。

Windows 11 Release Preview Channel Build 22000.2001 

21H2 というか、初期リリースバージョンの更新です。こちらはバグフィックスのみ行われていました。

といった形で、サポート中の現行リリースにも機能変更の可能性があるので、注意深く Insider Program を見守っていくのがよさそうですね。

音楽:かわいそうなフェイ

Microsoft 365 セキュリティスコアから Planner の連携機能がオミットされるようです

Microsoft 365 は複数の人が連携しながら様々に展開されている仕組みを管理するすべを備えています。

というのも、 Microsoft 365 は大規模なシステムなので、一人ですべてを見ていくと時間がかなりかかってしまうため、複数のメンバーで手分けをすることで少しでも早く対応を進められるようにする必要があるためです。

セキュリティ対応も同様で、問題を発見したら複数の管理者間で共有し、対応を進める。というのが重要になっています。

しかしながら今回、 2023 年 6 月上旬にセキュリティ対応を区分けするための機能が一つなくなることがアナウンスされました。

それは Microsoft セキュリティ スコアの対応から Microsoft Planner への連携機能の EOS です。

具体的には以下の手順で設定する共有機能ですね。

セキュリティ スコアの画面に入り、操作を選択します。

https://security.microsoft.com/securescore?viewid=actions

そこで表示される共有ボタンにある Microsoft Planner の個所ですね。

この機能を利用すると、 Planner にタスクを展開することが出来たのです。

この機能がオミットされるため、今後は Microsoft Teams で連携しタスク化することが重要となりますね。

おそらく Planner にセキュリティ スコアを連携して利用するケースが極端に少なかったのでしょう。こういった形で利用状況をチェックできるのは SaaS の仕組みならではですね。

セキュリティ スコアは今後も新しいものが追加されていくことになると思います。うまく活用し、さらにセキュアな状況を作り上げていきたいですね!

音楽:無条件スベクトル