Office365 TeamsのFlipbookが公開されています

マイクロソフトは今、Office365を利用しているユーザーに対し、Microsoft Teamsを利用してもらえるように日夜方法を考えています。

機能を増強し、魅力的にしていくことはもちろんですが、それを伝えるための努力もわすれてはいません。

そのなかで、ちょっと面白い資料が出ていましたので紹介します。

Teams Adoption Flipbook

Adopt Microsoft Teams | Microsoft Docs

中身は英語ですが、Html5を駆使した本の体裁をとったサイトとなっています。
めくっていくと動画が埋め込まれているなど、メディアをフル活用したつくりを見ることができます。

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使い方などを載せているサイトへの誘導など、全般的に利用までの道のりがまとめられています。
私の周りでは広告を含めたWebサイトや書籍などで情報収集をすることが一般的だったので、こういた方法で利用促進をしていくのはちょっと新鮮でした。

今後はこういったサイト構成が増えていくのでしょうか。
Office365ではswayがこの形でサイトを構成していくことができるので、サイト構築を行う際はswayを意識し、作っていくというのも一つの方法になるのかもしれませんね。

まだswayを利用したことがない人はぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

音楽:サイケデリックソウル

Windows10 Internet Explorerに脆弱性が発見されています

2018年も残すところ1日となっていますが、2018年12月20日ころにInternet Explorerスクリプト実行に関する脆弱性対策のための緊急アップデートが出ています。

基本的にはWindows Updateを行っていくことで問題は回避されますが、各種OS向けのアップデートが以下に公開されているのでWindows Updateを適応できない環境では個別適用を行うことを検討してみてください。

https://portal.msrc.microsoft.com/en-US/security-guidance/advisory/CVE-2018-8653

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Windows10向けの更新が数多く並んでいますが、もちろんサポート対象となっているバージョンのみでの配布です。
(Windows10 1511の文字がないのは、LTSB/LTSCが出ていないバージョンのため、すでにサポートされたバージョンではなくなっているからです。)

Windows10がリリースされてから早3年。こういった緊急でのセキュリティアップデートはいつでも実施される可能性があるため、サポート期間を意識したWaaSの運用は怠らないようにしていきたいですね。

音楽:ねじれトラウマ

Office365 Proplusのデフォルトインストールが64bitに変更されます

Office365 Proplusをインストールしようとすると、今までは何もしないと32bitでインストールされました。

それが、2019年1月中旬からは64bitでのインストールがデフォルトに変更されるようです。

メッセージセンターでのアナウンスだったのですが、以下のインストールガイドでもデフォルトインストールは64bitになったことが記載されていました。

Download and install or reinstall Office 365 or Office 2019 on a PC or Mac - Office 365

現時点では、Office365の右上にある歯車からインストールを行うと、32bitが選択されていることがわかります。

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この部分が64bitに変わるのかと思います。

やはりOffice2019ベースのアプリに代わってからvlookupが早くなる等、機能最適化されたおかげで広大なメモリ空間を利用できれば、さらなる業務効率化を図ることができるという意図なのでしょう。

そもそも32bitのOfficeが推奨され続けていた背景には古めのアドインなどでは64bit版対応が少ないなどがあったのですが、割りきってもよいという判断が行えるような状況にもなってきたのかもしれません。

いずれにせよ、64bitのOfficeはこれからのスタンダードとなっていくと思われます。
ぜひこのタイミングを機に32bitを64bitに変更する計画などを立てられてはいかがでしょうか。

※64bitを導入するには、32bitをアンインストールする必要があり、入れ替えには少し時間がかかるかもしれません。

音楽:Fly up in the air ~ Tension

Office365 SharePoint / OneDriveを利用している際のUPN変更影響が公開されていました

タイトルが非常にわかりにくく申し訳ないのですが、Office365では、UPNというものでユーザーを識別します。このUPNなのですが、一意であることを保証する識別子であるにもかかわらず、変更することができる値となっています。

この相反する特性があるUPNですが、OneDriveでは接続用URLにこのUPNが含まれていたりします。以下のような形ですね。

https://テナント名-my.sharepoint.com/personal/UPN

このような形態なので、UPNを変えるとアクセス先が変わることになり、接続先を意識するアプリなどでは設定を変えてあげるなどの対応が必要となったりします。

こういったURLの特性や、OneDriveアプリの動作など、UPNを変更した際のをまとめたサイトが以下に公開されていました。

How UPN changes affect OneDrive | Microsoft Docs

こうやって見てみると、UPNを変更すると基本的にいろいろなものが動かなくなるのがわかりますね。
逆に、設定をきちんと変更させていけば、UPNを変えていっても何とかなる。ということがわかりますね。

ここではSharePointやOneDriveを中心に説明しているため、SkypeやExchange、Teamsで起こりうる問題などは記載されていませんが、参考にはなると思うのでUPNを切り替えようとしている方は一読することをお勧めします。

音楽:紅葉ヶ谷

Office365 TLS1.2対応に伴う旧暗号化プロトコルでの接続について

Office365では、TLS1.1以前の接続方法について、2018年10月をもってサポートしなくなっていますが、TLS1.1以前を廃止する日程はまだ未定となっています。

この状態がずっと続くわけではないのですが、まだいつ停止になるのかはわからないといった状況です。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057306/preparing-for-tls-1-2-in-office-365

そんな中、2019年1月より、TLS1.0、TLS1.1、3DESといった旧来のプロトコルを用いたセキュアアクセスがあったかどうかを検知するためのレポーティング機能が提供されることが発表されました。

またそれに合わせ、3DES暗号方式は2019年2月28日をもってサポート対象がとなることが決まったようです。

このサポート対象外はおそらく接続ができなくなることを意味するのかと思います。(3DES暗号方式はTLS1.0以前のSSLv3で用いられていた方式のため、すでに利用している人が極端に少ない状況となっているはずです。)

レポート形式がどのようになるのかはまだ発表されていないのですが、それぞれのアクセス状況がわかれば、TLS1.2のみになっても問題は起こらないというのがわかるようになるはずなので、早い段階でそれらが判断できるようになるとありがたいですね。

音楽:Very little wishes

Windows10 OneNoteの新機能が公開されました

Windows10でのOneNoteアプリはWindows Storeアプリとなっており、自動的にバージョンアップする仕組みが組み込まれています。
GPOなどでバージョンアップを抑止していない場合は2019年1月にかけてノートシールという機能が追加されていくこととなります。

以下図の右上、ノートシールというところですね。ネーミングがわかりにくいですが、要するにタグ検索可能なタグを各ノートに張り付けられるという機能です。

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利用方法は簡単で、ノートシールを選択して必要なものを画面に張り付けるだけです。 

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 このノートブックで使用を選択すると、最初の画面に表示されていたもの以外にもいくつかのタグがあることがわかります。

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 新しいノートシールを作成を押すと各種アイコンから新規のノートシールを作成できます。しかし、メニュー名がCreate a Tag、、、一般的にはタグという言葉がわかりやすいですよね。やっぱり。

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ここで作ったノートシールは、ノートシールトップに表示されるので、簡単に扱うことができるという寸法ですね。

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例えば、このタグを用いて文字を書いてみましょう。

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それを左側の検索メニューから確認することができます。

検索ボタンを押すと出てくるフリーワード入力で先ほどの作ったタグを入力していきます。 

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すると、作成したノートシールが表示されます。(ここではnewTagAというノートシールを作っています。)

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これを選択すると、左側にノートシールの一覧が表示され、更に選択するとそのシールを追ってくれるという動きになります。

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OneNoteを使っていくと、ノート、セクション、ページを駆使して情報を管理する形になっていると思いますが、ここにノートシールを用いて横断的な管理を行っていくことができるというわけですね。

付箋の位置付けで扱えるのはかなり便利だと思います。

この機能が使えるようになったら、試してみてください。色々なところで利用できそうな機能です。

音楽:Waver

Windows10 MobileがEOSの時期が確定しました

Windows10のなかでも中々に伸び悩んだMobile向けのサポート終了期日が確定しました。

Windows 10 Mobile をご利用のお客様へ - Windows 10 for business

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Fall Creators Updateが出て以降、メンテナンスフェーズに入っていたことは2017年の時点でいわれていました。
が、その時には企業ユーザーがまだまだいるということで、継続したサポートを続けていくという話だったと思います。

【こんな感じにサポート継続をうたっていました】

そんな状況も一変ということで、約4年という、長かったようで短かい期間が満了という状況となっています。

PCOSでは10年のサポートがほぼ保証されている状況でしたので、Mobile側の終焉は少し早い気もしますが、スマートフォンの寿命という観点からすると仕方のない結論だったのかもしれません。

ただ、MSとしてはWindowsCEなどの時代から、この分野の投資を何度も行ってきているところではあるので、また時が満ちれば新OSを用意してくれる可能性もあるのかと思います。

是非その時が来るのを信じ、まずはEOSに向けた準備を始めましょう。
幸いMSアプリはiOSでもAndroidでも使えるものが多いので、業務を行うという観点ではインパクトは少なそうです。乗り換えサポートで新端末を安価提供してくれると更によいのですけれどね笑

音楽:Ura l'eternita