Microsoft Copilot はうまく使えばとても有用ですが、組織で利用する場合はその性質上、機密情報を使った検索を行わないかなど、気に留めておく必要がある点がいくつかあります。
機密対応といったもの以外にも、ブラウザーの機能との連動要素など気にかけておく点があるのですが、そういった気になる要素については Microsoft 365 管理センターで制御が行えることをご存じでしょうか。
以下の Learn にその要点が記載されているので、今回はこれを紹介させていただきたいと思います。
この Learn では設定の方法を中心にまとまっているのですがどのような設定があるかは見ることができません。
というわけで、実際の設定を見てみたいと思います。
Microsoft 365 管理センターから行くのですが、設定 - Microsoft Edge にあるポリシーの設定です。
直アドレスは以下ですね。
https://admin.microsoft.com/Adminportal/Home#/Edge
ポリシーを選択したうえで Customization Settings を選んでください。
ここに表示される Enterprise secure AI の設定項目が行えることですね。
主には以下のような設定が出来るようです。
- 新しいタブから Copilot へのアクセス
- ページを読み込ませる機能の有効化
- 入力テキストの予測
- ページ検索のシノニム活用
- 作文
- タググループの名称決定支援
- スペルチェックの強化
- Copilot 以外の LLM サイトのブロック
特に最後の項目は気になる機能ですねー。どのサイトまで止めてくれるのかは見てみたいところです。
という感じにいろいろな設定を行うことができるようです。
組織の管理者はぜひ一度チェックしておいたほうが良いかも知れません。
音楽：暁鐘
