Microsoft Copilot for Microsoft 365 データの保持方法について認識を深めておきましょう

Microsoft Copilot for Microsoft 365 では、ほかの Copilot や LLM の扱いと異なり、マイクロソフトはプロンプトデータを利用後破棄するという宣言を行っていないことをご存じでしょうか?

これは管理者向けの監査を考慮した宣言となっており、ほかの Microsoft 365 製品と同様に電子情報開示での依頼に対応できるように調整されているのです。

考え方は以下の Learn にて示されており、 Exchange メールボックス内に非表示フォルダーとして格納されているとのこと。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/purview/retention-policies-copilot?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

もちろん Exchange のファイルなので、そのデータ保持ポリシーに準じた処理が行われ、古いデータは削除されていくことになっています。

意識しておきたいのは、データの保持期間ですね。

保持ポリシーでの削除までの期間は削除フラグをオブジェクトに付与するタイミングを示していて、実際にクリーンナップされるのはタイマージョブ動作なんですよね。

そのあたりは以下の文面に現れているのですが、削除ジョブが動作するのは週 1 回となっているので、この日までに消したい。といった動作は設定できないと思っておいたほうが良いでしょう。

ちょっと癖のある動作となっているのですが Exchange 上にデータがあることの宿命として理解しておく必要がありますね。

音楽:まわるスポーク