現在 Exchange Online では、基本認証の収束に向け作業が進んでいます。
2022 年後半には基本認証が無効化されるため、それに向けたアナウンスの一環として Outlook を利用した際のモダン認証有効化を促すメッセージが、メッセージセンターに追加されていました。
今回のメッセージはモダン認証が無効になっている場合のみのようです。
管理センターの設定 - 組織設定 - サービスにある Modern authentication 内のチェックが行われていたかどうかというところですね。
これがオンになっている状態であれば Outlook 2016 以降のバージョンは自動的にモダン認証が利用できるようになります。 2013 の場合は以下に記載のあるレジストリに値を設定する必要があります。
HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Common\Identity\EnableADAL
DWORD
1
HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Common\Identity\Version
DWORD
1
管理センター上の設定は基本認証無効化時に自動的に有効化されることになったようですが、 Outlook 2013 利用の場合はその時点でアクセスできなくなることに注意しておきましょう。(ただし接続のサポートは 2020 年 10 月 13 日を以て終了しているため、現時点でもアクセスできなくなる可能性はある状態なのですが、、、)
Outlook 2013 などのナンバリングバージョンを利用している場合、不測の事態に備え Outlook on the Web の利用も検討しておきたいところですね!
音楽:The Egg and You