Microsoft 365 Outlook 新規メールにメールをコピーできるようになりました

Outlook は現在 Web ベースのものに進化していますが、その進化過程においていくつかの機能を犠牲にしてきた経緯があります。

例えば、外部メール機能の利用などがそれにあたりますが、徐々に新機能として提供されてきており、重要機能の取り込みが完了しつつあります。

その中の一つにメールの添付というのがあるのですが 2024 年 3 月から 4 月にかけてこの機能の実装も行われることになったようです。

Outlook で新規メールを作成してみましょう。

するとこんな風に右側のペインに空のメールが表示されます。

そこに中央ペインにあるメール一覧からドラッグでメールを移動させてみましょう。

こんな感じにメッセージがドロップできるようになっているはずです。

そのままドロップを終えると件名の下に添付が行われたことが示されます。

Outlook アイテム」と書かれているので、これがメールであることは一目瞭然でしょう。

この添付をクリックすると、左側にプレビューが表示されます。

これでどんなメールを添付したか見ることができます。

プレビュー以外にも、ダウンロード、削除といった項目をメニューから見ることができました。

試しにダウンロードをしてみましょう。

すると右上にダイアログが表示されました。

Edge をベースにしていることが分かりますね。拡張子は eml となっているので、通常のメール形式である msg ではありませんが、 MIME RFC 822 に沿った形式なので、送付相手が Outlook でなくても見ることができることも強みでしょう。

なお、 RMS を行っていて転送不可としている場合は添付もできなくなるようです。

この辺りは安心仕様になっていますね。

新しい Outlook の機能が充実してくることでより移行が加速することは間違いないですね。そのうち古い Outlook は利用できなくなると思われるので、利用してみて問題ないようであれば新しい Outlook をメインに切り替えていくことをお薦めします。

音楽:さいごのマメシバ