Microsoft 365 古いメール暗号化は 2024 年 1 月で EOS となります

2024 年のマイクロソフトは早くも始動しているようです。

メッセージセンター上で各種アップデートが行われていました。

その中でもこの 1 月、特に意識しておきたいのは暗号化が新しくなった点です。

すでにこの暗号化機能は利用できるのですが、 html の添付ファイルベースのバージョンは 2024 年 1 月に完全終了するということで注意喚起のアナウンスが行われていたというわけです。

この暗号化機能ですが、かなり秀逸で、俗に言う PPAP を代替できる機能といっても過言ではないのではと思っています。

まず利用。 Outlook でメールを作成し、オプションメニューから暗号化を選ぶだけで利用できます。

これを行った場合、直接ファイルが添付されることなく Outlook on the Web に遷移したうえでアクセスしてもらうという流れになるんですよね。

暗号化を行うと情報バーにこんな感じで出てきます。

宛先に入ったユーザーのみが開けるようになる点が良いですね。「

試しに内部ユーザーと外部ユーザーで試してみましょう。

内部ユーザーの場合、暗号化しても何ら変更される点はなく、そのまま利用できるようになっています。

逆に以下は Gmail のユーザーがアクセスした場合なのですが、このような形でメッセージを読むためのリンクが表示される形になるんですよね。

このリンクを開くと以下のような画面が表示されます。アドレスは Outlook on the Web のものですね。これは Microsoft 365 のライセンスを持っておらずとも開けるので、相手の状態に左右されないのもポイントでしょう。

ワンタイムパスコードを利用すれば、宛先になっていたメールアドレスにコードが記されたメールが飛ぶので、なりすましにも強いというわけですね。

https://outlook.office365.com/Encryption/authenticationpage.aspx

メールを開くとこんな感じになります。今回は添付を用意しませんでしたが、添付があればここからダウンロードできるというわけですね。

簡単に利用でき、費用も掛からないので PPAP の更新を検討されている場合はぜひこの方法を俎上に載せてみてください。

音楽:Jade