new Outlook が利用され始めたことで、 Outlook が Web ベースの仕組みに変わっていますが、今までは複数のアカウントを登録することができませんでした。
しかし、 Outlook のアプリとしては一般的な Web メールとの差としてこの点を売りにしていたこともあり、 2024 年 2 月から正式に複数アカウントを取り込むことができるようになったとのことです。
実際には少し前から複数のアドレスが利用できていたと思いますが、 Microsoft 365 のアドレスは一つまでなどいくつか制約があったかと思います。これらが解除されたということですね。
実際に私の環境も こんな形で 3 つのアカウントが同時に存在できています。うち 2 つが Microsoft 365 でもう一つは MSA となっています。
アカウントの追加ボタンを押すとこのような形で様々なアカウント種類に対応しているというところは今までと同じように見えます。
大きく異なっているのは、 設定 - アカウント - メール アカウントにある設定でしょう。
ここで Microsoft 365 アカウントを選択すると「プライマリ アカウントとして設定」というボタンが用意されており、これを押すことで Outlook におけるライセンスをこのプライマリ アカウントに設定したものに置き換えることができるようになったようです。
この機能を利用することで、 Copilot for Microsoft 365 の対象となるかなどを制御できるようになるのかなとも思ったのですが、残念ながら Copilot の機能はライセンスのあるテナントでしか利用できませんでした。
複数 Microsoft 365 アカウントを持っている場合はうまく活用するとよいでしょう。
音楽:西ヨーロッパ