今週も Windows Insider Preview がリリースしています。
しかしながらいつもとは毛色が異なり、リリースされたものは Beta Channel と Release Preview Channel の 2 種類のみでした。
新しくなった Insider Program の考え方ではこの Beta と Release Preview にも差があることになっているのですが、どちらもリリース前提の機能となっていることには変わりありません。
今週はこちらのみのリリースで Release Preview が入っていることから、すぐに一般リリースになる対象ということになります。
以下は Beta Channel のものですが、 バージョン情報のページからはどの Build なのかわからない仕様になっていますね。
Windows Update のページでは 22000.526 co_release と記されているので、こちらでチェックすることができます。
このバージョンでも Internet Explorer 11 の動作を見てみましょう。
前のチェックと同様に以下を記した VBS を用意し、どういった動作となるかチェックしていきます。
Dim objIE
'IE(InternetExplorer)のオブジェクトを作成する
Set objIE = CreateObject("InternetExplorer.Application")
'IE(InternetExplorer)を表示する
objIE.Visible = True
'指定したURLのページを表示する
objIE.Navigate "http://www.microsoft.com/"
Windows 11 では Windows 10 と異なり、 Internet Explorer 11 は同梱されていません。そのため以下の設定は不要だとは思うのですが、 2022 年 6 月の EOS をエミュレートするという意味を込めて入れてチェックしてみました。
gpedit.msc
コンピューターの構成 - 管理用テンプレート - Windows コンポーネント ‐ Internet Explorer - Internet Explorer 11 をスタンドアロンブラウザーとして無効にする : 有効
すると予定通り Internet Explorer 11 が起動してくれるようになっていました。
これで Internet Explorer 11 を利用した VBS や VBA も安心して利用できそうですね。
上記を見るとわかりますが、左下に天気(ウィジェット)が表示されるようになりました。これは今までと異なりポイントするだけでウィジェットを起動してくれるので、 Windows 10 に搭載されたニュースと興味と同じような使い勝手を期待できそうです。
そのほか、 Teams の会議開催時にマイク設定がタスクコーナーに表示されるなど、 Dev Channel に搭載されていたものはかなり実用として採用されたみたいですね。
Windows 10 でも UI の変更は何回か行われ、その中で最適を探っていた感がありますが、同じようにより使いやすい落としどころを見つけてくるという手法なのでしょう。
スマートフォンでも度重なる仕様変更が行われているのでこの辺りは最近一般的と受け入れることが多くなって気がしています。試行錯誤を重ね、良い落としどころを見つけてほしいですね。
音楽:3cm