Windows10 1809ではリリース直後にファイルが消えてしまうというバグがあり、リリースが延期になったことは記憶に新しいところかと思います。
あの時の問題は、リダイレクトされたフォルダがあった場合に空のフォルダと差し替えてしまうことで発生していたのですが、この10月後半からリダイレクト関連に手を入れるようです。
https://docs.microsoft.com/en-us/onedrive/redirect-known-folders?WT.mc_id=WDIT-MVP-5002496
今までOneDriveアプリでデスクトップなどを同期バックアップ設定する場合、システムドライブ上の既定のフォルダにデスクトップがある必要があったのです。
以下のようにユーザープロファイルのデスクトップフォルダにデスクトップがないといけなかったわけです。
これが、例えばNASなどにリダイレクトされていても同期バックアップの対象にできるようになるという変更が加わるようです。
個人ユーザー用途ではあまり利点は無いのですが、企業ユースではデータの一元管理を行うために、デスクトップなどの場所を共有サーバー上に配置しているケースが多々あります。
こういった場合でもOneDriveを利用した同期バックアップが行えるようになるというわけですね。
これで大概のデスクトップは同期バックアップができそうなのですが、OneNoteファイルやOutlookのPSTファイルが置かれている場合は今まで同様に同期バックアップの対象外のままとのことです。こういった点はさらなる改善を待ちたいところですね。
一方、企業利用ではまだまだOneDrive同期バックアップが利用するネットワーク帯域が大きすぎて業務で利用可能なキャパシティを超えているという問題もよく耳にします。
こういった点は企業内網の整備などが必要となり、一朝一夕ではどうにもならないことも多々あります。今後のこういった機能を有効利用していくことも踏まえながら、環境の整備を進めておきたいですね。
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