Teams のモバイルアプリを操作していたところ、チャット入力画面の左側の + ボタンに赤丸が付いていました。
開いてみるとライブ コンポーネントの挿入という項目が増えており、後で利用しよう!と画面を閉じたら最後、その画面を見ることができなくなってしまいました汗
というわけで、モバイルアプリの画面が取れなかったのですが、 Teams デスクトップアプリでチェックしていたところ同じように追加されていました!
ライブ コンポーネントは Ignite でその正式名称を Microsoft Loop と呼ぶようになりました。
というわけで中を見てみましょう。
今回私の環境ではチャットでのみ表示されていました。
ボタンを押すとこのように 6 種類の項目が表示されました。
テーブルの場合のみさらなるサブ画面があり、 Word での挿入と同様にグラフィカルに選ぶことができるようになっていました。
箇条書きを選んでみたところ、ライブ リストという名前でメッセージの位置に展開されました。
入力できるようになってから少しすると、この Loop の共有用のリンクが。これを押したところ SharePoint などでよく見る共有設定画面が出てきました。インターフェースが同じなのはわかりやすいですね。
実際に入力してみたのですが、モバイル側に表示されません。
最初に利用するときはコンポーネントの送信を押す必要があるのですね。
間違えて開いた場合に直せるのでこれはよい感じです。
コンポーネントを送付するとモバイル側では Live Component というリンクが表示されました。まだ Teams モバイル上ではネイティブ対応はなされていないってことなんでしょうね。
このリンクをクリックしたところ Office 365 アプリが開き、 Loop をモバイルでも使うことができました。
実際両方を同時に動かしてみたのですが、時間差なく画面が更新されていく感じでかなり面白い感じでした。
ただ、モバイルは日本語入力も変換前から同期されたのに対し、デスクトップ Teams アプリでは変換確定後に表示が連携される動きになっていました。
この Loop の情報、どこに保存されるのでしょうか。
というわけで、上記画面の右上にあるコピーボタンでアドレスを調べてみると、 OneDrive 上になっていました。 Microsoft Teams Chat Files ということで、まだ日本語として扱われていなかったため、フォルダが分かれてしまいました涙
ファイルは fluid という拡張子に。
Web上からはダウンロードできないようにもなっており、同期を中心とした仕組みであることを再確認できます。
ただ、 OneDrive アプリを使うとファイルとしてダウンロードできる感じですね。
ファイルのプロパティはこんな感じに。
起動プログラムが Microsoft OneDrive File Launcher となっていたのが印象的でした。
このファイルを直接ダブルクリックすると以下の URL から始まるアプリが起動しました。OneDrive 上で起動しても同じ URL に遷移しました。
www.office.com/launch/fluid/
この起動はファイルが OneDrive 上にある必要があるみたいです。
ダウンロードしたファイルを同期のかかっていないところで開いてみたところ、何も起きなかったので、 OneDrive 上にあることがキーとなるようです。
ちなみにファイルをエクスプローラーで削除したりコピーしたりして起動を繰り返してみたのですが、同期する速度が間に合わなかったのか、入力した内容がなかったことにされるケースが何回か発生しました。
この動きからすると同期対象外となるのがあるべき姿のような感があります。
OneDrive アプリ側でそういった対応がなされることが望まれますね!
音楽:Old School Game