Microsoft 365 Skype for Business EOS にあたり支援付きアップグレードがアナウンスされていました

Skype for Business が EOS となるのは 2021 年 7 月 31 日ですが、まだ Microsoft Teams に移行が行えていない組織はそれよりも前に自動的にアップグレードが開始されるようです。

というのは Teams 管理センターを眺めていたところ、以下のように Teams へのアップグレードまで残り 25 days という記述が現れてきていたのです!

https://admin.teams.microsoft.com/dashboard

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拡大してみるとこんな感じです。

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私のテナントは 6 月 30 日付でアップグレードされることになっているようですね。

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実際は Skype for Business の利用は行っておらず、もっぱら Teams の利用のみなのですが、設定はアイランドのままなのでこういった案内になっているのかと思われます。
ここで気になるのは詳細情報と拡張機能の要求というところです。まずは詳細情報を見てみましょう。

https://docs.microsoft.com/ja-JP/microsoftteams/upgrade-assisted?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

ある意味思っていた通りなのですが、支援付きアップグレードという docs に移動し、そこには、この支援がなされている最中は 7 月 31 日の EOS デーよりも後でも Skype for Business を使用できる。とありますね。

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詳細がこんな感じなので拡張機能の要求ボタン側はこれに準じているのだろうということで見てみました。

3 か月延長の要求を出すためのボタンになっていますね。
ということで、最長 10 月末までは支援など含め、最終調整の時間がもらえるということのようです。

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この要求はアンケートのような形になっており、選択肢は以下を見てください。

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一番最後の選択肢で、 FastTrack などやっているか。というのがありますね。
FastTrack はテナントを取得し 150 シート以上を契約している場合に利用できる制度で、 MS やパートナーが利用開始の支援をしてくれるというプログラムです。

おそらくこの回答の内容によって Skype for Business の終了をどのようにサポートするのか決めるのかと思われます。

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最後のお願いとばかりに Skype for Business 終了の挨拶が行われているような感じですが、この 3 か月は最後の手段となると思います。既に Teams を利用し始めているなどで移行がスムーズに進められそうなのであれば、どんどん移行を加速させておくのが良いですね。

音楽:Piano1

Microsoft 365 Teams のチャットに待望の翻訳ボタンが搭載されました!

海外の方とチャットをやっていて気が付いたのですが、とうとう翻訳ボタンが追加されてきていました。

いいねボタンなどのメニューを表示して、、、

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三点リーダーを押すと翻訳ボタンが!

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日本語に変換されました!!

翻訳した項目は右側に「 aあ 」のマークが表示されるようです。

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翻訳は一定時間保持されるようです。(再読み込みまででしょうか。)

その間に元に戻したい場合はもう一度同じボタン(名称は元のメッセージを見るになっています)を押しましょう。

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この翻訳は会議でも利用できました。

これは心強い!

会議の場合は右クリックからでも翻訳ボタンを押せるようです。

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翻訳エンジンは同一っぽいですね。

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この翻訳、どの言語に変換するのか、設定項目が見当たらなかったのですが、設定の一般にある言語を変えることで翻訳も連動するようです。

試しにフランス語にしてみたところ、、、、

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フランス語に変換が変わりましたね!

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言語を変更すると再起動が必要になるのと、表示言語と連動するというのがちょっと利用時に意識しておく必要がありそうですね。

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ちなみにスマホ版には設定に翻訳という項目が用意されていて、これは表示言語に左右されません。

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左右されないといっても、この翻訳が有効にはなっていないので、チャットのメニューには翻訳項目はまだないんですよね。

Web 会議などでは都度右クリック→翻訳を押すのは大変なので、逐次翻訳してくれる機能の搭載が待たれるところですね!

音楽:FUTURE BLUES

Windows 10 ? 次期 Windows の関連イベントが 6 月 24 日に開催されます!

すでに様々なメディアでも取り上げられている状況ですが、私も乗っかります。

日本時間 6 月 25 日 0 時から 次期 Windows に関するライブストリームが流れるようです。

https://www.microsoft.com/en-us/windows/event

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1 時からとアナウンスしているケースもありましたが、カレンダーを取り込んだところ 0 時であっていそうです。

ET (東海岸時間)なので、6月は夏時間( EDT )ということでしょう。

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細かい内容は当日発表だと思いますが、いろいろと勘繰りたくなるような情報が想像欲を掻き立ててくれますね。

まず、タイトルが Windows となっている点。
Windows 10 なのか、 Windows Server なのか、はたまた、、、とワクワクしてくる感じです。

さらに発表時間が 11 時。午前中の中でも中途半端なこの時間から開始する意図は、、、などと考え始めたらだめですね笑

いずれにせよこの日にすべてが分かるので、それまで想像力豊かに待ちましょう!

ちなみに以下 youtube でもライブ配信されるみたいです。
どちらでも同じだと思いますが、覚えておくとよいと思います。

https://www.youtube.com/user/Microsoft

音楽:夢の旅人

Microsoft 365 Teams モバイルアプリにプライドモードが搭載されていました

Microsoft Teams アプリの設定画面を眺めていたら、プライド テーマという見慣れない文字を見つけました。

これですね。ずいぶんカラフルなこいつ、設定をオンにするといろいろなところに変化が生じます。

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まずは下部のメニュー。各項目がレインボーに変化しています。

見えにくなるのかなとも思ったのですが、意外といい感じに表示されています。

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カレンダーもちょうど良い色になっていますね。

データがある画面も見てみましたが、データには影響はない模様です。

 

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そして一番いろいろわかるのがチャットです。

アイコンや未読もカラフルに!

なんだか、どこが変わったのか探すのも面白い感じになってきました笑

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この機能、いろいろ調べてみると Pride 2021 というイベントの関連機能のようです。

https://www.microsoft.com/en-us/pride

この色味が気に入った人も、プライドを表したい人も一度試してみてはいかがでしょうか?

また、このプライドのイベントが 2021 年 6 月 24 日に行われるようです。

上記サイト内にある youtube のリンクから見られるライブイベントのようなので、気になる方はチェックしておくとよさそうです。

音楽:心

Microsoft 365 Teams のスタンドアウト機能が有効化されていました

とうとう OBS が不要になるときが来たかもしれません。

Teams 発表者モードにスタンドアウトボタンが実装されていました。

これを押すと、資料の前面にカメラで映った人が表示される形となります。

さっそく動作確認!

会議に入り、コンテンツを共有するところに発表者モードという項目があり、スタンドアウトボタンがあるのでこれを押下。

ウィンドを選択して表示したいウィンドウを選びます。

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なんと手順はこれだけ!

自分の画面内に、プレビュー情報も表示されるようです。

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これ、どうやって実現しているのかというとこんな感じ。

切り抜いた画像を張り付けているだけですね。というかまさに OBS の動きだ、、、

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このプレビュー画面、消してしまったときは発表者ツールで再表示させることができます。(上部にカーソルを当てると出てくるやつ)

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ちなみにこの機能、まだデスクトップでのみ確認できる状態のようです。

試しに iOS 版を起動したのですが、人と画面は別々に表示されてしまいました。

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そして、 CPU パワーとネットワーク帯域を多く利用するようです。

表示中はファンが鳴りっぱなしになるほど動き続け、帯域も 8 Mbps ~ 10 Mbps 付近を行き来指定ました。(帯域は環境に依るかもしれません。公式的にには HD 画質でも 2 Mbps をうたっていますからね。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/prepare-network?WT.mc_id=M365-MVP-5002496#bandwidth-requirements

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という訳で、実利用まではあと一歩な感じもありますが、面白いのは間違いありません。

人の位置は右下に固定されるようなので、今後のプレゼン資料は右下をあけるような作りが好まれるかもしれませんね!

音楽: artisan

Microsoft 365 Excel on the web で作業の変更状況が見えるようになっていました

個人的には超待望の機能がやってきました。

Excel でセルの編集履歴が一覧表示できるようになっていました!

この機能 google spreadsheet には搭載されていて、とても便利なので早く Office にもついてくれないかと願っていたものなのです。

さっそく動作を見てみましょう。
この機能は Excel on the web でのみ利用できるものとなっています。
校閲タブを開き、変更箇所の表示を押すだけ!

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すると右の作業ウィンドウに更新した内容が列挙されます。

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確認中に新規更新が入った場合は、新しい変更点を確認するための更新ボタンが出てくる仕様です。自動更新にしなかったのはおそらくログが流れてしまうと特定の変更点を追えなくなるという配慮でしょう。
この形であれば、じっくり変更点の確認が行えますね。

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ちなみにモバイル版で編集したものも履歴としてちゃんと表示されました。
現状はユーザー情報だけが出る形なので、操作デバイスが出てくれるとさらに良いですね。

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ちなみにこの変更の個所からは確認はできても戻すことなどはできません。
過去にさかのぼる場合はファイル名を選択してバージョン履歴を見る必要があります。

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ここからだと、過去の状態を見つつ復元ボタンで戻すことができるのです。似たような機能ではあるのですが、バルクで保管されるため、複数個所まとめてみるしかないのですよね。また、変更前と変更後の内容は自分で確認する必要があるというのもちょっと面倒なところでした。(さらに言うと、アプリ版 Excel でのバージョン履歴は、別画面で過去の内容を開いちゃうので違いを見るのはちょっと厳しかったりもします。)

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以下によるとさかのぼれる範囲も 60 日と、機能としては申し分ない内容となっているようです。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/excel-blog/collaborate-with-confidence-introducing-show-changes-for-excel/ba-p/2279187?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

この機能、ぜひアプリ版にも搭載されてほしいところですね。これでまた一つ Web 版を推す理由が増えますね!

音楽:でんしんばしらのやうな

Windows 10 Insider Preview Build 21390 リリース

今週は Microsoft Build 2021 中なので更新はなしかな。と思っていたのですが、なんとちゃんと更新が来ました。 Dev Channel ! という訳で、 Build 21390 となっています。

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更新はあったものの、更新内容はそこまで大きくなく、新機能は タスク マネージャーと Windows インストーラーのアイコン変更と Windows Terminal をデフォルトのターミナルとする設定が増えたとのことでした。

まずはアイコンから見てみましょう。

まずはタスク マネージャーから。
リソースの利用状況を正面からとらえた図になっていますね。
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タスクマネージャーの左側のアイコンも、タスクトレイのものも同様に入れ替わっています。

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元々は右側の、パソコン内に表示される形だったのですが、デスクトップをやめたかったのかもしれませんね汗

波形も若干ながらピークの突出が大きくなったように感じます。

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タスク マネージャーといえば、コントロール パネルからも開けたよーな。と思い、そちらも検索してみましたが、アイコンが異なりますね。

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さらにコントロール パネルを見てみるとあれ、こんなにアイコン更新されてたかな、、、というくらい見覚えがない笑

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おそらく設定アプリのアイコンに合わせてきているのかと思います。

簡単操作とか、アクセシビリティという名前に変わっちゃったので、関連性がアイコンでしか示せなくなってますから、これは仕方ないのかな。

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もう一つは Windows インストーラーです。 msiexec.exe ですね。

これは単独で起動することはほぼなく、 .msi ファイルに関連づいてインストールの補助を行ってくれるものとなっています。

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こちらも新旧比較するとこんな感じに。
長年手が加わっていなかったアイコンですね笑

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もう一つの Windows Terminal をデフォルトにできる件ですが、どうも Windows Terminal のバージョンが 1.9 以上である必要があるみたいです。

Microsoft ストアからインストールしている場合はまだそのバージョンに到達していないので利用できませんでした。(ストアの更新をあきらめれば、確か GitHub からインストールできるはずです。自動更新されなくなっちゃうので、今のところ導入は見送っています。)

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おそらくプロンプトのプロパティにあるターミナルタブに設定が加わるものと思われます。

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デフォルトにすると cmd と打つと Windows Terminal 上でたちがあるというイメージなんじゃないかと。

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こんなイメージですかね。

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Microsoft Build 2021 の発表であったのですが、 WLS2 のプロンプトも Windows 10 に合流してくるとシェル、ターミナルが渋滞してくるので、それに対処するための変更なんじゃないかと推測しています。

実はキーノートで今後の Windows 10 の進化を見るように促す案内もされていたので、その内容が入ってくるタイミングが気になっているんですよね。

今年の後半の更新で何等か大きな波が来るかもしれません。

音楽:FAX me