Windows 10 Build 17704でました。

今週のInsider Previewは1週開けてのリリースとなりました。

Build 17704がリリースです。

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一目見て気になったところは、Edgeのアイコンが変わっていたことです。

【タスクバーのアイコンが変わりました】

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大概タスクバー上にはEdgeを表示させていると思いますが、この表示でInsider Previewなのかどうかが簡単にわかるように笑

ちなみにアイコンによってはBETAの表記が黄色いケースも。

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この黄色はヘルプとフィードバックよりMicrosoft Edgeを評価するを選択した際に表示されました。
また見ての通り、大きな3つのアイコンが。文字が突き抜けてしまっているのは言語の問題ですね。この表示はみだし問題、Windows 3.1のころからずっと見てきていますが、そろそろいい解決策が出てきてほしいですよね。。。

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まだまだEdgeの改良は続きます。
ツールバーに表示できるアイコンの種類が増えました。
順序は変えられないようですが、ツールバーに表示のチェックを入れることでURLの横にアイコンが出てきます。
利用しないものも多い気がするので、使う側で選べるのは良いですね。

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アイコン系では、PDFのアイコンが新しくなりました。
Edgeもアイコンが変わりましたね。
RS5世代になってアイコンの変更は頻繁に行われている気がします。
よりよいゴールを探っているのだと思うので、ぜひこのままいろいろなチャレンジを重ねてもらいたいですね。

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ちなみにひとつ前のBuildで起きていたフォントサイズを変えると戻せない問題は解消されていました。
早い段階で直ってくるので安心して最新のInsider Previewを試していけますよね。このスピード感が開発には重要なのでしょうね。

ほか、パフォーマンスモニタに消費電力が表示されるようになったりと、新しい機能が。

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結構いろいろと手が入っているようなので引き続きチェックを加えていきたいと思います。

音楽:Rain

Office365 Exchange Onlineの監査機能がアップデートされます

Exchange Onlineに限らず、Office365の全体的になのですが、機能の充実を優先することが多く、管理面からここまでのログがほしい。という要望には後追いで答えてくれることが多いのではないかと思っています。
この度、そんなこんなでExchange Onlineの監査機能にUpdateCalendarDelegation, and UpdateInboxRulesに関する監査ログ取得が加わりました。

https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/exchange/mailboxes/set-mailbox?view=exchange-ps

これで、Exchange Online上では、UpdateFolderPermissions、UpdateCalendarDelegation、UpdateInboxRulesの3つのアクションに関してログが取得できるようになります。

このログは、本機能が有効となる7月末以降は自動的に取得対象となるようです。

また、ログ取得はAuditAdmin、AuditDelegate、AuditOwnerの監査でそれぞれ無効化することもできます。

Exchange オンプレミスの既定設定ではAuditOwner(自分で設定した際の監査)はログがとられなかったりするので、最近ではオンラインの方がより多くのログを残すことが出来ている。という状況になってきていますね。こういったところで機能の利用状況を確認していくことで、利用頻度の高い機能、低い機能を選別してよりよいメール環境を作っていく。というようなことも行っているのでしょうね。大規模に状況を把握していくことができるというのはやっぱりSaaSの利点なんでしょうねぇ、、、

というわけで、広範に取得可能な監査ログ、ユーザーから動作がおかしくなった。といったようなアラートを受けた際には誰が何をしたのかの確認で利用できるので、ぜひ使ってみることをお勧めします。

音楽:Next Time

Windows10 簡単に行えるランサムウェア対策

Windows10のDefenderの機能の中に、ランサムウェアの防止機能があるのはご存知でしょうか。ちょっと深いのですが、設定-更新とセキュリティ-Windows セキュリティ-ウィルスと脅威の防止-ランサムウェアの防止より設定することができます。

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この機能、初期状態ではオフとなっています。(Insider Previewのためかもしれません。オンになってもらいたい機能ではあるので、、、)

設定をするには、コントロールされたフォルダー アクセスをオンにするだけ。
これで特定のフォルダを承認外のアクセスから守ることができます。

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特定のフォルダ。と書きましたが、デフォルトではドキュメントライブラリ群なのですが、追加していくことも可能です。別ドライブにファイルを保存しているケースなどでは設定を進めていく必要があります。

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逆に、そのフォルダ群へのアクセス可能なアプリの登録もこの画面で実施します。
アプリをコントロールされたフォルダー アクセスで許可するより該当するアプリを登録します。

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ここまでは、一般的な整理でウィルスにはアクセスを行わせない。という考え方ですが、Windows10の場合、OneDriveと連携したファイルの退避も意識しています。

それがランサムウェア データの回復という項目になります。
簡単に説明すると、手元のファイルがランサムウェアの手によって改変されたとしても、OneDrive上のファイルは変更されていないはずだから戻せますよ。という理屈ですね。
OneDriveにはバージョン管理もあるので、万一改変後のファイルが同期されていたとしても、何とかなる可能性がある。という考え方ですね。

OneDriveアプリの設定上で自動保存対象をPCからOneDriveにしておく必要があるなど、いくつか設定はあるのですが、こういった機能を有効活用することで、よりセキュアにPCを利用していくことができるようになります。

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いまのところこの機能を利用していない。という方はぜひこの機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。

音楽:Apollon Blue

Office365 サービスとアドインからOffice アドインの展開が行えるようになりました。

多分先日までこのボタンは無かったと記憶しているのですが、Microsoft 365 admin centerのサービスとアドインにアドインの展開というボタンが追加されておりました。

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このボタンを押すと、新しいアドインというメニューが現れ、一元展開という機能の説明が。

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一元展開はストアから、ローカルマニフェストマニフェストURLから選択ができます。

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Officeストアを選択すると、ExcelPowerPoint、Word、Outlookの中からアプリを選択することができます。

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あとはよさそうなアプリを見つけたら、追加ボタンを押すだけ。

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このアドインを誰に展開するか、削除させないようにするかなどを選ぶことができるようです。

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最後に適用対象を選んで保存すれば完了です。

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保存後は3分待つように記載が。

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これでアドインの展開は完了です。かなり簡単にインストールまで完了できますね、、、

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インストール後はほかのアプリと並んで表示されるようです。笑

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ただ、現時点ではアドイン一覧にはすぐに表示される状態ではありませんでした。

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手軽に展開出来て、手軽に使える。というところまで完成すれば、Officeアドインを使うケースも大きく増えてきそうですよね。おそらくですが、このアドインはクライアントアプリ側でも同じように動作するのかと思います。そうなると、プッシュ配信ですね、、、

この方向はとっても面白い感じに進みそうな感があるので、今後もどういった機能になっていくのかウォッチしていきたいと思います!

音楽:虎視眈々

Office365 通知ポリシーの対象がE1までに広がりました

Office365では、特定の設定や動作が行われた際に、動作挙動が正しいものか通知を行って状況を知らせてくれる機能があります。

もともとOffice365 E5の機能として用意されていたのですが、Office365 E1/E3でも一部の設定が有効となるように変更されました。

Office 365 セキュリティ/コンプライアンス センターの通知ポリシー - Office 365

上記URLに表が載っていますが、転送設定、Exchange管理者権限の付与、メールの遅延(2,000件以上)というポリシーがE1/E3での対象となるようです。

ポリシーの一覧はセキュリティコンプライアンスセンターのアラート-アラート ポリシーより確認することができます。

E5のライセンスを保持していると更に多くのパターンを検知することができます。

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このポリシー、初めから有効になっているため、例えばOutlook on the Webより転送設定を行うと、右上に出ている通知のように、問題が発生したことがわかるようにテナント管理者に通知がされます。

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通知と同時にメールも発報され、何が起きたのかチェックすることが可能です。

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このメールについては残念ながら言語別の対応はなされていませんが、!マークがつくなど、一目見て注意を惹く作りとなっているためまず意識できるのではないかと。

現在のところメールでの通知のみが行われ、管理センターアプリなどでは通知が来ないようなので、管理者への連絡。という観点ではさらなる更新を期待してみたいところです。

ただ、こういった形でE5のセキュリティ機能が良いものだ。というのが手に取るようにわかるのはありがたいですね。
この機能をきっかけに、上位のセキュリティ製品への導入へと至れば、安全性の確保という点でも意味のある状況に持っていくことができるのではないかと思われます。

是非この流れは定着行ってほしいですね!

音楽:虎の夢

Windows10 間違えて起動したSkypeを自動起動させない方法について

Windows10にはデフォルトアプリとしてSkypeアプリが入っています。

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特に業務用で利用するケースなどでは、Skype for Businessが入っているケースがあり、同時に起動しているとどちらが動いているのかわからなくなったります。

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初期状態では、Skypeが起動することはないのですが、一度起動をしてしまうと残念なことに自動起動に登録されてしまうのです。
スタートメニューでは、残念なことにSkypeSkype for Businessが並んでいるため、間違えて押下してしまう可能性が残ります。

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間違えて押してしまうと上記の通り次回より起動してしまうのですが、実はこのSkype自動起動をやめるにはログインした後に設定を変える必要があるのです。
ログインした後。というのが曲者で、業務利用のケースではそもそものログインIDを持っていないことが大半となります。(Skype for BusinessのIDとは異なるので、間違えて入力しないように注意が必要です。)

もしもこのような状態になってしまった場合、タスクマネージャーを起動し、スタートアップから無効化することで起動を抑制することができます。 

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やり方は簡単で、Skypeを選択し、右クリックメニューの上段にある無効化を選択するだけです。 

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状態が無効となれば対応完了です。

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次回のPC起動時にはSkypeが起動しなくなります。

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もし間違えて自動起動となってしまった際には、本方法で回避してみてはいかがでしょうか。

音楽:Equinox

Windows10 Insider Preview Build 17692でました

Insider Previewが出てから1週間は立ちましたが、ようやくインストールができました。

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このバージョンの目玉はSwiftKeyの実装ですね。
Build 2017で紹介されていた機能だったと思いますが、Windows10に実装されてきました。

簡単に言うと、ソフトウェアキーボードをなぞると、なぞった位置を検知して単語を予測するというAI予測機能のような実装となっています。

残念ながら日本語環境には対応しておらず、英語などの言語圏のみの対応となっています。アジア言語ではなかなかこの機能は厳しいのかもしれませんね。

そのほか、開発系の機能なのですが、WebDriverというブラウザの自動テストフレームワークソフトをオンデマンドでインストールする機能が搭載されたようです。この手のフレームワークはバージョンを合わせる必要があるため、Insider Previewが出るたびに更新する必要があるものになりますから、開発が楽になりますね。
オプション機能のインストールから実施するようだったので探してみたのですが、既にインストール済みとなっていました。

設定 - アプリ - アプリと機能 - オプション機能の管理にてインストールが確認できます。

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(一番上にある表示文字のない0バイトのアプリは何者でしょうか、、、)


なお、単独インストールからもオンデマンド化されるようなので、ダウンロードしてインストールしている場合でも安心です。

WebDriver - Microsoft Edge Development

最近思っているのですが、Windows 10のWaaSでは、如何に試験を簡易化していくかがカギとなるので、こういった試験支援ツールを使いこなせることがこれからの開発分野では重要になってくると感じています。

次に、簡単操作のディスプレイにテキストサイズの変更機能が追加されています。

100~300の間で設定を変更できます。
他の機能と違い、Applyを押すまでは確定しないので、適度なサイズを選択してから設定することが可能です。

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ただし、設定は要注意で。
現時点では大きくすることは問題なさそうなのですが、初期値と思われる100に戻すと各種フォントが思いのほか小さくなります。笑

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Setsタイトルの文字はいいサイスなのですが、それ以外の文字が小さくなりすぎます。

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この辺りは追々チューニングされるのを待ちたいところですね。

音楽:インフィニティ #7