Office365 Exchange Onlineの監査機能がアップデートされます

Exchange Onlineに限らず、Office365の全体的になのですが、機能の充実を優先することが多く、管理面からここまでのログがほしい。という要望には後追いで答えてくれることが多いのではないかと思っています。
この度、そんなこんなでExchange Onlineの監査機能にUpdateCalendarDelegation, and UpdateInboxRulesに関する監査ログ取得が加わりました。

https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/exchange/mailboxes/set-mailbox?view=exchange-ps

これで、Exchange Online上では、UpdateFolderPermissions、UpdateCalendarDelegation、UpdateInboxRulesの3つのアクションに関してログが取得できるようになります。

このログは、本機能が有効となる7月末以降は自動的に取得対象となるようです。

また、ログ取得はAuditAdmin、AuditDelegate、AuditOwnerの監査でそれぞれ無効化することもできます。

Exchange オンプレミスの既定設定ではAuditOwner(自分で設定した際の監査)はログがとられなかったりするので、最近ではオンラインの方がより多くのログを残すことが出来ている。という状況になってきていますね。こういったところで機能の利用状況を確認していくことで、利用頻度の高い機能、低い機能を選別してよりよいメール環境を作っていく。というようなことも行っているのでしょうね。大規模に状況を把握していくことができるというのはやっぱりSaaSの利点なんでしょうねぇ、、、

というわけで、広範に取得可能な監査ログ、ユーザーから動作がおかしくなった。といったようなアラートを受けた際には誰が何をしたのかの確認で利用できるので、ぜひ使ってみることをお勧めします。

音楽:Next Time