Microsoft Copilot ではユーザーデータへのアクセス部分について改善されたと思うことが良くあるのですが、それは主に Search エンジンが返すデータがより正確になっていっているためだと思っていました。
Copilot for Microsoft 365 は Cognitive Search で SharePoint をはじめとした Microsoft 365 のデータを検索することでより自身が管理している情報群をもとにした回答を行うように整備されています。
このような仕掛けのため、この検索部分の精度が応答内容に直結すると思っていたのですが、実際はもう少し複雑な構成だったことを Microsoft 365 メッセージセンターの更新にて知ることとなりました。
というのは、この 2024 年 8 月から GPT の構文判断力が向上し、日付を正しく応答できるようになるというアナウンスが入っていたのです。
動きのイメージは以下の図を見ていただくとわかりやすいと思います。
今までは日付が含まれた過去 30 日のデータしか返してくれなかった動きが変わり、きちんと日付に関する期間を理解したうえで適切な応答を行ってくれるようになったことが明示されていました。
これは検索の前段階である GPT の処理が変わることによる影響となります。(日付を元に検索を書けることになるのですから当然ですね。)
日付を認識できるようになったことも大きな進化ですが、 Chat では過去 30 日のデータが対象となるというのは知らなかったのであたらな気づきでした。
ただ、もう 8 月には動作も変わるようなので、そんなに意識しなくても大丈夫ですね。
Copilot を見ていると結構こういった知らなかったというような動作に逢うことが多い気がします。そもそも応答は一定にならないのが Copilot なので、こういった動きも楽しめるようになりたいですね!
音楽:Dedicated to Sergio