Microsoft Copilot for Microsoft 365 は commercial data protection によってデータは Microsoft に活用されないことが明言されています。
そんな Copilot for Microsoft 365 の中にあって、パブリック Web コンテンツ(要は Bing 検索)についてはこの commercial data protection の対象にならないんですよね。これは前に書いた気もするのですが、この動きの詳細が以下の Lean に書かれていました。
まずは読んでいただくのがよいのですが、 Bing 検索が行われる場合がありそれは Copilot が検索内容を決定する。さらに、ユーザー ID やテナント ID が分からない状態で検索を行い、その情報をもとに回答を作る。そしてその検索動作は Bing の規約に準じ、 Copilot の規約は適用されない。ということになっています。
やはり検索はどんな情報が外部に抜けていくかわからないということですね。
例えば、組織内で一般にまだ知られていない特許情報があり、その要約を頼んだ時に内部で解釈できない言葉が出てきた場合、特許に関連した情報を検索してしまうことがあるということを述べているように感じられます。
この動作を許容するかどうかは組織固有のポリシーですが、制御を行うかどうかは決めてかかるのが良いでしょう。
そして、このときのプロンプトデータは以下のように格納され続ける仕様であることも併せて知っておくとよいでしょう。
監査が行えるということですね。
この辺りの情報は徐々に開示が増えている感があります。ぜひこの動きを覚えて Copilot を活用していきたいところです!
音楽:桃園の誓い