Microsoft Copilot for Microsoft 365 向けに素晴らしい武器が提供されることになったようです。
それは SharePoint の制限付き検索機能です。
以下の Learn に詳しくまとまっているのですが、要は Copilot が検索対象とする範囲を強制的に絞り込むことができる機能となっています。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/SharePoint/restricted-sharepoint-search?WT.mc_id=M365-MVP-5002496
いまの SharePoint 検索は、検索の Index を作成しないようにリスト単位で設定することはできるのですが、管理者が一元的に制御するということができなかったんですよね。その SharePoint 検索を利用する Copilot では、意図しないサイトからデータを取ってきてしまうというのがリリース前から懸念されていたことでした。
Microsoft の初期アナウンスでは、組織全体共有をかけたアイテムをチェックするための機能を利用して問題を防げ。としていたのですが、これはかなり難易度の高い制御だったので今回の機能はまさに待ち望まれていた機能という感じなのです。
上記 Learn にもイメージが分かりやすいように動作概要が書かれていました。
こんな感じです。
サイトの所有者が適切なアクセス許可をしていないケースがある。その際は意図しない人が使った Copilot でも応答してしまう。すなわち機密情報があっても見てはいけない人に開示してしまう。という問題が書かれています。
制限付き検索を使えばそういった情報が入っているサイトを検索除外とすることでこの問題を防ぐことができますよ。と。そういう感じに書かれていますね。
本機能は 2024 年 5 月までパブリックプレビュー、その後 6 月には一般提供するという流れで考えているようです。
もうすぐそこですが、この機能を有効に使えないと Copilot の利用で思いもしない情報が出ていく。ということが考えられます。
Copilot for Microsoft 365 の利用を考えられれている人はこの機能を利用する準備を行っておいたほうがよさそうです。
音楽:Girl with Power