Windows 11 Insider Preview Build 22635.3646 リリース

Build 2024 が終了した週ですが、思っていた Dev Channel の大規模更新は発生しなかったようです。しかしながら、 Beta や Release Preview では更新が行われているので今回はそちらを見ていきましょう。

Beta Channel : Build 22635.3646

今回はバグフィックス中心の更新となっているようです。そして、 23H2 をベースとした Build であることは変わらず、位置づけがちょっぴり難しくなった印象を感じています。

いったん更新はするものの、大きく役割か Build の立ち位置を変えてくることは間違えないでしょう。

Release Preview Channel : Build 26100.712 ( Windows 11 24H2 )

今回の本命ですね。

Windows 11 の 24 年更新がリリースプレビューになったことで、 Insider for Business を通じてサポートを受けられるようになっています。

昔でいうところのリングの先端に到達したイメージなので、アーリーアダプターに配布し、問題の有無を確認し始めてもよい段階になったというところです。

この更新では Wi-Fi 7 のサポート、 Tar 圧縮のコンテキストメニュー統合、 Sudo for Windows の実装などが挙げられます。

そして、 Canary Channel で検討していた カーネルの Rust での実装を Release Preview  にも適用しているようですね。利用者側はあまり意識するところではないのですが、メモリ管理が厳格になるため、致命的なエクスプロイトが格段に減るものと思われます。重要な Windows Update が発生しにくくなると思っておけばよいでしょう。

なお、ワードパッドとヘルプアプリは非推奨となるためインストールされなくなっているようなので注意が必要です。

さらに Copilot 周りも右側にある常設アプリからピン留め可能な一般アプリ化されているとのこと。これは Canary Channel で取り入れられていた方法ですね。うーん。いろいろと進化していいそうです。

この Build ではないのですが、 Release Preview Channel には ISO が 24H2 ( Build 26100 系 ) で用意されています。この 26100.560 はアナウンスされていなかったと思うのですが、近しい状態からスタートできるようになったということでしょう。

https://aka.ms/wipISO

Release Preview Channel : Build 19045.4472 ( Windows 10 22H2)

Entra ID で 2 台目のデバイス認証に失敗するという問題が 2023 年 11 月からあったようなのですが、この解消が図られています。デバイス側で解消できなさそうな気もする内容ですが、認証済みのデバイス一覧も取得時に問題があったなどそういったことかもしれませんね。

音楽:Fly up in the air