Azure Open AI 日本のリージョンで利用できる範囲が減っていくのかもしれません

最近 Copilot の調査などが多かったせいもあり、 Azure Open AI を確認する機会が大きく減っていたので、久々に Azure AI Studio にアクセスしていたのですが、いろいろと利用できる範囲に変化が起きているようでした。

今回はそんな Azure Open AI の状態を見ていきたいと思います。

例えば以下、2024 年 2 月の時点では DALL-E を利用するには米国東部とスウェーデン中部のテナントのみが利用できるようになっている状態のようです。

欧州の Azure Open AI といえば Europe となっているセンターだったのですがかなり拡大が進んでいるという状態のようですね。

どのリージョンで何が利用できるのかは AI モデル一覧のページに詳しく書かれています。

https://learn.microsoft.com/ja-JP/azure/ai-services/openai/concepts/models?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

これを見ていて思ったのですが、 東日本リージョンで利用できた GPT-4 が今では選択できなくなっているようでした。

過去に GPT-4 の申請を行っていたケースにおいては引き続き動かすことはできそうです。

手元の環境は、右側のアクセス権を過去から持っていたサブスクリプションなのですが、以下のように GPT-4 が東日本リージョンでも使うことができる状態でした。

見ての通りで最新の 1106 は一覧にもないので、日本には解放されていない状況となっているので、日本のリージョン指定で GPT-4 は利用できないという感じになっていくようです。
とはいってもすべてのデータセンターで解放されているわけではないので、今はデータセンターの場所を指定した利用方法を前提に考えないようにしてほしいということなのかもしれませんね。

これから Azure Open AI の利用を考えられている方はこういった流れについても押さえておくとよさそうですね!

音楽:竜撃隊登場