最近 Microsoft 365 メッセージセンターのチェックがおざなりになっていたのですが、斜め読みしていたところ気になる内容が目に飛び込んできました。
それは、商用データ保護( Commercial data protection )が Office 365 のプランに拡張されるという内容です。
この商用データ保護はその名の通りでプロンプト情報をマイクロソフトが再利用しないという確約を行うための機能です。実際には内部の Bing 検索で入力したプロンプトの内容が扱われるため、全く外部に出ていかないわけではないことに注意を払っておく必要があります。
もともと商用データ保護は Windows 系の機能に紐づいていたと思うのですが、 Office 365 利用者にも拡大されるということで、これは大きな変化ですね。
さらに F シリーズも!
F シリーズはフロントライン向けの機能なので、デスクワーカーじゃなくても Copilot は使えるから組織として使わせたほうが良いよ。というアナウンスに他なりません。
適用される範囲は copilot.microsoft.com 、 Bing.com 、 Edge 、 Windows 、 スマホアプリです。
スマホアプリはどんどん増えてよくわからなくなっていましたが、 Copilot 、 Bing 、Start 、M365 の 4 アイテムが挙げられていました。
私の認識ではスマホの Copilot アプリは MSA のみが利用できたはずなのですが、先ほど試してみたら組織アカウントでアクセスできるようになっていました!
この商用データ保護の機能は月に $5 かかるので、結構な費用が浮く形にもなりますね。有料版を利用しているひとはあまりいなかったかもしれませんが。
適用は 2024 年 2 月中旬頃から順次行われるようなので、組織アカウントを持っている人は組織アカウントでそれぞれのアプリを利用するように準備しておくとよさそうです。
音楽:Run Rabbit Junk