動作を試そうと思っていた Copilot for M365 のプラグインを作成するサンプルアプリですが、この冬休みを使ってデプロイを行ってみました。
結果的に動作させるに至らずだったのですが、その動きを確認しておきたいと思います。
まず、以下の GitHub で取り扱っているのが今回のサンプルプラグインとなります。
あと用意しておきたいのが Visual Studio Code と npm などの node.js 環境です。
この辺りの準備物も先ほどのケーススタディを読んでいけば準備できるようになっていました。以下の仕組みがあれば大丈夫です。
あと、 Teams Tool kit を Visual Studio Code からインストールすることも忘れないようにしたいところです。
ここまで準備が整ったら、 Visual Studio Code を起動してリポジトリの複製を行います。
リポジトリは以下となっているので、そのまま入力していきましょう。
https://github.com/OfficeDev/Copilot-for-M365-Plugins-Samples
保存先も選ぶことになるのでこちらも適当な位置を指定していきます。私はいつもドキュメントフォルダーに置いています。
クローンが終わったらそのまま開きましょう。
開き終わったら samples\msgext-northwind-inventory-ts の有無を確認しましょう。
ここが今回利用するサンプルとなります。
ちなみに今のままだとデプロイできないようになっています。
というのも Teams Tool kit がアプリプロジェクトとして認識していないのですよね。
これは開いているフォルダーの問題です。
GitHub のチュートリアルの中にも書かれているのですが、図がないのでちょっとわからなくなりがちですね汗
そこでフォルダーを開きなおします。
以下をさがして msgext-northwind-inventory-ts を開きます。
.\Copilot-for-M365-Plugins-Samples\samples
すると、 Teams Tool kit 側で Microsoft 365 にサインインする項目が表示されるので、サインインを終わらせます。
サインインを押すとテナントを作るというボタンも出ますが、 Copilot は作成したでもテナントでは利用できないので注意です。
サインインが完了したらこんな感じになります。サイドローディングが禁止されていないことは確認しておくとよいでしょう。これがオフだと Visual Studio Code でのデバッグはできないようになるので、、、
後は env フォルダーを開き .env.local.user を作成します。作成元は同じフォルダーにある .env.local.user.sample をコピーすれば OK です。
後はそのままデバッグを開始すればデプロイまで自動的に進みます。
コンパイルに時間がかかるので、ちょっと待ちが入ることは覚えておきましょう。
待っているとこんな感じにアプリのインストール画面に移動します。追加を押してあげれば完了です。
あとは新しい Teams に切り替えて Microsoft Chat にアクセスすれば、、、
と思ってみていたのですが、残念ながらプラグインの中に今回コンパイルした項目は表示されませんでした。
いろいろ原因を調べてみると、以下の Learn にその原因らしきことが書かれていました。
現在はサポートへの連絡が必要なようですね。
日本語の記述もありました。
すぐに使えないのは残念ですが、デプロイしたアプリも単独でチャット動作はするようなので、動作を試してみるのがよさそうです!
音楽:Woodcock