Microsoft 365 管理センターに Teams のトランスクリプトのフォーマットが変わるというアナウンスが行われていました。 2023 年 1 月中旬から 1 月末までの間で更新が行われるとのこと。
実際どういうことなのか見ていきたいと思います。まず Web 会議を起動しましょう。その後その他のボタンより起動できる、「トランスクリプションの開始」をオンにしたときに作成されるファイルの中身に更新が入るということです。
このトランスクリプションは Web 会議が終わったときに会議のスレッドに表示されるようになります。
トランスクリプトの右にある三点リーダーをクリックするとファイルをダウンロードすることができます。
このトランスクリプトファイルは Word 形式の docx とテキスト形式の vtt ファイルの 2 種類が用意されているのですが、どちらも同じような内容となっています。
以下がそれぞれのファイルなのですが、開始からの時間とその際に会話された内容が書かれている形ですね。
【 vtt ファイル】
【 docx ファイル】
この時間の書かれ方が変わって、ゼロ埋めが入るみたいなのです。
上記ファイルの一番上の行で見ると以下のような変化が入るとのこと。
【いままで】
0:0:0.0 --> 0:0:1.830
【 2023 年 1 月以降】
00:00:0.0 --> 00:00:1.830
このファイルの内容を解析するパーサーを作成しているような場合は、この変化を意識して更新する必要が出てきますね。ただ、この新しいフォーマットは WebVTT タイムスタンプという標準に準拠しているようなので、標準的なパーサーで読めるようになるということかもしれません。
トランスクリプトファイルを活用している場合は意識しておきましょう!
音楽:Bees and honey