Microsoft 365 ClipChamp でビデオキャプションを付けられるようになりました

Microsoft 365 にはビデオオーサリングツールの ClipChamp が付属しています。一般ユーザーにはあまり活用されていないかもしれませんがカメラで撮影した動画をちょっと見せられるようにするときなどに便利なので一部の人には重宝されているのではないでしょうか。

この ClipChamp ですが、最近動画の中でしゃべっている言葉を AI が解析するキャプション機能が追加されたようなのです。

キャプションは画面右側にある CC ボタンをクリックすることで利用することができます。

これを初めて押したときは、以下のようにキャプション機能の説明が表示されます。

自動キャプションとあるように、動画から音声を抽出して自動的にキャプションを埋め込んでくれるのです。

早速「メディアのトランスクリプトを作成する」ボタンを押してみましょう。

するとこのような画面が表示されます。

これはどの言語でしゃべられているのかを指示する内容となっています。さすがに何語でしゃべったかという情報は自動では取れないようですね。

対応言語はかなり多く、しゃべり方で変わることもあるためか、文字コードなどよりも多くの項目があるように見えました。

設定の準備が出来たら後はタイムラインに画像や音声を貼っていきましょう。準備はこれだけで OK です。

すると右側の キャプションボタン内にそのタイムラインとトランスクリプトが表示されるようになりました。

これ、すぐに表示されるわけではなく、以下のように読み込みに時間がかかるので少し余裕のある時に行うとよさそうです。読んでいる最中は回って読み込み中をアピールしてきますが、どれくらいかかるのかはちょっと読めない感じでした。

読み込み終わった後はダウンロードボタンを使ってファイルを手元に置くこともできます。

ただ、インポートの方法はなさそうな感じでした。トランスクリプトを改善したい場合は直接文字をいじることで変更できるので、こちらから実行するとよさそうです。

このキャプションは以下のサポートに使い方が書かれているので、本格的に活用したい場合は一読しておくとよいでしょう。

ここにもあるように、間もなくリリースする機能となっており、 2024 年 4 月までには全テナントに配布されるようです。

https://support.microsoft.com/ja-jp/topic/ccb0520b-38f6-4fa9-aca8-872c2964946a#ID0EBH=Work_version

ClopChamp とキャプション機能を使えば、手軽に Youtube のような動画もつくれるのでまだ試したことのない人はぜひ一度使ってみてください。

音楽:Good Morning Sue