Microsoft Viva 従業員のリモートワークを考察したレポートが面白いです

マイクロソフトは自社製品に関連することであれば販促の一環としてなのか、時々レポートを上げていたりします。

今回はそんなレポートの中でリモートワークに関連したものがあり、面白かったので紹介します。

https://www.microsoft.com/en-us/worklab/work-trend-index/hybrid-work-is-just-work?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

このレポートでは、従業員と管理職という対比の中で、お互いがどのような思いをもってリモートワークに臨んでいるのかを記したものとなっています。

直接リモートワークを論じていないものもあるのですが、総じて面白い相関を示す内容となっていました。

例えば以下。一番上部には仕事のプライオリティが分かりやすい状態とそうでない場合を比べた時に、 2 年以内に退職を考えている人の割合が 4 倍近く跳ね上がるという内容が書かれています。

本題のリモートワークの視点では、オフィスに行く理由として仕事をするためではなく同僚に会いに行くために出社する。と考える人が 7 割を超えているというようなことが書かれています。

そのほかにもスキルを伸ばすためというのが転職理由の大半を占めているなどの内容が書かれていました。

大概の内容はごもっともという感じの内容なのですが、こういった洞察をもとにマイクロソフトは Viva スイートを作成したんだろうなということがよくわかる内容でまとめられています。(裏付けられているというのかもしれません)

最近マイクロソフトMicrosoft 365 を Viva と関連した文脈で語ることが多くなってきました。

2022 年 11 月 16 日に開催された Empowering Japan's Future とイベントに参加してきたのですが、  Microsoft Corp CEO の Satya Nadella が来日して講演していました。

その中でもこういった従業員に対する洞察が重要であるということを伝えており、 Viva の重要性を述べていたので、組織運営の中で今後取り組むべきところはこの従業員ウェルネスという分野なんだろうなと漠然とイメージすることができました。

ただ、この分野って情シスなどがやりましょうと掲げにくい感じがするところですよね。

DX推進や経営層が如何にこの分野に関心を持てるのかが今後の組織運営におけるキーポイントになってくるのかもしれませんね。

音楽:Fly up in the air