Microsoft Teams には音楽を共有するためのミュージックモードというものがあるのはご存じでしょうか?
デバイスの設定の中にある高音質のミュージック モードというものがそれにあたります。
組織利用ではあまり音質を意識することはないと思うのですが、コンシューマー用とにおいては Web 会議や音声会議で知り合いと会話しているときに、聴いている音楽を共有したいというケースも結構あったります。そういったときに有用なのがこのモードですね。
有効化するとミュージックモードならではの要素として、エコーキャンセラーを設定できたりもします。家の中のスピーカーで聴いている音楽をそのまま流すと、マイクでまた拾ってしまうということもあるため、このエコー除去を有効にしておくことはかなり重要ですね。
ちなみにこの設定を有効にするとどこまで音声が良くなるのか、チェックしてみたところ、以下の状況になるようです。 128 kbps で 32kHz なので CD 音質より若干解像感が甘い感じのレベルで音を流せるみたいですね。
通常時のレートは以下の Teams ボットの説明から 16 kHz になると考えられるため、倍クリアになっているということになります。
実際有効にした状態で会議を行うと、以下のようにミュージックボタンが追加されます。
ボタンを押すとオーディオ モードがオンになった旨の表記が出るようです。
オーディオモードを無効にしておくと以下の形ですね。ミュージックボタンがなくなっています。
実際ミュージックモードを有効にしてオンとオフを iPhone で聴き比べてみたのですが、見違えるほどとまではいいませんが、 iPhone スピーカーでもはっきりわかるレベルでクリアになりました。オフにしておくと今までこれくらいこもって聞こえていたんだ。というのが目の当たりになると思います。
重ねてになりますが、組織用途だとあまり役に立たない機能かもしれませんが、音声をもっとよくしたいなど考えられている方は一度動作を有効にしてみるとよいかもしれません。
音楽:天つたふ日