2022 年 2 月に開催された Ignite で発表された Microsoft Loop ですが、 2022 年 5 月時点では Teams でプレビューが行える状態となっています。
この Loop は複数の端末間でリアルタイムにデータを交換する仕組みで、今までにない同時編集を提供する機能です。
この Loop ですが、裏では Fluid Framework という仕組みで成り立っています。この Fluid Framework は Whiteboard 上でも利用できるようになっていたようです。
この機能は OneDrive for Business 上に Whiteboard データを置けるように設定している場合のみ有効にできるようでした。
OneDrive for Business 上の Whiteboard をひらき、設定画面で共同作業カーソルという項目をオンにすると有効になります。
実際に有効化して動かしてみたところが以下です。
ブラウザーを 2 枚使ってチェックした状態ですが、カーソルがどこにあるかわかるようになりました!
設定としては自分の画面で他人のカーソルを表示させるためのものとなっているようです。右側の画面の設定をオフにしたところ、自分の画面からカーソルが表示されなくなりました。
この表示にどれくらいネットワークを利用するか確認するために Whiteboard アプリ上で同設定をオンにして確認してみたところが以下です。
動かしている間は数バイトの受信が行われていたため、これがリアルタイムデータ交換で必要なトラフィックになるのかと思われます。
数バイトのやり取りで動きが見えるようになるのであればかなり有用な機能に思えますね。
Microsoft Loop は Teams だけでなく今後 Office アプリ全般に広がっていく予定となっています。こうして活用してみると非常に楽しみな機能に思えてきますね。
Build 2022 でも出る可能性があるので、 25 日は要チェックです!
音楽:2nd life