Microsoft Teams では会議をボタン一つでレコーディングする機能が登載されており、そのデータは Stream の領域に保存されていました。( Stream 契約がない場合は Azure Media Services に 21日 間保持されることになっています。)
この保存領域がなんと SharePoint や OneDrive for Business に変更されることになったようです。
2020 年 10 月から 2021 年初頭にかけてこの変更が徐々に浸透する形となるようです。
なお、キャプションなど Stream の機能を利用したい場合は 11月 中に Stream を利用するよう設定が必要となります。
Power Shell で以下のコマンドレットを実行すると Stream に設定することができます。
( ID はポリシーに合わせてください)
Install-Module MicrosoftTeams
Import-Module MicrosoftTeams
$sfbSession = New-CsOnlineSession
Import-PSSession $sfbSession
Set-CsTeamsMeetingPolicy -id Global -RecordingStorageMode "Stream"
現在の設定を見たいときは以下のコマンドですね。 RecordingStorageMode の初期状態は Stream となっているようなので、そこは注意が必要です。
Get-CsTeamsMeetingPolicy -id Global
Stream の場合、テナントごとに 500GB とユーザーごとに 500MB 加算なので 1,000人 で 1TB と今となっては少なめな容量と思える量になっています。(実は 1時間 のレコーディングに 400MB 程度必要だったりします。 Stream だと 1人 1時間 !かなり少なく感じますね汗)
SharePoint OneDrive for Business 保存の場合、チャネルは SharePoint 、チャットの場合レコーディングを開始したユーザーの OneDrive に行くようです。
チャネルの場合はチャネルの権限に沿って、チャットの場合は外部ユーザー以外の会議参加者にはレコーディングへのアクセス権が自動で付与されるようなので設定も簡単ですね。
この機能の提供開始まで間がないですが、 Stream を継続したい場合は早めに対処しておくことをお薦めします。
音楽:On the Earth