Microsoft 365 Teams バルクのチーム作成が行えるようになるようです

Microsoft Teams を快適に利用するためには最初にチームを作成してから利用を開始するスタイルとなります。

このチームを作成するという点については今まで UI から一つずつ作っていくしか方法がありませんでした。

ここに、 PowerShell を用いたチーム作成方法が加わることになったようです。

すでにプレビュー版の PowerShell で利用できるようだったので試してみました。

まず必要なことは、 PowerShell 7 を導入することと、 プレビュー版の Teams コンポーネントがインストールされることでした。まだ、 Current 版ではコマンドレットが利用できないので注意が必要です。

利用にあたって覚えておきたいコマンドレットは以下 4 つです。

Install-Module -Name MicrosoftTeams -AllowPrerelease

Connect-MicrosoftTeams

New-CsBatchTeamsDeployment -TeamsFilePath "teams.csv のパス " -UsersFilePath "users.csv のパス " -UsersToNotify " 完了の通知先メールアドレス "

Get-CsBatchTeamsDeployment -OrchestrationId " New コマンドレットの戻り ID "

プレビューバージョンのモジュールを利用するので、必要に応じて以下コマンドレットで古いモジュールを削除する必要が出るかもしれません。

 Uninstall-module -Name MicrosoftTeams -Force -Allversions

読ませるための CSV はヘッダーが必要でした。 2 行目から読まれる感じですね。

Visibility は英語のほか、日本語でも動作してくれました。

Template ID は以下アドレスのものが使えるとなっていたのですが、 retailStore を設定したところうまくいかなかったので、使えないものもあるようです。

https://docs.microsoft.com/en-us/microsoftteams/get-started-with-teams-templates-in-the-admin-console?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

ユーザーのイメージはこんな感じです。 User Full Name は使われず UPN 上がればよいみたいです。 Owner or Member には日本語は使えませんでした。

UPN のユーザーは既存に存在する必要がありました。

うまくいくと一瞬で以下のようなチームが作成されます!

テンプレートにあるチャネルは少し遅れてから適用されてくるようです。

利用方法の詳細は以下サイトにあります。

現在は一度に 100 個のチームが作れますが、今後 500 個まで同時作成ができるようになるようです。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/frontline/deploy-teams-at-scale?WT.mc_id=M365-MVP-5002496

うまく活用できればかなりの時間削減ができそうですね。

音楽:着せ替えドール