2020 年、急なリモート活用の急増により Microsoft Teams の会議参加者が増え、さまざまなケースに対応するために通常 300 人まで参加可能な会議を、表示限定にはなりますが 10,000 人まで拡張する機能が提供されています。
この機能、利用するためには PowerShell での設定が必要となるため、設定の方法を見ていきたいと思います。
現在は PowerShell から設定が必要なので、 Microsoft Teams モジュールを導入する必要があります。管理者権限で以下コマンドを実行すると NuGet と共にインストールされます。
Install-Module MicrosoftTeams
また、利用するためにはリモートスクリプト実行ができるように設定を行っておく必要があります。これも管理者権限で実行しましょう。
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned
ここまでが前提作業となります。
あとはテナントに接続してコマンドを発行すれば利用可能になります。
Connect-MicrosoftTeams
Set-CsTeamsMeetingPolicy -Identity ポリシー名 -StreamingAttendeeMode Enabled
なお、自動拡張を有効にした状態で 300 人を超えるとそこから先の方はゲスト扱いとなるため、さまざまな制約があります。簡単に言うとライブストリーミングと同等なのですが、参加状況が分からなかったり、30秒ほどの遅延が発生するなどの事象です。
ただ、それだけの人数がいる会議では発言することも稀でしょうし、これでも十分利用できるかと思います。
組織のポリシーが許すようであればぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
音楽:folly fall