Office365 OneDriveの共有設定について

Office365 OneDriveの共有設定画面が新しくなるようです。
管理センターの各アプリ設定の画面です。

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直接アクセスのパスは以下の形となっています。

https://admin.onedrive.com

【ホーム画面】

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共有の内容を見ると、今まであったように既定の種類のほかに共有の幅を設定する項目があります。

 【いままであった項目群】

既定のリンクの種類
共有リンクが期限切れになるまでの日数
共有可能リンクのアクセス権(ファイル/フォルダー)

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共有するユーザー設定
この画面は目新しいですね。
スライダーで共有者の範囲を設定できます。
【外部共有のスライダー】

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ちなみに旧来の画面はこの辺りを参照してみてください。(そのうち変わるかもしれません。)

外部共有を管理する - OneDrive

面白いところは、SharePoint Onlineよりも緩い制限にしないといけないこと。
SharePoint側を最上位からスライドさせると、OneDriveも合わせてスライドします。
(が、最下位にしない限りSharePoint Onlineより上位にスライダーを動かすことはできるようです。おそらく保存時にチェックするのでしょう。)

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一番最後にShare recipientsという項目があるのですが、この動きは確かめることができませんでした。内容からすると、表示者の名前をどこかに表示するという機能でしょうか、、
動かした限りではOneDrive側にそれを見るための画面はなく。でした。

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操作がビジュアル化されてよりわかりやすくなったのですが、国内では利用されにくい外部共有、これをうまく利用していくことが生産性向上のカギになってくるのでしょうか。

音楽:X~YUZURIHA

Office365 Outlookでの優先受信トレイについて

Outlook on the webで利用できる優先受信トレイですが、Outlook利用時は利用できないという制約がありました。

Outlook on the webでの優先表示】

優先という表示とその他(すべてを表示)にわかれ、表示することが可能となっています。

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Outlook

このケースでは優先受信トレイは表示されません。

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これが、1711(おそらく12月のOffice365 proplusの月次チャネル)より、Outlookで利用できるようになるということです。

この変更で優先受信トレイはほぼすべてのユーザーが利用できるようになるため、使い分けをユーザーに理解してもらう必要がありますね。
優先以外のものが届いていない。という風に見えることもあるので注意が必要です。

以下ブログで2017/11/7に更新された内容を見ると、先にADALのユーザーが有効になり、その後ベーシック認証のユーザーでも利用できるようになるとのこと。

Outlook helps you focus on what matters to you - Office Blogs

それらのタイミングまではわかりませんでしたが、もうすぐに利用できるようになるので、早いうちに理解を深めたいところです。

音楽:The Borderline

 

Windows Server Build 17035インストールしてみました。

Windows Server 2016がLTSCに対して、2017年9月にリリースしたWindows Server 1709はSemi-Annual Channelであったため、今回のBuild 17035はバージョンアップ対象となりOS上からインストールできるはず。ということで、Windows Server 1709からセットアップを起動してみました。

まずは管理者でログインし、CUIからCDドライブに行き、Setupを起動します。

【Setup起動】

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ここからはなんとGUIでの操作となるようです。
GUI版のSetupよりも色遣いが単調ですが、今までと大きな変わりなくインストーラーを進めることができました。

GUIインストーラーが起動します】

recommendedとなっているDownload and Install updatesを選択します。
ダウンロードそしてインストール。ですね。

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今回もServer coreのみなので、選択可能なイメージは2つ。
StandardとDatacenterのみです。

【エディション選択】

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選択をおえるとライセンス確認です。
ちゃんと読んでおきましょう。

【ライセンス事項】

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アップデートインストールのため、個人データなどを残しておけるのかと思っていたのですが、そうではないようで、基本的には全部消えてしまう模様。

【データ保持。削除しか選べません】

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最後に忠告が。
はい。を押下するとインストールが始まります。

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インストールが始まり2分程度で事前チェックが終了です。

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と、思ったのですが、何とここでエラー。

Windows Server 1709はほぼ素のままだったのでちょっと意外な方向に倒れました。

【エラーが表示されています】

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ScanResult.xmlを確認しろ。ということなので、再度CUIを開きファイルを確認。
なんとScanResult.xmlが存在しません汗

【予定していたファイルがありません】

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ただ、errorログっぽい名前のファイルはあるので、開いてみます。
(setuperr.log)

じつはCUIベースのWindows Server 1709ですが、notepadと打つとメモ帳が開きます。
手っ取り早くログファイルを参照したい場合はこういった手段を覚えておく必要がありますね。

早速UTF-8で開いてみます。

【setuperr.log】

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いくつかエラーが出ていたのですが、解決ならず、、、、
まさかと思い、Windows Server Build 17035のISOファイルを新規に起動したら、、、、

見事起動しませんでした。

おそらくISOファイルが壊れていたのでしょう。
再度ダウンロードして確かめてみますが、こういったケースもあるのでうまくインストールができなかった場合はインストーラー自体を疑ってみるのも大切かもしれません。

音楽:時の調べ

Office365 Skype for BusinessのAutodiscover設定は難しい

Skype for business オンラインで、どのような名前解決をされているか確認すべく、調査を行っているのですがなかなか難しいものですね。

DNSサーバーをたて、アクセス制限を行いながらチェックしたのですが、判断しきれませんでした汗

確認した方法は以下の通り。

まずはアナライザーで該当しそうなホスト名を探します。

Help Identify My Issue with Lync DNS (Automatic Checks)

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これでチェックしたところ、以下ケースを止めさえすればエラーとなるはず。と見込んでDNS側にゾーンを設定してみました。
それぞれ.com1といった形で、タイムアウトが帰るように設定しています。

SRV
_sip._tls.テナント.onmicrosoft.com
_sipfederationtls._tcp.テナント.onmicrosoft.com
【CNAME】
sip.テナント.onmicrosoft.com
lyncdiscover.テナント.onmicrosoft.com

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 基本的にはonmicroosft.comでの接続を意識した記載ではない気もしますが、
これだけ設定してもSkype for Businessはオンライン、、、

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ネットワークの関係から接続先を検討しなければならない方は入念に経路を確認し、対応してみてくださいね。

音楽:虎口

Office365 SharePoint Onlineの外観変更

SharePoint Onlineに簡易外観変更機能が用意されました。

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右上の歯車マークを押すと出現する「外観の変更」で利用することが可能です。

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テーマがあらかじめ決まっており、それに沿って選ぶ形になっています。

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初期の色から、、、

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紫に変化させると、Applyを押さずとも色がプレビューされます。

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各色を選択し、Customizeを選ぶと微修正を加えることが可能です。

以下は紫をCustomizeするときの色となります。

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ちなみに、濃い青色の場合のCustomizeカラーは以下となっており、ベースのカラーに応じて選べる色種が違うようですね。

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実用上の問題としては、この設定で変更すると元の色に簡単には戻せないことでしょうか。

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私の使っていた環境では、クラシックへの外観の変更オプションを押下し、「花」のテーマから背景を削除し、色を変更することで、元のものに近い色合いに戻すことができました。

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花のデフォルト外観から、、、

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画像を削除し、色をピンク構成に。

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これで元に戻りました。
(じつはこの変更を行っている間に色味の変更が行われたらしく、2~3回同じ手順を踏まないとならない羽目に、、、おそらく一瞬の出来事だと思います。)

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簡単に色味の変更ができるようになったのでどんどん試していきたいところですが、元に戻すのは簡単ではないので、そのあたりを加味して変更を行うようにしたほうがよさそうです。

音楽:色男 夏枯れ三昧

Windows ゼロデイ危険性の評価について

今日はASLRに脆弱性が見つかったということで、いたるところで話題になっています。

https://www.kb.cert.org/vuls/id/817544

簡単に説明すると、プログラムを起動する際にランダムな位置にプログラム本体を配置して、位置を特定して悪さをするプログラムから身を守るプログラムに問題があり、いつも同じところにプログラム本体を配置してしまう。という問題なのですが、この手の問題ってなぜいつも専門用語で固められるのでしょうかね。

天気予報のように、はれ、あめ、くもりくらいの粒度で降水確率X%的な表現だととってもわかりやすいのですが、、、

危険性があることの通知はとっても重要なのはわかるので、それはそれとして必要なのだと思いますが、一般的な人に対しては難しすぎるのではないかと。
交通事故のように、滅多に起きないけれど起きた時の影響は重大である。というのはあるにしても、もう少しばかり問題の概要がわかるように落ちてくるようにならないかと思うのでした。

地雷を踏まなきゃ怖くない。という意味では、Office365のATP、WindowsのApplication Guardのように一度動かして白黒させてみる。という考え方はとっても合理的ですよねぇ。

音楽:dog fight

Office365 アンケートが表示されました

Office365の管理センターを開いていたら、簡単なアンケートが表示されました。

【簡易アンケート】

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スコアを付けるとの、そのスコアの説明を記入し、送信を押下することでアンケートに答えることができます。

【入力後】

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アンケートの送信をおえると、サンキューレターなどもなく、即座に元のページに戻っていきました、、、
せめて正常に送信されたかどうかの確認はほしいところですが、実務的といえば実務的なのかもしれません。

【すぐに元の操作画面に戻りました】

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アンケートに答えてくれるような人は、言いたいこともたくさんあると思うので、入力した内容がMSに届いたことを伝える一文、ぜひ入れてほしいところですね。

音楽:Sprit of place