Windows 10 ARM版のお披露目がなされたようです

先週開催されていたCOMPUTEX TAIPEI 2017でクアルコムよりARM版のWindows10に関するデモが行われたようです。

このデモの中では、32bit版Officeの動作を見せていたようなのですが、64bit版は今後動作するように調整していくとのこと。

このOSのありようですが、Windows NT時代にはx86版以外のWindowsがありましたが、それらと同じような作り方で、立ち位置はx86互換で低消費電力を目指していたCrusoe CPUのような感覚がします。
(ハテナが浮かんできそうな内容ですね。ハイ。)

いまのARMの立場からすると、スマートフォンWindowsを入れるという風にとらえられるのかもしれませんが、逆にPCサイズのARMデバイスを出すという選択肢もあるわけで、ぜひ後者の形で尋常ではないバッテリー性能を持つPCを出してもらいたい。。。

マイクロソフトはサーバーへのARMの応用ができないかと検証を続けていたと思いますが、この分野が花開くとさらなる消費電力低減化が進んでいくのかもしれませんね。

音楽:face on

Windows10 Insider Previewの次期バージョンが間違えてリリースされたようです

毎週のようにリリースされていたInsider Previewですが、今週はミスリリースがあったようです。

【ミスリリースの案内】

A note about the unintentional release of builds today - Windows Experience BlogWindows Experience Blog

どうも内部リリースを誤って外部公開にしちゃったようです。

PCバージョンは良いのですが、モバイルはインストールすると無限ループに陥るのでリストアが必要となる模様。

Insider Previewはリリース前バージョンなのでこういったことは織り込んでおいたほうが良いのですが、ここまであまりこういったことがなかったのでついついちゃんとしてると思っちゃいますよね。

また、この対応のためか次のバージョンアップは来週以降になるようです。

数週間あくとになるので次は機能が満載となるのでしょうか。ちょっと気になりますよね。

音楽:霧の港

Office365 SharePointのライブラリ・リストフィルタに機械学習機能が追加されるようです

現在、SharePointのフィルタ機能は単純に期間や人、ふぃあるの種類でフィルタリングができる程度の機能しか提供されていません。

2017/6/12以降機能が拡張され、自動的に利用頻度の高いフィルタを検知し、設定がしやすいように上位に表示する機能が実装されるとのことでした。

また、合わせて、管理されたメタデータ列があればその列の階層構造を用いてのフィルタ(親のメタデータでフィルタなど)も簡単に行えるそう。

【この右側のフィルタが機能アップとなるようです】

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この機能はFirst Releaseを選択したユーザーに提供されるので、自動的に設定されたくないリストではクラシック表示となるように設定しておくとよいでしょう。

クラシック表示は以下の手順で設定が可能です。

【ライブラリの設定を開きます】

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【詳細設定を開きます】

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【一番後ろにクラシック表示に戻す設定があります】

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【見た目は一気に戻ります。背に腹は代えられない、、】

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試行錯誤を繰り返し、使いやすいサイトを作成しましょう!

音楽:Doggy Dog III

 

Office365 2017/5/31朝から昼にかけExchange Onlineがつながりにくくなっていました

2017/5/31ですが、9時から14時ころにかけ、日本リージョンのExchange Onlineがつながりにくくなっていました。

どうもインフラ要素が問題でリクエストをさばききれずにエラーとなっていたような記述がありました。

近頃はAzureといい、問題発生の頻度が上がってきている感がありますね。マイクロソフトさんには、SLAへの取り組み以上に、品質向上に向けた取り組みを頑張っていってもらいたいものです。

しかし、リクエストが捌けない。という状態って、やっぱり利用がどんどん拡大していっているという証拠なのでしょうか。先を見通しながらインフラを固めるという作業はかなり難しい部類の内容だと思うので、この辺りのノウハウもたまっていくのですかねぇ

音楽:nc17

Office365 OneDrive/SharePointアプリでセッションが90日に

2017/6/15よりOneDrive/SharePointモバイアルアプリで、セッション維持期間が延長され90日になるようです。

もともと14日のセッション維持だったので実に6倍!
以下資料を見ると、更新トークンの最大長が90日だったりするので、設定を最長側に寄せたということでしょうか。

Azure Active Directory における構成可能なトークンの有効期間 | Microsoft Docs

対象となるアプリは以下の通りです。

- OneDrive for iOS
- OneDrive for Android
- OneDrive for Windows 10 Universal

- SharePoint for iOS
- SharePoint for Android
- SharePoint for Windows 10 Universal

 

一瞬、セキュリティよりも利便性をとったのか?とも思ったのですが、モバイル端末のセキュリティがどんどん強固になっている現状(今やMFAが普通ですもんね)から、更新トークンの安全性も増している。という考え方になったのでしょう。

この変更に至った経緯みたいなのが聞けたらぜひ聞いてみたいところですねー!

音楽:テレサ

Office365 Office365 Groupにゲストアカウントが設定できるようになりました。

久々にOffice365の機能の話題な気がしますが、Office365 Groupにゲストを設定できる機能が追加されていました。

昨今のプロジェクトではクライアントとのやり取りや第三者の立ち位置でレビュー者などが入ってくることが珍しくありません。

そういった際にOffice365を用いていれば、一つのツールで第三者とやり取りすることができるようになりました。

まずはOffice365グループサイトにアクセスし、右上の「グループ会話」を押下します。

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Outlookのアドレス帳に遷移します。

ここでゲストユーザーを登録可能です。メールアドレスを右側に入力し、保存を押してください。

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メンバーが加わると左側のプライベートグループの表記がゲストを含むプライベートグループに変わります。これでアクセスが許可されています。

ちなみに、登録しただけでは登録完了メールは飛んできませんでした。
今のところ追加後に個別連絡が必要となるみたいですね。

【ゲストユーザーが追加されました】

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【ゲストユーザーでログイン】

ゲストでログインできるのはサイトのみのようです。

Office365 Groupサイトでは、右上のメンバー数が増えていました。

(ゲストログインのためか、アプリタイルやユーザー名などが表示されませんでした。

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先ほどまで5人だったメンバーに、ゲストが加わり6人に。

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もともとはこんな感じに5人でした。

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しかしながら、この機能、まだ怖さが残っています。

実はこれを試したテナント、組織外の共有を許可しない設定となっているのです。

これがFIXされた動作なのかは不明ですが、ちょっと危険なにおいがしますね。

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音楽:Pot City

Cognitive Services Video Indexerについて

Build 2017の中で発表されたものの中に、Video Indexerというのものがあります。

単なるビデオアップロードサイトのように見えますが、なぜCognitive Servicesに分類されているかを知るとなるほど。と思える機能なので紹介いたします。

このVideo Indexer、自動翻訳が行える機能を備えているのです。
すなわち音声入力と言語翻訳の複合技を動画に対して実施するというとんでもない代物なのです。

Microsoft Video Indexer - Unlock Video Insights

vi.microsoft.com

まずログインから。GET STARTEDでログインです。

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アカウントは様々選べます。私はいつものOutlook account(Hotmail)でつなげます。

これ、とても分かりにくいのですが、URLドメインが変更になるので気を付けておきましょう。Video Indexerの実態は以下URLで提供されています。

www.videoindexer.ai

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情報許可の画面。ここに出てくるURLは「vi.microsoft.com」ではなくなりますが、「www.videoindexer.ai」であれば問題ありません。

しかし、Live.comの情報アクセス許可画面、ちょっと微妙ですね。
これだとどのアカウントが紐づくのかわからない、、、汗

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接続されると以下画面に遷移されます。シンプルでわかりやすい構成です。

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サンプルを見るとこんな感じに。Build 2017のkeynoteの翻訳はこれを利用していたんですねぇ。。。これは期待が持てます。

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カーソルを合わせるとPlayマークに。再生も手ごろです。

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Play押下でプレビュー画面に。

左側に画像。右側に解析された結果が表示されるようです。

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サンプルを見ると、右側に表示されたPeopleに、しゃべっているタイミングがタイムラインとして表示され、その音声からとっているのか、ポジティブシンキングなのか、ネガティブシンキングなのかがわかるUIを備えています。その他、キーワードなどが表示されています。

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Transcriptタブに移ると、音声解析した結果が表示されます。
動画を再生しながらだとタイムラインが流れるため、この機能だけで何言っているか判断することができるので英会話の勉強に最適です。笑

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Searchのタブでは、音声解析の結果から、一覧が表示されます。

ただ、時間などが出ないので、どこがヒットしたかはわかりません。

そのうち改善するのかなぁ。

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そのほか、左側のペインではEditボタンや<>(共有URLを取得するボタン)、メール貼り付けボタンなどが用意されています。

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共有URLを取得するボタン

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なんだかこれだけ見るとPCアプリにしか見えませんね。
Webのすごさも垣間見ることができます。

音楽:先軸のなぞるもの