Office365 Microsoft Teamsで全社チームを作成できるようになりました

実装されていたのは少し前となるのですが、Microsoft Teamsに組織全体をカバーするチームが作成できるようになりました。

アナウンスは以下のサイトからなされているので2018年9月末には利用できるようになっていたようですね。

Create an org-wide team in Microsoft Teams | Microsoft Docs

チームを作成する際に、以下のようにプライバシー設定を「組織全体」とすることができるようになったのです。

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この機能、残念なことに1,000人以下の組織でしか利用ができない制限があるようで、大規模なケースでは適用ができません。
1,000人までの組織ではこれを利用すれば広報用に利用ができそうですね。
もはやポータルなどは不要になったということなのかもしれません。

ただ、大量ユーザーに送付されるチャネルはちょっと怖いところもありますよね。
そんなときのために管理センターのメッセージポリシーを確認し、ユーザーが送信したメッセージを削除できるよう設定しておくのが良いかと思います。

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こうしておくことで、誤投稿時にもすぐに削除すれば見た人が少ない状態で無かったようにふるまうことができますね笑

ちょっと大きめのチームということで使い方が難しいかも知れませんが、ぜひこの機能が利用できる方は一度試してみてください!

音楽:ゆめのこもりうた

SharePoint 2019 ファーム構成ウィザードを実行しました

まだまだ続きます。SharePoint 2019の導入作業です。

構成ウィザードが終了すると、SharePoint 2019サーバーの管理を起動することができます。初回起動時はファームの構成ウィザードを利用することが可能です。
これを利用することで、このファームの中で利用する機能を設定していくことが可能となります。

まずはウィザードを開始しましょう。

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まず、サービスの実行アカウントを設定します。
構成ウィザードで設定したSQL Server接続アカウントが管理アカウントとなりますが、各種サービスを起動するアカウントは別に設定することが可能です。
備考にもあるように、セキュリティを考え、別のアカウントを設定しましょう。
アカウントはAD上に作成しておく必要があるのでお忘れなく。

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次にサービスアプリケーションを指定します。何を動かすか。ということですね。
既定でも問題はありませんが、不要なものはオフにしておくのが良いでしょう。
確実に使わないものはチェックを外しておきます。
意外と細かく説明が書いてあるので、それを参考にするとよいのかと。 

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続いてサービスです。
アプリケーションサービスとの違いは、インフラよりかどうか。というところでしょうか。単独で利用可能な機能ではなく、これをオンにしておくとやれることが増える。という感じでしょうか。(メールを受信できるようになる。など)

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起動するものを決定したら次へ行きましょう。

最初は反のがないかもしれませんが、そのうち処理待ち画面に遷移するため、気長に待つのが肝要です。

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少しすると初期サイトコレクションの作成画面に遷移します。
いままでのSharePointはルートサイトコレクションがないと検索ができないなどの問題があったので、ルートサイトは作るようにした方がよいでしょう。スキップせずに作っていきましょう。

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SharePoint 2019で選択可能なテンプレートは以下の通りとなっています。
SharePoint Onlineと同じようにチームサイト、コミュニティサイトを作れるようになっていますね。ハブサイトはなさそうな感じです。

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他タブでは以下のような内容に。

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上記でサイトを作成完了するとインストールは一通り完了です!

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ハイブリッド構成を促す説明がついていますね。

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完了を押下すると全体管理へ遷移します。
昔はヘルスアナライザーの注意が表示されていましたが、ハイブリッド構成を有効化するための表示が上部になされています。

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ではトップサイトにもアクセスしてみてみましょう。チームサイトです。
SPOと変らないですね。

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サブサイトの作成を見てみました。
サブサイトでもチームサイトを作成できるようです。SPOでもちょっと前からサブサイトでチームサイトが作れるようになっていましたよね。

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インストーラーではSharePoint 2016とほとんど違いがみられませんでしたが、中身は全く異なっていますね。2018年11月現在のSharePoint Onlineと変らない状況です。

オンプレのSharePointも需要は減ったものの、機密情報などの格納域としていまだ必要性は高く残っています。
このバージョンからはファイル名制限もなくなっているはずで、利用のしやすさが増しています。どんどん利用をしていきたいですね。

音楽:Clarity

SharePoint 2019 製品構成ウィザードを実行しました

今回も前回の続きとなります。
再起動を行ったことでSharePoint Server 2019のインストールが完了となります。
続いてスタートメニューからSharePoint 2019 製品構成ウィザードを実行していきます。

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製品構成ウィザードを実行するとイントロダクションが起動します。
SharePoint 2016から大きな変化はありませんね。

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次へを選択すると、IISなどが停止する注意アナウンスが。
サービス実施中に停止されると問題なので注意喚起してくれています。
今回は新規インストールからの再起動となるため、気にせず続けましょう。

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続いてサーバーファームへの接続です。
SharePointでは、AD、SQL ServerSharePoint Serverの3つの製品を複数組み合わせて可用性や性能を高めていきます。その複数台の組み合わせをファームと呼びます。
その中ではSharePoint Serverを複数台用意し、1つのファームに組み込むということもあり、既存のサーバーファームへの接続はそういったときに利用します。

今回は新規インストールなので新しいサーバーファームの作成を選択します。

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データの保存先となるSQL Serverのアドレスを入力していきます。
このSQL Serverにはドメインで接続できるようにユーザーを作成しておきましょう。
DBを作成することとなるため、権限も忘れずにつけましょう。

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SharePointファームに新規サーバーを勝手にインストールされないようにするため、パスフレーズで接続チェックを行います。そのためのパスフレーズを入力します。

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次にサーバーの役割を決定します。
ここはSharePoint 2016との一番違いですかね。
新たに共有ロールという考え方が導入されています。
フロントエンドと分散キャッシュ、アプリケーションと検索の組み合わせを実現するテンプレートですね。今回は試験環境なので単一サーバーロールで導入していきます。

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最後に全体管理Webの構成です。
ここで決めたポートに接続することでSharePointの管理サイトにアクセスできるようになります。SharePoint Onlineにはない全体管理なので、なかなか見たことがない人も増えているのではないでしょうか。

(Onlineに代替アクセスマッピング、実装されないですかねぇ、、、)

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これで設定は完了です。最後にチェックして次へ進みます。

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30分ほどでインストールが完了しました。

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完了を押すと初期設定構成ウィザードが起動します。
改善データの提供に参加するかどうかを選択し、インストールが全体的に完了です。

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最近のSharePoint インストールは簡単になってよいですね。

これであれば大きく迷うこともなさそうです。
こういったUXは非常に好ましいですね。引き続き同じようなインターフェースを増やしていってもらいたいものです。

音楽:motion in a minute

SharePoint 2019 Windows Server 2016にインストールしてみました2

SharePoint Server 2019インストールの続きです。

ようやく事前インストールが完了し、再起動したためいざSharePointが入れられるかな。と思ってログインをしたら、まだ製品準備ツールが続いていました。
層でした、IISの設定は各種アプリのインストールの完了後に実行されるのでした。
SharePoint 2016と同様の動きですが、3年入れてないと忘れますね汗

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これで完了を押せば事前設定は完了です。

引き続いてsetup.exeを動作させましょう。 

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今度こそ行ける。かと思ったらまたも止まってしまいました汗。

今度は再起動が行われていないということでした。
たしかにIIS導入後の再起動は行いませんでしたが、ここで再起動が必要なら自動的に動いてくれてもいいのかと思いますね。

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気を取り直して再起動!

今度こそインストールにこぎつけることができました。 
setup.exeを起動すると、プロダクトキーの入力を促されます。
今回は Visual Studio サブスクリプションなので評価ライセンスの位置づけとなります。

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キーを取得して入力するといつものライセンス条項です。
評価版ライセンスである旨が。この辺りも今までと同じですねぇ。

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続いてファイルの場所選択です。
この辺りはSharePoint Server 2016/2013と同等ですかね。
そしてよく見ると、Office Server 16.0の文字が。
内部バージョンは据え置かれているということですね。大幅に機能を変えない代わりに継続バージョンアップを続けていくという指針の通りのバージョンですね。

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後は今まで通りですが、今すぐインストールを行うことでモジュールが展開されます。

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大体20分程度でインストールは完了です。やっぱり.NET Frameworkの導入が一番時間がかかりますね。今後は全般的なスピードアップを期待したいところです。

Windows Server 2019だと初期からいろいろ入ってはやい。というのは考えられますね。)

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続いて構成ウィザードの実行です。

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と、その前に再起動笑

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音楽:Clutch

SharePoint 2019 Windows Server 2016にインストールしてみました

Windows Server 2019が利用されるようになってからと考えていたのですが、
中々MSDNでダウンロードすることができないので、Windows Server 2016に対しSharePoint Server 2019をインストールしてみました。

まず、ディスクは先日ダウンロードしたISOファイルを読み込ませて利用します。

Office Server 2019群がリリースされました - ()のブログ

インストール直後のWindows Server 2016に展開するのですが、SharePoint Server 2016までの経験上、setup.exeを起動する前に事前インストールが必要となるかと思います。が、必要となるものを理解するためにまずはsetup.exeを起動してみました。

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案の定セットアップエラーとなりました。
.NET Framework 4.7.2が必要となっているので、インストール下限はWindows Server 2016になりますね。

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というわけでPrerequisiteInstaller.exeを起動します。

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やはり準備ツールが用意されているのは簡単でよいですね。。
順序が若干異なりますが、setup.exe起動時と同じものが記されていますね。

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テスト環境が貧弱なため、3時間くらいかかりました。
.net Frameworkのインストール、いろいろとかかりますねぇ。

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完了したら再起動がなされます。
自動再起動となるので、ボタンを押すタイミングは注意しましょう。

次は本題のSharePoint Serverのインストールとなります!

音楽:Gotta knock a little harder

 

Windows10 Insider Preview Build 18272のISOがダウンロードできるようになりました

19H1のWindows10がInsider Previewに出るようになってから数か月が経過しましたが、ようやく19H1向けにISOが提供されるようになりました。

ダウンロードは以下サイトから行うことができます。

Download Windows 10 Insider Preview Advanced

サイトにアクセスしてみると、Build 18272がダウンロードできるようになっていますね。 

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ダウンロードできる種類はHome/ProとEnterprise、あとはChina版だけなぜか別項になっていますね。

種類を選択すると言語選択画面が現れ、その選択も終えると32bit、64bitの選択画面となります。確認したいほうをダウンロードしましょう。ここ数年32bitの環境ってあまり見なくなりましたよね。そろそろ一本化されてもいいころなのかとも思います。

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ちなみにダウンロードファイルのサイズですが、64bitは4.5GBでした。

32bitは3.4GBとなっています。

Enterprise版も無記版もサイズは同様のようです。

これを利用すれば私の環境も19H1、うまく動くようになりますかねぇ。

音楽:Give and Take

Office365 エンドユーザーに新機能を伝える機能が追加されます

Office365は毎週のように新機能が増えていきますが、
増えた機能は通常管理センターから確認するしかありませんでした。
その状態では有効な利用ができないということで、2018年11月29日より一般ユーザーにOffice365の新機能情報がメールで伝えられる機能が追加されることになりました。

設定は管理センターのサービスとアドインから設定することとなります。
エンドユーザーへの情報提供という機能ですね。

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設定項目はOffice365の使用という項目のみ。
初期状態はオンとなります。

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ユーザー側でもメールの送付状態は変更することができます。
マイアカウントからセキュリティとプライバシーを選択することでOffice365の使用という項目があるので、このチェックをオフにしておけばメールが来なくなるのかと思います。

https://admin.microsoft.com/account/#security

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初期状態のままですと11月からメールが届くことになると思います。
管理側で整理してから利用してもらいたい場合は一度停止にしておくとよいでしょう。

メールの内容はわからないですが、今まで管理者にきているものと同等であれば英語メールの可能性が高いですよね。それを見極めることも必要かもしれません。

音楽:遊園地