Windows 10 では Internet Explorer のサポートが終了し、 Windows 11 にはその搭載すらされていない。というのがブラウザーにおける一般的な認知なのではないかと思います。しかし OS の内部には Internet Explorer を起動させるためのコードは残っており、これを VBS などを利用して起動すればブラウザーとして利用できるようになっています。
ただ、 24H2 で動くかどうかは試していなかったので、今回動作検証を行ってみました。
以下が VBS で起動するためのコードですね。 Navigate にはスタート時にアクセスしたい URL をセットしましょう。
Dim objIE
Set objIE = CreateObject("InternetExplorer.Application")
objIE.Visible = True
objIE.Navigate "https://"
このスクリプトを起動すると、、、
うまく IE が起動してくれました。やっぱり Windows 11 24H2 でも動作するようです。
しかし、当然のことながらサイトの方はうまく表示できるケースが限られます。
例えば MS Learn であれば、このような形になり、通常の表示とは異なる感じに表示されました。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/
バージョン情報ダイアログを見ると OS のバージョン表記がそのまま示されていますね。これ、昔の Windows でもこの形なんですが、若干変な感じがしますよねー。
ちなみにこのサイト、 Edge で見るとこんな感じになります。
上部のヘッダー、文字に被るバックグラウンド画像など、いたるところが意図した表記になっていないことが分かりますね。
ただ IE でしか表示できないような業務アプリ、特にローカル PC にアクセスしてやり取りがある組織内サイトがまだまだ多くあるのは事実なので、こういった起動法があるのは知っておくとよいと思います。
まあ通常は Edge の IE モードで事足りはするのですが。
音楽:光の中へ