Microsoft 365 のメールには、メールを暗号化して送付する機能が備わっています。
オプションリボンにある暗号化にチェックを入れることでこの状態になるのですが、 Microsoft 365 のメールボックスに送った場合と Gmail などそのためのメールボックスに送った場合とで挙動が異なるつくりになっています。

どういった動きになるのかというと、 Microsoft 365 を利用している場合、メールを読むことができるユーザーは認証済みであることが明らかであるため、暗号化されていることを意識せずにメールを読むことができたのです。
受信したメールを開くと、暗号化されている旨が表示されるだけでアクセスができる形ですね。

同じメールを Gmail で受信するとこんな感じになります。

メッセージを読むボタンをクリックすることで中を見ることができるようになるという訳ですね。
この機能、 Outlook で開く方が簡単でよい!と思っていたのですが、状況によってはそうでもなかったようで、他人から見られやすい場所でメールを開く場合は Gmail のような見え方をしたほうが、周りに気を配ってから開くことができるので重宝する場合もあるようなのです。
どうもそのケースを想定したのか、 2025 年 4 月より Outlook でも 2 つの手順を踏んでメールが読めるようになる機能がリリースされていました。
この機能を利用するには Exchange Online Managenet SDK を利用し、 Power Shell からコマンドレットを打って有効化する必要があります。
コマンドは以下のものを利用します。
Connect-ExchangeOnline -UserPrincipalName UPN名
Get-OrganizationConfig | Format-List Two*
Set-OrganizationConfig -TwoClickMailPreviewEnabled $true
Get-OrganizationConfig | Format-List Two*

TwoClickMailPreviewEnabled パラメータが true になれば有効化ということですね。
今のところ組織全体の設定のみが用意されており、設定が有効になるまで少し時間がかかるみたいです。
ともあれこの機能を利用すれば、重要なメールを誤って開くことが少なくなるため、多少面倒な手順が入るとしても、この機能を有効化しておくのが良いのかと思います。
音楽:天魔鬼神