Microsoft 365 OneDrive アプリの違いを見ていきましょう

Microsoft 365 を利用している組織向けの端末を使っていると、タスクトレイに 青い OneDrive アイコンと白いと OneDrive アイコンの 2 つが表示されてどういうことだ?

と思った方は多いのではないかと思います。

実はこれ、ビジネス向け(青)と個人向け(白)の違いなのですが、今回はその動作の差を見ていきましょう。

というのも、この前新しい PC を購入したのですが、その違いに踊らされたのでこれは知っておくべき内容だなということでぜひ覚えておいて下さい。

【青と白の OneDrive アプリアイコン】

一番わかりやすいのは設定画面ですが、左に青、右に白となっています。

まずは同期とバックアップからです。写真やビデオを OneDrive に同期する設定が白のほうに追加されています。また、スクリーンショットの設定もありますね。

写真やビデオは青側では設定できなかったのですが、あまり利用するケースがないという判断なのかと思います。個人的にはぜひ同期対象にしてほしいのですが笑

スクリーンショットは Snipping Tools で設定できる内容ですが、こちらから簡単にやれるようになっているということですね。

青側は自動起動の設定もあります。これは青側を使いたくない層を配慮してのことだと思うのですが、バックアップになるのでこれは絶対的にオンにして使うべきなので、もっと積極的に売りこんでほしいとも思います。

詳細設定はほぼ同じと思いきや、拡張子除外の設定が白側に用意されています。

個人のほうがこの辺の意味が分かる人が少なそうですが、いろいろあってこの形に帰結したのでしょう。

「バックアップを管理」ボタンを押すと、こんな形にミュージックとビデオの設定に違いを見ることができます。

また、片方で同期を行っているともう片方は動作しないという制約もあるようです。

私は MSA と組織アドレスの両方を活用しているので、このような形でどちらかを選ぶ感じになっています。

続いてアカウント。こちらにも差がありますね。

白側では個人用の Vault 設定が追加されています。

これは特定のフォルダに置いたファイルを閲覧するときに、都度認証確認が入る機能なのですが、その都度感を調節するための機能ですね。

通知にも差があります。

白側のほうが多くの設定を行えるようになっており、共有通知、クラウド削除通知、思いで表示というところに差があります。

基本的に自分で使うのが主となる白側ならではの設定といったところでしょうか。

最後にバージョン情報です。

こちらは関連リンクに差があるのですが後はほぼ同じです。

バイス ID が異なっているのは多分管理の方法からこうなっているのかと思います。

驚いたのは OneDrive のバージョンですね。これはこのアプリのバージョンを指すのですが、どちらも同じバージョンに。もしかするとインスタンスの差でしかないのかもしれません。

タスクマネージャーを見てみたのですが、同じところからのアクセスなんですよね。

いろいろ考えられたつくりなんだろうなと思いました。

というわけで、組織向けと個人向けのアカウントを使い分けられている場合はこの辺りを気にしておく必要がありそうなので、利用時には注意してかかりましょう!

音楽:ヘミソフィア