今週は先週と打って変わってかなり多くの変更が行われた Windows Insider Program です。
今回は以下のようにバージョンが変わりました。
Canary Channel : Build 26052.1000
Dev Channel : Build 26052.1100
Beta Channel : Build 22635.3140
見ての通りなのですが、 Dev Channel が大きく変わり、 Canary と合流。これが 24H2 になるということが決まったようです。
ge_release ということで、リリース愛称にも変更が入りました。
今は Canary と Dev が交換が可能となっており、そのうち Canary が別のバージョンに変わっていくということですね。
Dev Channel のバージョンが変わったのは漸くですが、一気に 2 年分増えています。
まずは Beta Channel ですが、過去 Dev Channel で出てきた変更が一気に取り込まれています。
Copilot in Windows の位置が右下に変わったり、スタートメニューにグループ化が用意されたり、 Entra ID でサインインしている場合に Teams の会議がスタートメニューにレコメンドされるようになるといった変更です。
Beta Channel とは違い、 Canary と Dev はかなり多くの変更が入っています。
まず Snipping Tool です。
Win + Shift + S でキャプチャした後に Snipping Tool に移動すると、図を簡単に付けられるようになりました。
こんなイメージですね。オブジェクトではないので、書き込んだら Ctrl + Z で戻るくらいしかできなくなるので注意しましょう。
次はメモ帳。
なんと Copilot が右クリックもしくは Ctrl + E で呼び出せるようになりました。
Copilot に入れたい言葉を選択して右クリック、 Explain with Copilot をクリックすれば使えるのですが、気を付けるべきは 2,000 文字までしか使えない機能ということです。
Copilot in Windows で動作するため、バランスの最大文字数に合わせられているということでしょう。
Copilot を使用すると選択した文字がダイアログに表示されます。
ここで送信を押せば Copilot in Windows が起動します。
そしてそのまま Copilot が応答をしてくれます。
例えばこんな感じに応答してくれます。
入力した内容をそのままプロンプトにするわけではないので、こんな感じに回答が来るというわけですね。
ちなみに Copilot に直接入力したらこんな感じに。
さらに次は Wi-Fi のパスワードの表示が変更された件です。
あれ、先週載せたのにもう変わってしまうのか、、
というわけで、設定アプリのネットワークとインターネットを開き、一番上のプロパティをクリックします。
そのページの一番上に Wi-Fi ネットワーク パスワードが表示されます。
今まで下のほうだったんですけどね。位置も変わっています。
表示をクリックすると QR コードが表示されるようになりました。
この QR コード内に SID とパスワードが含まれるので、 Edge などで開こうとすると Bing 検索に回されるので注意しましょう。
さらに世の中ではここに焦点が当たっていた感がありますが、 sudo が使えるようになりました。
設定 - システム - 開発者向け 内に「 sudo の有効化」が追加されています。これをオンにすると sudo が利用できるようになります。 runas は使いづらかったのでこれはよいですね。
しかしますます Linux に近づいていくのが良いですねー。
続いてボリュームチェックです。設定 - システム - サウンド - プロパティ にマイク テストが追加されました。
プロパティは 入力 の項にあるマイクから入っていく必要があります。
テストの開始を押すとそこから音声が録音され、その時の最大ボリュームがどこにあるか表示されます。再生を押すとどのように聞こえるのかわかるので、新しいマイクを付けたら一度は使っておきたい機能です。
まだまだ変化した機能が続きまして、次は省エネ機能のマークです。
よく見ると葉っぱのマークがバッテリーについていますね。
有効化するとタスクトレイのものも葉っぱ付きになります。
Alt + Tab で表示されるアプリ一覧では、エクスプローラーがタブ表示状態のときはタブの開いている数が表示されます。
レジストリ エディターでは検索機能にサブツリー検索ができるようになっています。
これはキー最上位などで使うことがありそうですね。
設定 - システム - ディスプレイ にカラーマネジメントが追加されています。
これ、今まで Windows 7 のダイアログタイプだったので、ようやく移動されたカーという感じです。まあ良いディスプレイを使っていない限りあまり利用するケースはないかもしれません。
最後に設定 - Bluetooth とデバイス - プリンターとスキャナーに Windows protected print mode のセットアップボタンが追加されています。
この印刷モードを使うとデバイスドライバーのインストールが不要で印刷ができるようになるので安全性が増す機能です。
対応プリンターの拡充が今後必要となるところですが、この辺りは流行ってくれるのを期待したい機能ですね。
という感じにいろいろありすぎる更新でした。今後もこのくらいのバージョンアップは定期的に行われてほしいところです!
音楽:名前のない部屋