Microsoft Azure Open AI が日本リージョンで利用できるようになりました

Azure Open AI で GTP を利用するには利用申請を行ったうえでリソースグループにインスタンスを作成していく形になります。

そのような中で新たなインスタンスを作ろうと Azure ポータルを開いたところ、なんと Japan East が選択できるようになっていたのです。

https://portal.azure.com/#create/Microsoft.CognitiveServicesOpenAI

2023 年 6 月までは East US と South Central US 、 West Europe だけだったんですよね。そのほかに France Central と North Central US 、 UK Shouth が増え、 South Central US がなくなっています。

この辺り、どこかで説明されているかなーとおもい Learn を確認してみました。

すると、 GPT モデルとリージョンのところで述べられていました。

このモデル一覧、新しくなっていますね。 2023 年 7 月前半に発表された GPT シリーズの再編を反映しているんですね。

https://learn.microsoft.com/en-us/azure/cognitive-services/openai/concepts/models?WT.mc_id=M365-MVP-5002496#model-summary-table-and-region-availability

GPT-4 は大きな変化はありません。が、リージョンが増えていますね。 GPT-4 はウェイティングリスト式なので通っていれば日本でも使えるという状態になりそうです。

GPT-3.5 は日本リージョンは含まれていません。この辺りは残念なところです。

エンベデッドも同様に日本リージョンでは利用できません。この辺りはエンベデッドシリーズの再編が織り込まれていますね。

日本語側の Learn を見てみます。

こちらをみると更新が追い付いていないようで、残念ながらまだ利用できない内容なのですよね。そして GPT モデルも古いもののままとなっています。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cognitive-services/openai/concepts/models?WT.mc_id=M365-MVP-5002496#model-summary-table-and-region-availability

エンベデッドはかなりモデル数が多かったのですよね。ここを一元化したことが効率性を高められたのかもしれません。

というわけで、 Azure 上で作成を進めていこうとしているのですが、価格レベルは Standard S0 のみが選択できるようになっています。

これどんな価格帯なのか。というところでプライスリストも見てみました。

しかしこちらは英語も日本語も、まだ日本リージョンでの費用は確認することができなかったです。

https://azure.microsoft.com/en-us/pricing/details/cognitive-services/openai-service/

先に伝えたように、日本リージョンは GPT-4 のみが利用できるため、ウェイティングリストを通っていない状態では利用はできません。

こんな感じに表示されちゃうんですね。

ただ、クォータ設定は GPT-3.5 Turbo が組まれていたので、間もなく利用できるようになるのではないかと思われます。

この辺りは待ち遠しいので早く来てほしいですね!

音楽:KAREN