ここ数年、この時期になるとびくびくとする感じなのですが、今年も Microsoft 製品に関する価格改定が発表されました。
今回は日本のみ大きくはねるかたちとなっており、なんと 20% もの改定が入っています。
これは製品自体の価格が上がったというわけではなくドルに合わせた為替差額の吸収という側面となっています。これは 2023 年 4 月の改定でも言われていて、今回も年 2 回の改定の一回目という位置づけです。
如何に日本円が弱くなったかということなのですが、こうしてみるとかなり寂しい限りですね。
ただ、為替は政治的な施策の側面も強いのでこの局面を早く脱却し、正常な状況になるよう利益化効率を高めていくしかないですね。
Microsoft 365 の価格変動が始まった 2022 年ころの価格帯を見比べてみると、高いものでは 70% を超えるアップ率です。製品の魅力が高いという側面はありますが、なかなか手厳しい感じですね。特にエンタープライズ領域は 3 年間の価格固定契約となる EA や ESA を適用しているケースも多いので、契約更新のタイミングによってはこのアップを直撃するケースもあります。
上記の表は Microsoft 365 の本体系の価格の予想です。あくまで予想なので、あっていないかもしれませんのでご注意ください。
しかし Microsoft Copilot for Microsoft 365 あたりはどうなるのでしょうね。 11 月に出たばかりですが、 4 月に 20% 改定されるのか気になるところです。
2023 年 12 月時点では $30 なので、レート 147 円とすると 5,300 円程度になりますね。そう考えると今のうちに EA 契約で価格固定していくケースが増える感じもしますよね。まだ正式な発表はありませんが、続報を待ちたいと思います!
音楽:THE CHASE ~チェイス~