今週も Windows Insider Program はいつものように新しいバージョンをリリースしています。最近の傾向としては残念ながら新機能よりもバグフィックスに焦点が当たっている感があり寂しい限りですが、 OS の本分は問題なく動くことだと思うのでこれも一つなのかもしれません。
というわけで、今週は以下のバージョンが更新されています。
Canary Channel : Build 25982
Dev Channel : Build 23575
Beta Channel : Build 22635.2552
Release Preview Channel : Build 22631.2506 ( 23H2 )
今週の Dev Channel はまだバージョンが 22H2 の表記のままとなっています。
この辺りはどこかで表記を変更してほしいところですよね。
昔は一時的に Dev という表記にいなっていたこともあるので、そういうのが好ましいのかなと思います。
この Dev Channel はバグフィックスが中心で、 Windows ボタンを押したメニューのおすすめにグループ化された表示状態が追加されたようなのですが、これは環境的に見ることができませんでした。
新しいアプリを複数入れるとそれらがまとまって表示されるという形になるようです。
それ以外ではアナウンスがあったわけではないのですが、 Copilot in Windows でも画像を利用したプロンプトが利用できるようになっていたので、 Edge の Copilot と Windows の Copilot の使い分けを行わなくてもよくなったように感じています。
そのほか、 Windows スポットライトのボタンを右クリックすると、デスクトップのアイコンが非表示になり壁紙が見やすくなるといった要素が加わっていました。
このボタンは厄介で、スクリーンショットが取れないようになっているようで、 Win + Shift + S や prt scr ボタンでは画面が取得できませんでした。
Snipping Tools の録画機能を用いて取ったショットが以下となっています。
デスクトップアイコンが非表示になったうえでこのようなメニューが表示され、よりスポットライトの詳細に迫れるようになっているので使っていてちょっと面白いつくりになったなと思いました。特にクリック一つで壁紙を変更できるのはよい動きですね。
Beta Channel では、 Dev Channel にまだ来ていない設定アプリ内のシステムカテゴリにシステムコンポーネントという Windows のアプリインストール状況が表示されるようになっているようです。
また、こちらは Dev Channel でも同じ動作になっているのですが、ゲームカテゴリに Xbox Game Bar の項目が移動しています。
設定アプリも結構な頻度でページの再編が行われるので、定期的に場所を追っておくと面白いかも知れませんね。
Canary Channel はようやく Copilot in Windows が実装されました。これで Dev Channel との大きな差はなくなったのかなと思います。( RUST で書き直されているコンポーネントは Canary 独自のものというところは変わっていません)
ほか、 SMB 3.0 を強制するオプションが追加されたようです。これで SMB でのファイル送信も比較的安全にやり取りできるようになりますね。
この機能は早いところリリースにも含めてもらいたいところです。
というわけで今回はそれぞれの Build で少しずつ変化を持たせた更新となっています。
今後もこういった形でそれぞれ意味のある Channel になっていってくれるとありがたいですね!
音楽:The Ascension Rain -昇天雨-