Microsoft 365 の機能移管はそれなりの頻度で実行されるのですが、今回もその手の話です。
Exchange 管理センター内の DLP が 2023 年 6 月 30 日から 7 月 31 日にかけて順次利用できなくなっていきます。
DLP はメールフローのルールで設定するものなのですが、一見利用が分かりにくいものとなっています。
https://admin.exchange.microsoft.com/#/transportrules
それぞれのルールを開くと右下に DLP ポリシーが表示されます。これがある場合に動かなくなるよ。というのが今回の事項となっています。
ではどうすればよいのか。という点ですが、現在 DLP は Microsoft Purview に移管されているため、こちらを有効にしていくということが必要になります。
https://compliance.microsoft.com/datalossprevention?viewid=policies&redirectedFromEAC=true
Purview は Microsoft 365 E5 系の機能なので、場合によってはライセンスの追加が必要になる可能性がありますが、活用する方法はデータの保全には費用が掛かるということを割り切っておく必要もありますね。
6 月末まではあまり時間がないため、 DLP を利用されている場合は Purview の検討を加速させていきましょう。
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